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ウキウキ気分でいたのに

3年ぶりにどんと焼きをやるのというので、
会場に指定されている甲子川の川原にいってみた。

わりとウキウキとした気持ちだっただけに、
その様子を見てちょっとショックだった。

消防署員が2人、消えかかったどんと焼きの世話をしていた。
消火ホースが無造作に横たわり、消防車につながっている。

あらかじめ、式典もお振る舞いもなし、
とアナウンスしてあったから当然なのか。
それとも13:30に点火され、
わたしがいったのが14:10過ぎだったので、
もう参加者というか見物客は帰ったあとだったのか。

その様子があんまり寂しくて、
写真を撮るといけないような気がして、撮れなかった。

むかしの思い出に寄せすぎた

わたしが美化しすぎていただけなのかもしれない。
どんと焼きといえば子どものころ、
相浦川の川っぺりでやっていたどんと焼きで、
あんなにでっかい火柱が立ち、
火の中ではときどき竹が弾けて大きな炸裂音が響き、
おモチとかぜんざいとかが振る舞われて、
楽しかったあのどんと焼きが、わたしにとってのどんと焼き。
昭和50年初期。

考えてみればそれ以来、そうしたお正月行事にはいってないし、
どんと焼きに参加したといっても消防団員としてであって、
池尻大橋の氷川神社の境内で燃やしていて、
その場にいるのは消防団員と氏子のじいさんたちと自民党の区議会議員。
もちろん近所の住民もいないことはなかったが、
なんかやっぱり、「あのどんと焼き」とは程遠い寂しさがあった。

自分勝手な

なんでそのときに感じなくて、
昨日はものすごい塩っぱさを感じたんだろう。

初めてしめ縄飾りを飾ったから?
それを7日の午前中に所定の集積場にちゃんと持っていったから?
それまでは伝統行事やってこなかったのに、
いきなりしたり顔してウキウキしたから、
塩っぱかっただけのくせに。