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『本屋で3分インプット』 2月のぼくは体系的に学びたがっている気分

家に篭って仕事をしている者です。

ぼくは、『本屋で3分インプット』という、以下のようなルールを自分に課す習慣を設けるようにしています。

✨ 外出の際には、なるべく本屋による
✨ 本屋に面陳されている本から、3冊気になるものを見つける
✨ 気になった3冊を、前書き目次まで読み、表紙をスマホで撮影
✨ その本が気になったその時の気分と、なぜ今この本が面陳されているのか分析(根拠なし)をメモる

こどもができて、インプットがほぼできなくなった時代にはじめたひとり遊びです。その時の環境では本をたくさんは読めなかったのですが、せめていろんな本と顔見知りになっておくことで、インプットゼロな自分をある程度マシな状態に保っていました。

「忙しいけど、社会と自分を繋ぎ止めておきたい」と思っている人にはおすすめできる超短時間のルーティンだと思います。

この記事は、ぼくの2023年2月のインプットをまとめたものです。

2月のインプット


2023.02.03 くまざわ書店

わたしの嫌いな桃源郷

ドレスコーズの志麻さんが帯を書いていたので反応。本のジャンルは、歌集。歌集や詩などの作家の自己表現の意味合いが強い本には、あまり琴線が触れない方なのですが、この頃note始めたばかりなので惹かれたのかもしれない。

作家の方を存じませんが、その後もよく本屋で面陳されているのを見るので、ファンの多い作品なのかもしれない。

日本史を暴く

磯田道史さんの本なので、目に引っかかった。磯田道史さんの書籍は歴史の中の庶民の細かな生活・所作まで触れられるので、タイムスリップした気持ちになれるので好き。

年齢的に「Aがあったことが、Bが起きた要因になった」的な話が自分ごととして感じるようになったので、著者名とタイトルの響きがとても魅力的に感じた。

元号改正とコロナがあり、歴史的転換点をみんなが感じたであろう2020年以降、「○○史」的な本が面陳されているのをよく見る。

その本は

書き出しを見ての第一印象は、コンテンツが溢れる昨今、どう自分に刺さるコンテンツと出会うかを問いている本のように思った。絵本でも、ビジネス本でもないような佇まいの本なので、挑戦的なテーマが詰められている気配がすごい。

この本に限らず、ヨシタケシンスケさんの本は本棚に置きたくなる魅力がある。

2023.02.04 オリオン書房

人望が集まる人の考え方

自分は人望がないことがコンプレックスなので、この手の本は目に入る。「人望の集め方」でなかったことで、読みたい気持ちが湧いた。

目次を見るに、社会生活で起きるシチュレーションを土台に展開しているよう。リモートワーカーが増えて、コミュニケーションが難しくなる中、「自分には人望がないかもしれない」という気持ちに立ち返る方は多そう。

自転車と女たちの世紀

「○○史」系だと思われる。「自転車と女」をテーマにする発想が自分のなかにないので、どう語られるのかワクワクする。

目次を見るに、弱かった女性の立場が1歩前進した時代の内容かと思われるので、今の時代とリンクする点が多くあるのだろう。今の多様性時代を読み解く際に読まれる本なのかな。

東京の生活史

「自転車と女たちの世紀」の横に面陳されていた。
まず、表紙がカッコ良すぎる。そして、高すぎる(¥4,620)。Amazonのサーフ
ィンでは絶対出会わなかったの本だと思う。これが面陳なのだから、よっぽど面白いことは保証されている。

「150人が語り、150人が聞いた、東京の人生」と帯に書いてあった。コーチングを習得して以来、「アンダーグラウンド」のような個々の人生の一片が詰まった本は、学びがあるように感じる。

2023.02.14 くまざわ書店

ウクライナ危機後の世界

ユヴァル・ノア・ハラリ(サピエンス全史の著者)含め、世界の賢い人がウクライナの問題について話している本とのこと。

ウクライナのことについて書かれた本はほぼ面陳になっている印象だが、個人的にはうさんくさいものも多い気がして、なにを手に取ればいいか迷っているところがある。その中で、この本は読んでみたくなった。多角的にウクライナ問題を捉えたい人はたくさんいるであろうから、需要を感じる。

ドリフターズとその時代… 

これも「○○史」系だと思われる。35歳の自分は、お笑い第一世代をテレビで見た記憶がほぼない。音楽とお笑いが近いところにあった時代の文化の捉え方を理解したい。

天才読書

イーロン・マスクやジェフ・ベゾスがお勧めする本をまとめた本。
本をお勧めする本はいくらでもあるが、いよいよ最高位にいる方々の推薦本が現れたという感じ。

2023.02.17 TSUTAYA

映画を早送りで観る人たち

自分もこのタイトルに書かれる「映画を早送りで観る人」のひとりになったと感じている。「自分も該当する」と思う人は若者でなくても、多いと思う。いつのまにそれが習慣化したのか、自分でもわからない。その背景に、文化的な視点があるのだとしたら、読んでみたいと思った。

変な家

間取りから生活を考察する様子を、ミステリー的に対話していく本。

前書きに触れ、あまり好みではなさそうに感じたが、小さなことから考えを展開し深めていく流れは、遊び心が溢れているなと感じた。

モモ

この本が、まだ面陳されることに驚いた。名作すぎる。

お恥ずかしいけど、まだ読んだことがない。コーチングの授業のなかで引用されたことがあり、「人の話を真摯に聞くことの大切さ」が説かれる展開があるとのことで、最近また気になり出している。

まとめる


昨今、YoutubeやSNSなどでファストに学ぶことがしやすくなり、そんな時代に本でしっかり学ぼうと思うなら、買おうとする本には「網羅的である」「体系を掴める」ことを求める人が多いんじゃないかと思います。

逆に、ひとつの事柄を追求する書籍の面陳度は、高くないように感じました。ファストな5分動画にまとめやすい本が減っているのかなとも思いました。

こうやって振り返ると、少なくとも2月のぼく自身は体系的に物事を書いているタイプの本に惹かれていました。

さいごに


これは、あくまでも個人的なメモです。あの時の自分の気持ちを、再確認するために書いてみている側面が強いです。
しかしながら、このように記事にすることを続けるなら、今後もう少し突っ込んで書けたらいいなと思いますが、今日のぼくにはこれが限界です。

「本を読む前にレビューしている」のとは違う行為だと思っていただけたら、嬉しいです。

自分の中では、「上記の本たちと名刺交換を済ませたような関係」になったという感じです。これから上記の中の1冊が人生を変える本にもなり得るかもしれない。ただ今は、まだそれほどの関係ではない。そんな状態を文章にしてみた程度のものだと思ってもらえると助かります。

このルーティンの効能などについては、過去の記事で書いています。よかったら、こちらも読んでみてください。

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