「ふつうの家族」にさようなら(山口真由著)

大阪ローカル番組「そこまで言って委員会」をたまたま視たら、山口さんが「独自の成長戦略」を提案されてました。もう終わりかけでしたが、どんな内容かいな?と思っていたら、ラストにMCの局アナの方が著書を紹介。キンドルで購入。ちょい読み。そして投稿・・・という流れです。

まだ読み始めたばかりですが興味深く読み進めそうです。

「家族」は時に厄介でもあります。いや、概ね厄介か^^;

「選択制夫婦別姓」が「家族を破壊する」との批判もありますし、私は「家族は同姓の方がいい」と思っていますが、ここは一度「家族」について熟考すべきではないかと思いました。対立軸を明らかにしていくことが政治手法のひとつではありましょうが、対立煽りには辟易。全員が満足することなんて世の中にあるはずもなく。

著者は「これからの時代、私たちがすべきことは"違い"をあぶりだすことじゃなくて、”同じ”を探しにいくことなんじゃないか」と「おわりに」で記しています。

「同じを探す」ことは「妥協点を見つけていく」ことでもありましょう。「妥協」というとどうもネガティブなイメージですが、人生とは妥協の連続、家族とは妥協と葛藤と協調があってこそでもありましょう。

「ふつうの家族」というモデルはあっていいと思います。ある方がいいとも言えるかも。しかしそのモデルに縛られたりプレッシャーを感じるのは辛くもあります。

窮屈さが増している世の中。ゆるさ、あそび、曖昧さも含めて、「肩の力を抜く」ということを「わざわざ意識してやらんとあかん」ようでもあります。「わざわざ」しなくてはならないとするなら、それこそが窮屈なんですが。やれやれ・・・

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