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なんでも「AND」で考えてみる。オープン社内報 #5

ウエディングパークの皆さん、こんにちは!
オープン社内報も今回で5回目。

本noteは、ウエディングパークで働く皆さん向けに書いている日々の日報で、「これはぜひとも社会の人にも伝えたい!」や「もしかしたら誰かの心に元気を与えられるかも?」と思えるものを編集してお届けしております。

さて、今回はなんでも「AND」で考えてみる。です。

AND思考って、なに?

「AND思考」という考え方、ご存じでしょうか?
サイバーエージェントの曽山さんは以下のように説明しています。

この「AND思考」は、『ビジョナリー・カンパニー』(ジム・コリンズほか、日経BP社)にある「ANDの才能」という言葉が基礎となっている考え方である。永続的に成長し続ける企業が持つ、様々な矛盾に対して「両方解決できる方法はないか」と徹底的に自問自答をして自分たちの解を見出す「ANDの才能」という概念を、「思考」という行動レベルに転換したものだ。新しい人事制度などを何も考えずに導入することを、現状を無視するという点で「OR思考」とし、「現状の自分たちの状態」を傍らに置いた状態で、「新しいもの」をその反対側に置いて考えるのが「AND思考」である。

“AND思考”で人事は人と組織のあらゆる矛盾に向き合え 曽山哲人(サイバーエージェント)

つまり、AかBか、どちらかの一方の選択(OR)ではなく、AもBも両方するにはどうしたらいいか(AND)を考え、最適解を見出すことを指します。

ひたすらORで考え続けていた若手時代

今から10年以上前になりますが、当時は30名規模だったウエディングパーク。やることはいっぱい、でも人が足りない…!ということで、若手Webディレクター、そしてWPPJ(現カルチャー推進室)リーダーという2足のわらじを任せていただいていました。

それはそれは忙しくも楽しく、充実した日々を送っていたのですが、ある期間、Webディレクターとして任されていた数値がなかなか達成しない日々が続いていました。私はエニアグラム7(楽天家)と3(達成者)ということもあり、当時達成していない自分に苛立ちを感じていました。

「達成しないなんてありえない…これは、Webディレクターの仕事に集中しないと」

そう思い、当時の上司に「数値が達成できていないのは、WPPJの業務もあると思う。だから、WPPJの業務を減らしてほしい」と相談。きっと上司は「そうだよね、両方は厳しいよね。よし、調節するね…!」と言ってくれると思っていたのに、まさかの反応が返ってきたのです。

「ORじゃなくて、なんでもANDで考えてみるんだよ。どっちか、じゃない。どっちも、だよ。WebディレクターもWPPJも両方やり切って、圧倒的成果を残そう!」

両方やるなんていう発想がそもそもなかった私はびっくり。当時、とても未熟だったので(そりゃ会社からしたら両方やってよ、という感じだよね…ブツブツ)と、めちゃくちゃひねくれた考えを持っていました(当時の自分を叱ってやりたい)。

上司を心底信頼していたので、そこからなんでも「AND思考」で考えるように。あれから10年以上経過し、振り返ってみてどうだったのか、をお話しますね。

10年以上、AND思考を徹底してみてどうだった?

結論、今これを読んでいる方に全力で「AND思考」をおすすめしたい。

「習慣や徹底することが大事」とは社内でよく言いますが、この「AND思考」を習慣化したところ、個人的にはこんな変化がありました。

・様々な視点で俯瞰して考えるようになり、視野が格段に広がった
・挑戦する幅が広がり、できることが格段に増えた
・いろんな立場で考えるようになり、相手の立場や背景を想像することでの共感力が増した
・視点の引き出しが増え、点と点が線になることが増えた
・そうすることで自分自身に自信がもてるようになった

ビジョナリーカンパニーにはこう書かれています。

「ORの抑圧をはねのけ、ANDの才能を活かす」

「ORの抑圧」とは、逆説的な考えは簡単に受け入れず、一見矛盾する力や考え方は同時に追求できないとする理性的な見方である。

「ANDの才能」とは、さまざまな側面の両極にあるものを同時に追求する能力である。AかBのどちらかを選ぶのではなく、AとBの両方を手に入れる方法を見つけ出すのだ。

挑戦も安心も
競争も協調も
スキルも活性化も
仕事もプライベートも
経済も社会も
足元のことも、未来のことも

どちらか一方を「やらない」と選択するのではなく、両方やるにはどうしたらいいかを考える。個人的にもこの考えは「仕事も育児も」や、「スキルも活性化も」、「事業もサステナビリティも」というアクションにつながっています。

ちょっと話がずれますが、先日日本広報学会が発表した「広報の定義」を見てみると、広報という職種に携わる人は特にこの「ANDの思考」がなくてはならないものになってきていると感じます。

「組織や個人が、目的達成や課題解決のために、多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能である。」

「広報」の最新定義を年次総会で発表

AND思考、やってみませんか?

10年前の自分がそうだったように、このnoteを読んで「AND思考、ナニソレ!」と初めて知って衝撃を受けた方はもちろん、既にご存じだった人も、今日をきっかけにAND思考やってみませんか?

AかBか、どちらかの一方の選択(OR)ではなく、
AもBも両方するにはどうしたらいいか(AND)を考えてみませんか?

両方やるにはどうしたらいいかを考えることで、
考えや行動が変わり、自分自身の可能性が広がり、
自分が持っている才能を社会にいかすことができる。
結果、社会も会社もみなさん自身も幸せになることができる。

ウエディングパークで働く皆さんにはその力があると私は信じています。

(ふと思ったのですが大活躍の大谷選手も「打者も投手も」ですね。)

最後に大好きなこの言葉を置いておきます…!

心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

アメリカ合衆国の哲学者・心理学者 ウィリアム・ジェームズ


もうすぐ今月も終わり…!今日もお疲れさまでした。

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