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スノーピーク人気~アウトドアブームと未来

第3次アウトドアブームで、第2次キャンプブームでもあるそうです。

私が高校生の頃(1970年代半ば)にバックパッカーというのが流行。そのはず・・・。アウトドア系の服が近所のイズミヤの衣料品フロアに売っていたし、友達と一緒に行く初詣用にとアウターとニット帽を買ったし。イズミヤで売っているくらいだから「流行」していたのは間違いない。

だから、そう、「だから」なのですが、私は若い頃からアウトドア系のファッションは好きで、フランネルのシャツも結構買ってきた。LLビーンのガムシューも持っています。右足くるぶし辺りが必ず擦れてしまいほとんど履かないけれど^^;

90年代のブーム。キャンプ人口が最も多かったのは1996年とのこと。
その数1580万人。今のブームは2010年代前半から始まったそうで、
キャンプ人口も7年連続で増加。2019年には推定860万人に!
ではあるけれど、90年代に比べてまだ半分程度。

こちらの記事で「『日本的アウトドア』が盛り上がる可能性」を言われているのが國學院大学の青木康太朗准教授です。曰く、

「西洋の自然観は、人間が自然の上に立ち、コントロールする考え方。『環境保護』という言葉を見ても、人間が自然をコントロールする意識だからこそ“保護”という表現になるのだと思います。一方、日本は昔から自然と調和・共生する意識が強く、『自然の一部に人間がある』という思考が見られます。その象徴が、里山・里海の文化です。自然の上に立つのではなく、畏敬の念を持って共生する。そこに日本的な自然観を感じます。」

「こういった日本的な自然観が今後のキャンプ・アウトドアのあり方を新しくするかもしれません。」

共感。さすが國學院大學!^0^私は仏教系の龍谷大学卒ですけど。
SDGsにしても脱炭素にしても、そして日々の暮らしにおいても、
「日本的な自然観」を改めて問い直すべきではないか。
私がそんな暮らしをしているのでもなく、偉そうなことは言えないのですが、「問い直し」は始めておりますです、はい^^;

キャンプ場は地方創生・地域活性化の観点からも、重要な存在という。三重県いなべ市はオリジナリティあふれるキャンプ施設を続々とオープンしているそうです。

スノーピークも様々な施設を展開しています。ここまでとは知らなんだ! 山井社長は「自然の中に身を置くことが大切」「スノーピークのミッションは『幸せになってもらいたい(笑)』」「製品や我々がスタッフやユーザーに提供できるサービスを通して体験価値・創造価値を提供していくこと」とNEWSPICKSインタビューで答えておられ、かなり共感、「おもしろそうな会社」だと思いました。

「日本的自然観」とアウトドア・キャンピング。森を守ることが海を守ることとおっしゃってたのは岩手県で牡蠣養殖をされている方だったかな。人間は自然の上に成り立っていて、日本文化や精神性は、四季の豊かさや自然への畏れがあって育まれ、発展してきたと思います。

「アウトドアブームの裏でモラル崩壊」なんて記事もあり、まだまだ「消費物」としてのアウトドアブームでもあるのでしょうが、「自然と関わる機会が増える」ことがベターな未来を創っていくように期待したいです。


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