コンテンツを見たら、メモを残すススメ
父親でもあるデザイナーです。
こどもが生まれてから、自分のみでコントロールできる時間が大きく減りました。それゆえ近年は、インプットする時間の優先度を下げてきましたが、こどもも大きくなってきたので去年(2023年)くらいから徐々にインプットの習慣を取り戻さないとなと思っていました。
インプットについて諸々考えた中のひとつのアイデアとして、去年は自分が鑑賞したコンテンツは全部点数をつけてメモっておく習慣を続けていました。
このノートでは、この習慣を丸一年続けてみて自分なりに効能を感じられるようになってきたので、言語化してみようと思います。
ぼくは「なにかしてみれば、なにかしら起きる」と考えています。このノートで書く習慣の良し悪しはともかく、このノートを読んでくれた方にとって、なにかをスタートする第一歩目のきっかけになってくれたら嬉しいです。
はじめたきっかけ
コンテンツに触発されるデザイナーではありたい
ぼくにとって、職業にまつわる知識(ぼくでいれば、デザイン的な知識など)も大切ですが、同じくらい映画・アニメ・マンガのようなコンテンツのインプットも大切に思っています。
自分の本業はデザイナーであり、その理想の状態を考える時に「専門知識の深さは随一だが、世の中のトレンドやエンターテイメントに反応しないデザイナー」と「世の中のトレンドやエンターテイメントにある程度知見があって、満遍なく総合的なデザイナー」がいた時に、ぼくは好みは後者です。
ぼくは、デザイナーという職業を構成する大事な要素に「遊び心」と「好奇心」があると思っています。
鑑賞した時間が、無駄な時間に変わるのが、いや
冒頭でも触れましたが、ぼくはこどもが生まれて作品・コンテンツを観に行ける機会が少なくなりました。
正直、こどもの面倒は肉体的にも精神的にも疲れます。それをぼくか妻かのどちらかがしなければならない訳です。仕事を理由に妻にやってもらうのはギリギリ自分を正当化できますが、ライブや映画館を理由に押し付けるのは心苦しい。強行したところで結局罪悪感を感じるので、作品鑑賞に集中できなくなります。
これでは、本末転倒。
ぼくとしては、足を運んで鑑賞するコンテンツは、ゼロにならないまでも厳選する必要がありました。となれば、その数少ない見られたコンテンツは、しっかりと記憶に留めておきたい。
また、せっかく鑑賞したのに、「あれ?どんな内容だったっけ?」ってことも、しばしばありました。これも今の気分としては、もったいないと感じます。ながら見で時間を消費してしまうのは、極力避けたいという想いがありました。
ススメのポイント
具体的にやっていることは上記にNotionにまとめているので、ここではやってみた感じた効能について書きたいと思います。
1. 自分だけの感想にする
Amazonレビューや、Xなどの各種SNS、Filmarks などのレビュー共有サービスなど感想を書いて共有する場所はたくさんありますが、誰でも見られず自分の中だけで完結することで意味が生じると思います。
つまらないものはつまらない、面白いものは面白い、と素直に思って言葉にするのは、結構大事な気がします。共有を前提に感想を書くと、どうしても人の目が気になって、自分の気持ちや感想の方を捻じ曲げてしまいます。
それだと、人に相槌を打つためだけに作品を見てることになってしまう。
図々しいけれど、作品を見て点数をつけたりもします。自分の頭の中でその作品の"位置"が定まってこそ、「自分の視点」的なものも獲得できるのだと思います。
(ちなみに、上記で共有したNotionページからは、個人の感想は恥ずかしいので消しました🙈)
2. 頭の中の引き出しから、すぐに取り出せる
狙い通りですが、やっぱり記憶に残りやすくなった体感があります。
忘年会シーズンは、「〇〇やってたのって、今年!?時間経つの早〜〜」で盛り上がるのが王道ですが、この感覚が今年は薄かった。頭の中に引き出しがたくさんあり、その引き出しが整理整頓されていて、すぐに取り出せるイメージでした。
鑑賞した作品の話と、それにまつわる話したい話がすぐにできるのは、ストレスが少なくなる気がします。
3. 思ったより観てる、と思える
ぼくが2023年に鑑賞したのは、合計66作品。たぶん、めちゃくちゃ少ない方になります。
「いや、すごく多いですよ」と思った人には、是非作品名だけでもメモってみてほしい。Youtubeでも、地域のイベント、スマホゲームでも見たもの/参加したものの名前を連ねていったら、66には近づくと思います。たぶん、忘れているだけ。
去年は、数に拘らずこの習慣をやってみることに集中してみましたが、思ったよりもインプットをしていました。これは、ちょっとした自信になります。
さいごに
去年の「自分のやりたいこと」として、いくつかあるうちのひとつに『人から勧めてもらった作品は必ず見る』を設けていましたが、全部は観られませんでした。今年は、メモは付けつつこれにも挑戦したいですね。
ぼくに会った方、是非オススメ作品あれば教えてください。
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