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都市農業への期待・食エネ自給をと思う

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カロリーベース食料自給率38%。東京は0%、大阪は1%です。大都市の「食」は各道府県に、世界に依存しています。エネルギーについても。地域からできることはあるはず。自給自立していけ… もっと読む
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「水田稲作は温室効果ガス・メタンの発生源」という見出しに「え!?」と思ったのでまとめてみました

「水田稲作は温室効果ガス・メタンの発生源」という見出しに「え!?」と思ったのでまとめてみました

元のポストはこちらです。

ダボス会議2024「気候と健康」のセッションでの発言とのこと。
「上の発言主は、モンサント社を傘下に持つバイエル社の最高経営責任者CEOのビル・アンダーソン氏」
 ※モンサント・・・かつて存在した、アメリカの多国籍のバイオ化学メー
  カー。 2018年6月、バイエルによる買収・吸収が完了し、モンサントの
  企業名は消滅した。

こんな記事も。
◉今も自然界と人体に「

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ウォーター・ニュートラル

ウォーター・ニュートラル

ウォーター・ニュートラルとは「水資源の使用量削減と水資源の保護による補填などを組み合わせることで、使用する量と同等量の水を自然に還元する取り組み」とのこと。

まだ言われ始めた言葉のようでもありますが、カーボン・ニュートラルと併せて「水も」です。

「世界各地で水不足など深刻な問題が起きている」とNHKが2021年に伝えています。
※「ひと事ではない!水資源問題」

カーボン・ニュートラルは「温室

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猛暑、ゲリラ豪雨多発、台風の巨大化、露のウ穀物倉庫爆撃等々に「食料危機」への危機感

猛暑、ゲリラ豪雨多発、台風の巨大化、露のウ穀物倉庫爆撃等々に「食料危機」への危機感

猛暑による野菜への被害。お米はまだ大丈夫なのか。
東北や北海道、九州もか、穀倉地帯への豪雨被害、多雨。
そしてこのニュース。
「ロシア、ドナウ川の穀物倉庫を攻撃 ルーマニアの対岸」

日本の食糧問題に真正面から向き合い鋭い提言を続ける鈴木宣弘教授
は、Twitter改め「X」でも積極的な発信をされています。
◉鈴木宣弘氏X(「X」と表記すると何やら意味ありげな^^;)

「人でも多くの消費者が国産

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フィボナッチ数列~誰が興味あんねん!

フィボナッチ数列~誰が興味あんねん!

花びらの枚数は「1・3・5・8・13・21・34・・・・枚なんです」
え?どういうこと?
イタリアの数学者・フィボナッチが見つけた「自然界の仕組み」。
自然のこと、植物のこと、知らん事、ばっかりよなぁ・・・と痛感、かつ「むっちゃ興味深いですがな」と私のYouTubeで取り上げました。

「Radio Fuu 知らなんだ!シリーズ・フィボナッチ数列」
※サムネイルの「知らんなだ」は今日になって「うわ

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日本の食料は砂上の楼閣~何ができるのか、何をしていけばいいのか

日本の食料は砂上の楼閣~何ができるのか、何をしていけばいいのか

「鶏卵の国内生産比率は96%であるが、飼料の輸入を考慮すると自給率は12%に一気に降下する。鶏卵を生産するために、牧草や麦わらなどの粗飼料の27%、穀物やエコフィード(パンくずや豆腐粕)などの濃厚飼料86%を海外からの輸入に頼っているためである」

※ 「日本の食糧自給率の落し穴」より

野菜は「種」が問題です。国内企業が外国で生産しているものも含め、ほぼ「輸入」となっています。有事になれば・・・

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東京ゼロ、大阪1%の地域別食料自給率と日本の食料「自給力」

東京ゼロ、大阪1%の地域別食料自給率と日本の食料「自給力」

このマガジンの紹介文で記していますが、
ちゃんと記事にしてなかったのであらためて。

農水省が解りやすい記事を書いてくれています。
「都道府県別食料自給率と食料自給力指標」(令和2年度・2020)

令和2年度の食料自給率について、
カロリーベースで37%、生産額ベースで67%。

上記リンク先内の表は令和元年度のもの。そこでは38%・66%と
 なっていて、この辺が役所の資料のややこしいところ^

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キノコ革命~コーヒーカス菌床でヒラタケ栽培

キノコ革命~コーヒーカス菌床でヒラタケ栽培

環境、ゴミ、食料、地域、雇用もか。
山積する社会課題にキノコ栽培でアプローチ!

たまたま視ていたテレビ番組(関西ローカル「よーい!どん」)で知ったばかりのことをご紹介します。(飛びつきやすい性格^^;)

「コーヒーを淹れたあとの残渣(ざんさ・濾過した後に残ったかすのこと)
を菌床に使ってキノコを栽培することに挑戦している会社」があります。

RE:AIRTHという会社です。
「RE:ARTHは

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電力不足に水不足の夏~愛知県の漏水はどうなったのだろうか

電力不足に水不足の夏~愛知県の漏水はどうなったのだろうか

都市農業に参加して「水の大切さ」を感じている。齢62になって初めての田植え体験も、ほんと「遅まき過ぎるやろ!」だったがとても良かった。

発電不足による節電に追い打ちの水不足。発電は「とにかく今は動かせられる発電所、全部動かせよ!」と強く思うが、「決断と実行」にはほど遠い岸田総理だ。

愛知県豊田市で「田んぼに水が引けない」とニュースになったのは5月19日。かなり驚いた。
「愛知の用水での大規模漏

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「流域思考」~山があり川が流れ、その先に海がある

「流域思考」~山があり川が流れ、その先に海がある

Amazonでポチりました^0^;
岸由二(きし ゆうじ) (著)「生きのびるための流域思考」

「流域思考」については糸井重里さんの「ほぼ日」イベントでの
岸慶大名誉教授の講演がとても面白く解りやすいです。
講演タイトルは、
「小網代は、流域思考で自然をまもり、地球の危機も考える」。

「小網代」を検索しました。「小網代の森」というのがありまして、初めて知りましたが、ええとこやんかいさ!です。

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職住近接ならぬ「植住近接」がやってくる!?

職住近接ならぬ「植住近接」がやってくる!?

タワマンの屋上に植物工場!?BRUTUS21.9.15号でこの記事を読んで「ほぉ~」と思いました。都市農業の近未来形か。

「スーパーで売っていない珍しい野菜を栽培したり」「スーパーよりもいい野菜を提供したり」「いずれにせよマンションの付加価値になるのは間違いありません」とのこと。

植物工場といえば「葉物」というイメージですが、技術的には果物や米なども作れるそうです。

ニューヨークには、「都市

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ロシアによるウクライナ戦争で食糧危機がシリアスに

ロシアによるウクライナ戦争で食糧危機がシリアスに

食料危機は以前から言われてきました。2021年2月の記事「食料危機は本当に起きるのか」では「日本は何をなすべきか」を提示されています。

結論は「米の輸出」。詳しくは記事の後半に記してありますので参照ください。

この記事で「そうなのか」と思ったのは「食料自給率」についてです。曰く

「食料自給率というのは、国内生産を消費で割ったものである。終戦直後輸入がなく皆が飢えていた時代の食料自給率は、国内

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「ふつうの家族」にさようなら(山口真由著)

大阪ローカル番組「そこまで言って委員会」をたまたま視たら、山口さんが「独自の成長戦略」を提案されてました。もう終わりかけでしたが、どんな内容かいな?と思っていたら、ラストにMCの局アナの方が著書を紹介。キンドルで購入。ちょい読み。そして投稿・・・という流れです。

まだ読み始めたばかりですが興味深く読み進めそうです。

「家族」は時に厄介でもあります。いや、概ね厄介か^^;

「選択制夫婦別姓」が

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生涯スポーツとしてのパラスポーツ

生涯スポーツとしてのパラスポーツ

走るのは嫌いだ。ボールゲームは好きだ。若い頃はテニスにスキーに結構スポーツはやってた。この15年かな、スポーツらしいスポーツはやっていない。

歩くようにはしている。8千歩を目処に。犬の散歩で歩くことも含んでるが。時折、近くの公園でダッシュを少々。いやほんま少々。身体を動かさなくては・・・との思いはある。健康寿命は気になるし。

近所の公園では朝、高齢者がゲートボールにいそしんでいる。私はやりたく

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スノーピーク人気~アウトドアブームと未来

スノーピーク人気~アウトドアブームと未来

第3次アウトドアブームで、第2次キャンプブームでもあるそうです。

私が高校生の頃(1970年代半ば)にバックパッカーというのが流行。そのはず・・・。アウトドア系の服が近所のイズミヤの衣料品フロアに売っていたし、友達と一緒に行く初詣用にとアウターとニット帽を買ったし。イズミヤで売っているくらいだから「流行」していたのは間違いない。

だから、そう、「だから」なのですが、私は若い頃からアウトドア系の

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