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むにみずべ 東京編

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唯一無二の水辺体験、東京編をまとめました
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むにみずべ 唯一無二の水辺体験

むにみずべ 唯一無二の水辺体験

ども水辺が大好きな、ムニと申します。
川があったら入りたい、そんなどこにでもいる会社員です。

1人でも、誰かとでも、どれだけ水辺に行くでしょうか。
誰しも思いつくのは、東京ならお台場、京都なら鴨川くらいですかね。

いやはや、
水辺の魅力は、全くもってそんなもんじゃないんですよ。

東京、大阪、京都、、どの街にも必ず水辺がありますが、そんな中でもその街その場所ならではの、唯一無二の体験ができる場

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むにみずべ 東京編01 運河カヤック

むにみずべ 東京編01 運河カヤック

記念すべき最初のむにみずべは、運河カヤック。これ、知ってますか?

隅田川・神田川・日本橋川をめぐる脅威の15㎞カヤック。それとなく行くか聞いてみた彼女は即答で、15㎞手漕ぎなんて行かないとのことで、急遽ほぼ初めてカヤックを漕ぐムニフレンドを誘って行ってきました。3つの川それぞれ違う面白さがあり、歴史があり、最高のむにみずべです。

むにみずべのポイントこのむにみずべの最大のポイントはやはり歴史で

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むにみずべ 東京編02 外濠水上コンサート 奏

むにみずべ 東京編02 外濠水上コンサート 奏

趣向を変えて、音楽系のむにみずべ、これ知ってますか?

全国で幾つか水上ステージなるものがあります。船の上での演奏を陸側の観覧席から観る感じです。だいぶテンションは上がるのですが、観る側の体験としては水上かどうか関係ない気がするなぁと、ちょびっと思う訳です。
そんな中遥かに水辺体験として唯一無二なのが、「観客側だけ船の上にいる」こちらのむにみずべ、水上コンサート奏なのです。手漕ぎボートに観客が乗り

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むにみずべ 東京編03 千鳥ヶ淵灯ろう流し

むにみずべ 東京編03 千鳥ヶ淵灯ろう流し

江戸城のお濠でやる灯籠流し、これ知ってますか?

ここの何が凄いって船に乗って船から流せるんです!!東京だけでも隅田川や上野の不忍池などいくつか灯籠流しができる場所がありますが、自分の漕ぐ船から流すなんてなんって素敵な…。こんなの、もはやラプンツェル。空には飛ばせないけど。

むにみずべのポイント飲み水確保のための、内濠 千鳥ヶ淵

千鳥ヶ淵は、家康が江戸に入ってまず行った工事の一つです。
神田川

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むにみずべ 東京編04 浜離宮の月見

むにみずべ 東京編04 浜離宮の月見

有名な庭園の特別な夜、これ知っていますか?

浜離宮は濠に囲まれ往時の姿を留める、都内でも有数の規模の大名庭園。
ここは直接船でアクセスし、汐入の池の上でお茶を嗜み、そして雅楽の調べに耳を傾けながら月を見る。

そういった、一般庶民とはかけ離れた
“将軍家の”水辺体験ができるむにみずべなのです。

むにみずべのポイント鷹狩場から将軍家浜御殿、浜離宮へ

家康の江戸入府当初、この辺りはまだ葦の繁った

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むにみずべ 東京編05 清澄庭園の涼亭

むにみずべ 東京編05 清澄庭園の涼亭

日本庭園に浮かぶこちら、知っていますか?

先日ついに同僚を20名以上引き連れ、懇親会と称して、むにみずべツアーを敢行してしまいました。幸せです。

懇親のむにみずべ

ツアーは午前中、清澄庭園の涼亭にて投扇興
(扇子投げて的に当て、その当たり方で異なる得点を競う御座敷遊び)
午後には、半分が勝ちどきの朝潮運河船着場へ、半分はスカイツリーの麓 おしなり公園船着場へ。
それぞれ10名程度の小型船にの

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むにみずべ 東京編06 水上タクシーで行く水上商店街

むにみずべ 東京編06 水上タクシーで行く水上商店街

近年どんどん面白くなってきた、水上タクシーで行く東京の「水上商店街」
(造語なのでもちろん知らないと思いますが)
これ知っていますか?

同僚をかき集めたむにみずべツアー。清澄庭園で投扇興をした後、ツアーの後半は、船着場より複数の水上タクシーに乗り込み、様々なルートで日本橋を目指すクルーズ。

交通手段としての水上タクシー

「水都」を掲げる都市には、様々な船が活躍していますが、そのほとんどは発

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むにみずべ 東京編07 深大寺の水車

むにみずべ 東京編07 深大寺の水車

東京の山側に潜む、むにみずべ。自分で水車製粉が無料でできるこちら、知っていますか?

VIVANTとアフロが歩く参道

VIVANTの乃木憂助(堺雅人)、天パアフロの久能整(菅田将暉)、彼らが共に歩いていた場所はどこか…
(日曜劇場VIVANT、月9ミステリという勿れをご覧になっていない方、すみません。面白いので即観てくださいね。)

それはもちろんモンゴルでもなく、大隣署でもありません。深大寺で

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むにみずべ 東京編08 千鳥ヶ淵の夜桜ボート

むにみずべ 東京編08 千鳥ヶ淵の夜桜ボート

ついに春本番。東京を代表する桜色のむにみずべ、これ知っていますか?

かつてご紹介した、船上灯ろう流しという、珠玉のむにみずべとなる夏の千鳥ヶ淵。

しかしその名を世に轟かしているのは、なんと言っても桜色に染まる春です。

桜の波に飲まれる千鳥ヶ淵

例年桜の時期は、わずかな幅の緑道に、信じられないくらいの人の波に飲まれる千鳥ヶ淵。

そうした人の波を生み出す桜の絶景は、千鳥ヶ淵の北と南からそれぞ

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むにみずべ 東京編09 隅田堤の桜と渡船グルメ

むにみずべ 東京編09 隅田堤の桜と渡船グルメ

春本番の東京でお送りする第2弾。
隅田川沿いで繰り広げられる花と団子のハイレベルな戦い。こちら知っていますか?

法ではなく、桜の下にある平等

身分、しきたり、しがらみ、様々なものが絡まっていた江戸時代の庶民。しかし春に咲く桜の下では身分関係なく浮かれ騒ぐ無礼講でした。

特に財政を切り詰めたおケチな将軍として知られる第8代徳川吉宗は、庶民のガス抜きに桜を植えまくった張本人。

飛鳥山など今に続

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むにみずべ 東京番外編 江戸のでき方半端ない

むにみずべ 東京番外編 江戸のでき方半端ない

せっせと図書館にカンヅメで調べ上げたところ、江戸のでき方が半端ないことが分かりました。

まとめた方針は、今体験できる東京のむにみずべがどのように生まれたか。
今回はむぎゅっとPDF一枚にしました。

江戸の水辺に関わる工事は主に3つ、
①飲用水確保
②江戸城の築城
③交易路の確保 に分類できますので、
それぞれ色分けして、地図と年表に表示しています。

やはり天下普請と称して、国を挙げてかけた資

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むにみずべ 東京番外編 アーティゾン美術館 ここへきて やむにやまれぬ サンサシオン

むにみずべ 東京番外編 アーティゾン美術館 ここへきて やむにやまれぬ サンサシオン

唯一無二の水辺体験をお送りしているところですが、圧倒的に面白い展覧会に行ってしまったので、ご紹介します。

これがまた。日々むにみずべの記事を書く中でももやもや思っていることが、日本美術を牽引する画家、現代美術家の山口晃さんの作品の中で滔々と語られており、腰を抜かし、初めて展覧会で図録を買うに至りました。

美術はど素人なので、自分が考えたことだけ書きたいと思います

これまでの最高美術館体験トレ

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