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「煽り」ナレーション~テレビの性とは思いますけれど

ナレーターの畑中ふうです。
M1グランプリの「自分の過去ナレーション振り返り」はちょいと休憩しておりますが、今回は「煽りナレーション」について考察しました。自分の「今のナレーション」振り返りですね。

担当番組「正義のミカタ」(4月よりTVer配信中)のナレーションも「煽り」は使います。それでも時事問題を扱う番組ですので、抑制しながらやるようにしています。

今回のYouTubeはこちら 「ここは煽らず、でしてん」

発見!?ありました。
結論は「煽りはテレビの性か」ですね。
いや、テレビ番組のナレーションを長らくやってまして、もうね、私に染みついてますわ^^;;

動画でも言うてますが「煽り」という文言が印象悪い?ので、これを変えていけんかなと思いました。
現状の「煽りナレ」でも、場面によって使い分けがあります。
①盛り上げ
 ※バラエティ番組においてはこれがほとんどかな。
 ※視聴者の皆さんも一緒に楽しんでくださいね、という気持ち。
②応援・後押し
 ※M1もそうですが、バトル系には「煽りナレ」は必須でしょう。
 ※闘いを前にした出場者を応援する気持ち。
 ※ここでも視聴者と緊張感を共有すべく。
③問題提起
 ※ニュース系番組、「政治にもの申す」場合は煽り系に。

こういったところでしょうか。他にもあるかな?
ナレーターとしては「煽って」とディレクターに言われたらやりますが、「ここは煽るよね」と、もう反射神経のようにはやってますね。
「それがテレビよね」ですね。
ここを変えていきたいなとこの10年ほど考えてきました。

動画で結論づけていますが、「逆煽り」は手法としてのひとつです。単に「煽る」のではなく「意味」も考えての、視聴者にどう伝えるのか、どう伝わるのか、大きな声をだして煽ればええてなもんでもないだろうということですね。

テレビナレーションで身に付けてきたスキル。そのスキルの意味や理由をこれからも考察していきたいですわ~。

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