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ソーンズの年齢が3桁ってホント?【アークナイツ大陸版】

 ソーンズのコーデとモジュールが発表され、フレーバーが公開されたことにより、ソーンズの年齢は実は3桁なのでは?という説が出ているようです。(【【盐与沙剧情解析】棘刺年龄或为三位数起步,锋潮皮肤或寓意海嗣化加深-哔哩哔哩】

 かなり気になるネタでしたので、上の考察動画を踏まえ、現状明らかになっている内容を加えて整理してみました。その中でも、推測できそうな部分を見ていけたらと思います。
※大陸版の翻訳は筆者が個人で行っているものであり、日本版での翻訳を保証するものではありません。

 また、はじめに結論を述べておきますが、大陸版を踏まえても、現状の情報ではソーンズの年齢は確定できません。新コーデがどの程度未来のものなのかはおおよその予想をつけることは可能ですが、確定とも言えません。

 その点をご了承の上お読みください。


前提となる時系列

まずは、前提となるイベリアの時系列とイベントの時系列を確認します。

913年:イベリア人と島民の邂逅
930年:イベリア黄金時代の開始
1038年:大いなる静謐の発生、黄金時代の崩壊

《明日方舟》世界観設定資料集「大地巡旅」年表より

1097年:青く燃ゆる心
1098~1099年:狂人号
1099年:空想の花庭

アークナイツ攻略Wiki 時系列考察/管理年表より

 イベリアの黄金時代は、現在の時間軸から約170年前に始まっており、大いなる静謐の発生は約60年前です。

 ソーンズが20代であるならば、およそ生まれは1070年代であり、大いなる静謐発生の約30年後ということになります。また、大いなる静謐は未経験となります。
 一方、ソーンズが大いなる静謐以前から生きているのであれば、現時点で60歳以上ということになります。

 それでは、5周年で追加されたソーンズのコーデとモジュールについて見ていきましょう。

問題の記述(大陸版)

コーデ「鋒潮」の紹介文

コーデ「鋒潮」

 明日方舟公式weiboのコーデ紹介文には、以下の通り年月に関する記載がありました。

「沉寂近百年的伊比利亚舰队再度起航。」
『100年近く沈黙していたイベリアの艦隊が再び出航した。』

明日方舟公式weibo

 年表でも記載した通り、イベリアの黄金時代の崩壊は1038年です。イベリアの艦隊が沈黙したのもおおよそそのあたりだと考えて計算すると、早くても再び動き出したのは1138年ごろということになります。現在からおよそ30年後です。
 現在のソーンズが何歳なのかはわかりませんが、このコーデは少なくとも現在から約30年後のソーンズの姿の可能性が高いです。


モジュール「塩と砂」

 ソーンズのモジュールフレーバーはイベリア黄金時代の昔話の内容でした。注目していただきたいのは後半の内容のため、前半はおおよその要約とさせていただきます。

 イベリアが黄金時代であった頃、イベリアの国王は国民に命令を出した。
「学識ある者を王都に集めよ。私は大地と海がどれほど広いのかを知りたい。」
 最初に謁見を申し出たのは老齢の商人であった。彼は最も暑い砂漠が地の果てだと言って、灼熱の砂時計を王に献上した。
 次に若年の漁師が、王に謁見を申し出た。彼は王に黒い海水の入った瓶を献上し、最も黒い海が海の果てだと言った。

ソーンズモジュール「塩と砂」

 後半部分では錬金術師が現れ、王に進言をしています。

最后求见的是一位炼金术师,他面目不清,长幼不辨,说带有宝物,要献给国王。
国王还未决定是否取信,炼金术师便已经出现在他的厅堂。
炼金术师请求国王赐他沙漏和咸水,而国王欣然应允,想看看他到底能玩出什么名堂。
那大地尽头的沙砾,竟在国王的面前熔成一摊红水。
那海洋终点的咸水,竟在国王的面前结作粒粒白砂。
炼金术师随意抛酒,它们消散在空中。似是应了他的旨意,王国的疆土上刮起大风,三天三夜仍不见停歇。
“我不知道大地与海洋究竟有多宽广,但我知道无论如何,都不及伊比利亚的无边力量。
“从今往后这大地与海洋上的风都将忠实于您,伊比利亚的国王。
“请您从今天开始打造舰队,顺着风的方向。
“不论大地还是海洋,请让伊比利亚的舰队去丈量。”

 最後に謁見を求めたのは、顔もはっきりせず、老若の判別もつかない錬金術師だった。彼は宝物を持っており、それを王に献上したいと言った。
 王が手紙を受け取るか決めるよりも先に、錬金術師は王の間に現れた。
 錬金術師は王に砂時計と塩水を求め、王はそれに応じて二つを錬金術師に与えた。
 地の果ての砂は溶けて王の前で赤い水となって溶け、海の果ての塩水は王の前で白い砂になった。
 錬金術師は酒を無造作に投げ、それらは空中に散った。 彼の意志に応えるかのように、大風が王国の国境を越えて吹き荒れ、三日三晩止むことがなかった。
「大地と海がどれほど広いかは知りませんが、イベリアの茫々たる力には到底及ばないことは知っています。この地と海に吹く風は、今後、イベリアの王であるあなたに忠実でありましょう。今日から艦隊を作り、風に従ってください。大地であれ、海であれ、イベリアの艦隊に測らせればよいのです。」

ソーンズモジュール「塩と砂」

 この物語では、イベリアの艦隊が興るきっかけは、錬金術師の進言であったということが示されています。一見ただの昔話に思えます。
 しかし、この「顔がはっきり見えず、老若の判別もつかない錬金術師」がソーンズである、という説が提唱されています。モジュールには砂時計・塩・水が描かれており、これらは物語の中で登場した砂時計や海水であるように思えます。ただし、物語の中で使われたものそのものかはわかりません。

ソーンズのモジュール「塩と砂」

 他のオペレーターのモジュールでは、武器のお手入れセットや本人が持っている小物などがよく描かれています。本だけでなく砂時計や塩まで含めてモジュールとして描かれているということは、立ち位置としては、他のオペレーターのそれらと同等なものになるわけですので、もしかすると本当に物語内で使われたものかもしれません。

 もしこの錬金術師がソーンズだとするならば、ソーンズはイベリア黄金時代から生きているということになります。つまり、3桁の年数を生きている可能性があるということです。


▼錬金術とソーンズ

 ここで、ソーンズと錬金術の関係について見ていきます。
 まず、ソーンズの基地スキルの名称は「錬金術」です。

基地スキル(加工所画面)

 次に、錬金術とアーツの関係について見ていきます。
 アーツにおける錬金術については、設定資料集に記載があります。
 アーツは6つの体系に分かれており、そのうちのひとつに「構造変化系統(中:塑形重构系)」があります。構造変化系統についてはリターニアイベントのPV「リターニア:源石アーツA1.1」においても説明があります(01:05~)。

 そして、設定資料集にも以下の通り記載されています。

「塑形重构是重构现实的艺术。塑形重构系法术能让物体产生变化。最著名的塑形重构系法术就是传说中的炼金术,其原理为对矿物施法使其结构改变,最终分离出矿物中含有的金成分。」

『構造変化系統は現実を再構築する芸術である。構造再構築系統は物体を変化させることができる。最も有名な構造再構築系統は伝説中の錬金術であり、その原理は鉱物にアーツを施して構造を変化させ、最終的に鉱物に含まれる金の成分を分離して取り出すことである。』

《明日方舟》世界観設定資料集「大地巡旅」より

 錬金術は構造変化系統に分類されるアーツの一種であることがわかります。なお、「魔術」や「錬金術」と呼ばれていても、オリジニウムアーツであることに変わりはないようです。

 続いて、ソーンズの武器とアーツについて説明します。

 まず、大陸版4周年の地下鉄広告の武器展示にて、ソーンズの薬剤はもともと粉末状であることが明らかになっています。

Weiboよりソーンズの武器の全体像
Weiboより。薬剤の容器が落ちてしまったもよう。
容器の中身が粉末であることがわかる。

 そして、美術設定資料集vol.2には、ソーンズが使用している剣及びアーツに関する記述があります。

「注入武器后,会通过和武器内部的源石反应形成强腐蚀液体(偏稠状物)。一次性加入巨量液体后,武器会通过源石技艺让强腐蚀稠状物固态化(穿刺状),令基加长加粗,形成刺状物。在战斗中的一定时间内,刺状物消耗时(如插入生物体内后折断之类)能立刻长出新的刺。」

『武器に注入後、内部で源石反応によって強腐食性の液体(粘稠性のある物質)が形成される。大量の液体を一度に加えると、武器の内部ではオリジニウムアーツを通じて強腐食性の液体を針状に固体化させ、長くして太くし、棘状に形成する。戦闘中の一定時間以内に、棘を消耗したとき(生物に刺さって折れたときなど)は、すぐに新しい棘ができる。』

《明日方舟美術設定資料集vol.2》より

 この2つの情報をまとめると、ソーンズの武器が反応を起こす手順は下の通りだと考えられます。
①粉末状の薬剤を容器から武器に補充する。
②武器内部で、源石反応によって粉末状の薬剤を液体に変化させる。
③この液体をオリジニウムアーツによって固体にし、棘状に変化させる。

 原文を参照するに、②の時点では源石と薬剤の反応であって、オリジニウムアーツは関係ないと思われます。
 そうすると、ソーンズはアーツを使用して、液体を固体に変化させているようです。そして、ソーンズが使用しているアーツは、物体・構造を変化させる構造再構築系統のアーツではないかと考えられます。

 まとめると、ソーンズが使用しているアーツは構造再構築系統のアーツであり、錬金術に縁のあるアーツ系統です。
 公式PVにて、現在の構造再構築系統のアーツは錬金には至っていないとの言及があるため、ソーンズの基地スキル名の錬金術が「伝説上の錬金術」と同じであるかは一考の余地がありますが、どちらにせよソーンズと錬金術は非常に関係が深いと言えます。


 ここまで述べたことを踏まえると、まず、物語中に登場した錬金術師がソーンズである可能性はゼロではないと言えます。

 ソーンズが物語中の錬金術師ではないとしても、黄金時代に艦隊を造るよう王に進言し、艦隊を動かした人物が物語中の錬金術師であることと、コーデ「鋒潮」において再び艦隊を動かした人物が錬金術に縁のあるソーンズであることは、シチュエーションを重ねているようにも思えます。
 また、ニアール家・リン家のように、血縁内ではおよそ似た特性のアーツになることを踏まえると、ソーンズは錬金術のアーツの系譜を継いでいるように思えます。物語中の錬金術師の子孫など、関係者である可能性は非常に高いのではないでしょうか


これまでのソーンズの言動

 ここで、これまでのソーンズの言動を振り返ってみましょう。
 主に年齢に関わりそうな部分として、ソーンズが伝聞で話していることや過去の経験について取り上げてみたいと思います。

青く燃ゆる心 OF-ST-6

 ソーンズは「青く燃ゆる心」において、Ayaとともにシーボーンに対峙しています。シーボーンと対峙した際、ソーンズは過去に「物語」や「伝説」を聞かされたと回想しています。

青く燃ゆる心OF-ST-6

 特に、伝説においては「手にした剣がそれらの体を切り裂く手応えを探し続けている。」とあるとおり、シーボーンに関する話だと思われます。

 もしソーンズが大いなる静謐後の生まれであるならば、この伝説とは大いなる静謐に関連する話だと思われます。
 一方で、ソーンズが大いなる静謐前、黄金時代の生まれの場合、大いなる静謐を経験したうえで、静謐関連の話を伝説として聞くのは少しおかしいため、また別の話ということになります。

 また、Ayaの発言やソーンズが「先祖」という言葉を使っていることから、ソーンズ自身は陸地で育っていること、また、ソーンズの一族は陸に来てから何代か続いていることが読み取れます。

青く燃ゆる心OF-ST-6

 もしソーンズが黄金時代の生まれだったとしても、黄金時代の初期から生きている、というわけではなさそうです。


回想秘録「記念日」

 ソーンズの回想秘録は、狂人号後、裁判所がかつてイベリアを出た人々に協力を要請するようになった頃の話です。およそ1099年でしょうか。
 ソーンズは裁判所の要請に応じ、イベリアへと戻りました。

 回想秘録の中で、ソーンズは派遣先の村人であるフェリペと、裁判所やイベリア懲罰軍の話をしています。

回想秘録「記念日」

 フェリペは、エーギル人が連れていかれたり、出ていく場面は「見たことがない」と言っています。この部分は大陸版の原文では「我没有真正经历过。(経験したことがない)」とはっきり書かれており、フェリペは自分の村でのエーギル人への抑圧を実際には経験したことがなく、全て伝聞だと考えてよいと思います。
 これに対して、ソーンズは抑圧当時(正確にはフェリペの両親の世代当時)の状況を話していますが、自分の経験談のように話しています。ソーンズが大いなる静謐後の生まれだったして、このように抑圧の話を見てきたように語れるのか、やや疑問があります。

回想秘録「記念日」

 また、回想秘録の終盤、ソーンズとフェリペの二人がお祭りを開くシーンにおいて、ソーンズは「記念日」に関する発言をしています。
 この「記念日」は、フェリペの村の中でも、若い村人は存在を知っておらず、大いなる静謐を経験した老人のみが知っており、過去に祝った経験があるものです。また、この「記念日」は、大いなる静謐の後は祝うのをやめたと老人は言っています。
 ソーンズが大いなる静謐の後の生まれだとすれば、ソーンズはどこで記念日の存在を知ったのでしょうか。

 ソーンズの発言がソーンズ自身の経験からされているものなのか、それとも先生や周りの大人から聞いた話であるのかははっきりとはわかりません。ただし、青く燃ゆる心にもあるように、ソーンズは伝説や物語を昔から聞いているようなので、ソーンズの語る当時の話が伝聞である可能性も高いです。
 しかし、ソーンズ自身が実際に経験したのであれば、ソーンズは大いなる静謐の前から生きている可能性があるということになります。


インディゴのプロファイル

 インディゴのプロファイル第一資料にて、ミントがインディゴのアーツユニットを研究し、測定結果についてソーンズに尋ねている描写が確認できます。

インディゴのプロファイル第一資料

 インディゴのモジュールでは、アイリーニとルーメンの発言によってインディゴのアーツユニットが「イベリア灯台システムにおける制御装置の一種である」と明かされています。
 しかし、ミントがインディゴのアーツユニットを確認した時点ではアイリーニとルーメンの2人はロドスに未加入だと思われますので、この時点ではアーツユニットが灯台に関するものとは明らかになっていないと考えます。
 
 ソーンズはミントからインディゴのアーツユニットの測定結果を聞き、思いつめた様子になったとあります。ソーンズはインディゴのアーツユニットがイベリアの灯台に関するものだと気付き、様子が変わったのでしょうか。

 ここで、イベリアの灯台は「災い(大いなる静謐)」によって破壊され、今は光を放つ灯台はないことがインディゴ(アリア)の発言によって明らかになっています。なお、グランファーロの灯台は再び起動しています(狂人号)。

灯火序曲「遺された灯台」

 また、グラウコスは灯台の技術について、一部にしかない古い技術であり、「現在のイベリアには、見たことある人すらほとんどいない」と評しています。

灯火序曲「遺された灯台」

 なお、こう言ったグラウコスですら、インディゴに言われるまでこの遺跡が「灯台」だとわかっていませんでしたので、現在のイベリア人が見たことがないというのは確かなように思います。

 上で述べた通り、ソーンズはインディゴのアーツユニットが灯台に関するものだと自力で気づいていた可能性が高いです。しかし、灯台が大いなる静謐によって失われ、現在のイベリア人はほとんど知らないものだとするのであれば、ソーンズはどこでこの技術を知ったのでしょうか。
 もちろん、この件についても他と同様、先生から学んだ可能性が高いですが、もしかするとソーンズは実際に稼働していた頃の灯台を見たことがあるのかもしれません。


その他の気になる点

コーデ「鋒潮」の白髪

コーデ「鋒潮」

 ソーンズのコーデ「鋒潮」のSDでは、三つ編みが白色になっています。コーデイラストでは分かりづらいですが、SDでは明らかに他の箇所と色が違うため、意図的に色を変えていると推測できます。この白髪が、シーボーン化が進んだ証拠であり、ソーンズが長命になったのでは、とする説があります。

 コーデSDに白髪が混じる例としては、他にアンドレアナのコーデ「昔日」があります。

コーデ「昔日」

 このコーデにおいても、同様の説が唱えられています。アンドレアナは事故でアビサルハンター化しているという事情があり、それが進んだことで白髪になった、ということです。実際に、アビサルハンターは全員が白髪の特徴を備えています。

 ソーンズはミヅキと紺碧の樹の追憶映写「危険な試薬」において、先生から「贈り物」を血に混ぜられていることが発覚しています。

追憶映写「危険な試薬」02

 この「贈り物」の影響を受けて、シーボーン化が進んでいる可能性があります。

 ただ、シーボーンであるミヅキ・ハイモアは髪が白いわけではありませんので、シーボーン化が進む=白髪になる、というわけではないように思います。つまり、「贈り物」によってシーボーン化が進んでいる可能性はありますが、白髪になったこととは直接は関係ない可能性があります。

ソーンズEPのイラスト背景

 ソーンズのEP「El Brillo Solitario」において、背景は黄金時代のイベリアであり、ソーンズが黄金時代から生きていることを示唆しているという説があります。
 この説についてはこのイラスト以上の情報がないため、真偽は不明です。


余談:アウルスの年齢

空想の花庭HE-5戦闘前

 「空想の花庭」で登場した深海司教のアウルスは、ソーンズの師であると言われています。最後に、彼の年齢についても少しまとめておきたいと思います。

 アウルスはアンブロシウス修道院の司教とは旧い知り合いであり、このような会話をしています。

空想の花庭HE-4戦闘前
空想の花庭HE-4戦闘前
修道院司教は老人の外見をしている。

 「修道院司教とやってきた修道士」は、アウルスと別れた後、かつ、現在から60年前に国教会と共に行く道を選んだ、と考えられます。
 アウルスの当時の年齢はわかりませんが、空想の花庭の時点(1099年)で60年以上生きていることは確かであり、さらに、「アンブロシウス修道院で学ぶことができた」と言っているので、実際はそれ以上なのでしょう。
 修道院司教と比べても、アウルスの外見が老けているようには見えませんので、ソーンズももしかすると同じような状態なのかもしれません。

 ソーンズは先生から「贈り物」を血に混ぜられています。アウルスが若く見えるのも、ソーンズが若く見えるのも、この「贈り物」のせいでしょうか。

 これはさらに余談ですが、ソーンズの先生はソーンズに「坊や」と呼びかけています(回想秘録・追憶映写)。先生から見たソーンズは「坊や」に見える年齢差だということでしょう。
 なお、日本版のYostarの翻訳では中国語の「孩子(坊や)」の呼びかけ部分はすべて消えていますので確認ができません。

回想秘録「記念日」
上:大陸版 下:日本版
追憶映写「危険な試薬」02
上:大陸版 中:日本版(修正前) 下:日本版(修正後)

 唯一、日本版実装当時の追憶映写「危険な試薬」にて一度だけ「坊や」として翻訳がされましたが、修正の際に削除されました。


まとめ

 「ソーンズの年齢が現在3桁である」という説に対しては、現状ではわかりませんが、可能性はゼロではないと言えます。
 ただ、コーデ「鋒潮」を踏まえれば、現在3桁でなくとも、ソーンズが長命である可能性は非常に高いのではないでしょうか。

 ひとつ気になることがあるといえば、そもそもの話として、エーギル人の寿命が明かされていないことです。世界観設定資料集にもエーギル人の寿命の話はありませんでした。
 ですので、アウルスやソーンズが長命だとして、恐魚やシーボーンの影響ではなく、実はエーギル全体の寿命が長いという可能性もあります。そうすると、「贈り物」やアビサル云々は特に関係ないという話になります。

 そのあたりがどうなっているのか、ソーンズのロドスに入職する前の詳しい過去などなどは、今後の展開に期待したいところです。

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


参考

おおよそゲーム内や公式のSNSから載せている情報ですが、そのほか参考にしたものです。

・《明日方舟》世界観設定資料集「大地周遊」
・《明日方舟》美術設定資料集vol.2
【【盐与沙剧情解析】棘刺年龄或为三位数起步,锋潮皮肤或寓意海嗣化加深-哔哩哔哩】
※この記事を書くにあたってかなり内容を参考にしました。コメント欄も考察が出ておりかなり興味深い内容でした。


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