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個人的 Game of the Year 2021


まえがき

やってきました!年末です!1年の終わりに締めとして、振り返りの総括を行いたくなってきますよね。

自分自身では、プライベートなところでは異動があったり、
小鳥を飼い始めたり、

プロレスを再開したり、

新しい出会いや面白いことがたくさんできた1年だったかなと思っています。今年は旅行が全くできなかったので、それだけが思い残しかな。
来年は行けるようになればいいですね。

今年のゲームを振り返る

と、前置きはここまでにしておいて本命の「今年のゲーム」を振り返っていきましょう!
今年僕がプレイした60本のゲームの中から、最高に面白かった10本をランキング形式でご紹介します。
※あくまでも僕が今年遊んだゲームなので、今年発売のゲームとは限りません。

【10位】Coffe Talk

インドネシアに拠点を置く「Toge Productions」が手掛けるインディーズゲーム、『Coffe Talk』。
自分はカフェを経営する店長となって、毎晩コーヒーを飲みに来る人たちの話を聞く、ただそれだけのゲーム。

大ヒットした『VA-11 Hall-A』の影響はあるだろうが、それとはまた違ったテイストの文章や雰囲気を感じられるテキストアドベンチャー。
自分のキャリアに悩むライター、異種族の結婚に悩むエルフとサキュバス、はたまた宇宙人など…
多彩で個性的なキャラクターのどこかに、自分を重ね合わせられるような一面を見つけられるので感情移入もしやすく、心に残るストーリーだった。
人生と同じく、ドラマチックで劇的な瞬間はないものの、ただ流れていく日々の中でなにかが変わっていくことを肯定してくれるようないいゲームでした。

【9位】MAQUETTE

2021年の変態ゲーム(褒め言葉)。
インディペンデント映画に似たゲームの展開が得意な「AnnapurnaInteractive」パブリッシュの作品ですごく合点がいった。
(そもそもAnnapurnaは映画会社である。)
無限回廊のようなパズル世界のなかで、主人公の恋愛の始まりと終わりを追想する一作。
自分の触ったオブジェクトが大きくなったり小さくなったり、遠近感を利用することで謎を解いていくパズルの形式は、いままでにない表現とゲーム性を体現していると言えるだろう。
これはもはや動画を見てもらったほうが早いと思うので下に貼っておく。
本当に発想が変態。

ストーリーとパズル世界の心象風景がリンクしていて、喜怒哀楽をゲーム内の環境とともに表現している点も良かった。
独創性のあるパズルと人生の楽しみと苦味を体験してみたい人におすすめの作品。

【8位】オクトパストラベラー

2018年発売当初、僕はNintendo Switchを持っていなかった。
ドラクエ大好きな自分にとってはどストライクな、2D-3D表現を楽しみたい…!と思ってはや3年。
なんとXbox Game Passに収録されているではないか!!!
サンキューXbox。ありがとうマイクロソフト。

ゲーム自体はRPGということもあり40時間ほどのボリュームで、社会人が費やすには重たいゲームだったけどその価値はあったと思う。
音楽良し、ビジュアル良し、ストーリー良しと、RPGに必要な要素はすべてカバーしていたので40時間が苦ではなかった。

8人の登場人物の物語を追っていく形式で話は進んでいくのだが、それぞれシリアスなものから明るい話のものまでバリエーションが多様で良かったと思う。ストーリーだけではなく、それぞれの固有スキルや職業などでもキャラが立っていたのでゲームシステムとナラティブをうまく掛け合わせていることに成功していた。

個人的に好きなキャラクターはプリムロゼとオルベリクでした。やはり復讐のなかで成長する物語は強い。
師弟関係の物語という意味ではハンイットさんも好きです。

【7位】Inscription

巷で噂の例のインディーズゲーム。
そもそもがデッキ構築型のゲームにトライしてみたのが初めてだったんだけれども、めちゃくちゃハマりました。
カードゲームなんて遊戯王しかやったことがなく、(しかもアンティークギアゴーレムとかが流行ってた時代)頭使うゲーム苦手だなーとか思ってたんですけど、プレイてみたら頭を使うのが面白くて仕方ない!
メタ表現とかネタバレとか、色々あるけど遊んだ皆さんが言っている言葉を引用して、「気になったら何も調べずとりあえずプレイしてみろ」という言葉を贈ります。

【6位】Returnal

死にゲーが大好き?ならこのゲームをプレゼントだ!
このゲームの発売後、SIEに買収がされることが発表されたHousemarqueあ手掛けるローグライト×シューティングのゲーム。
ローグライクゲームは『トルネコの大冒険』『ヤンガスと不思議なダンジョン』シリーズくらいしかやったことがなかったのだが、この2作は運要素も大きく、死んでやり直しになったところで「仕方ないか…」と思えていた。
だが、『Returnal』はシューティングゲームであり、そこに存在する運要素は極めて薄い。そう、死ぬ原因はすべて自分のゲームの上手さによるものなのである。
もちろん道中で拾えるアップグレードによって攻略難易度は上下するが、最終的にはどれだけ敵の攻撃をかわしながら自分の攻撃を当てていくかに尽きる。

ゲームプレイとしても好感触で、キャラクターを動かしている時の小気味よさや、銃を売っている時のアダプティブトリガーの感触などはそれだけで遊ぶ価値があると思う。

なんどもゲームオーバーに追い込まれては最初の面からトライする行為には心が折れかけたが、ぁ最後クリアした時の達成感は最高だった。死にゲーは麻薬に似ていると思う。規制はしないでほしい。

【5位】The Medium

サイレントヒルの新作はまだですか…?
最新作、『SILENT HILL: DOWNPOUR』が発売されてからはや9年。
サイレントヒルの新作をもとめてやまない亡者たちに一筋の光が降り注いだ。それがこの『The Medium』である。

『Layers of Fear』や『Observer』で一躍有名になった世界最高峰のホラーゲーム制作スタジオ「Bloober Team」が、サイレントヒルの楽曲制作の山岡晃さんと組んで作り上げたのがこの作品。
しかも、表の世界を裏世界を行き来するという設定まで!
これがサイレントヒルフォロワーではなくて何というのだろうか。

これまで一人称視点からのホラーを突き詰めてきた「Bloober Team」の、初の三人称視点ホラーゲームだったが、相変わらずのクオリティを担保してくれていた。
元祖サイレントヒルと比べると…というところはあるものの、飢えている亡者たちにとってはこの作品が世にでてくれたという事実だけで十分なのである。

【4位】Ori and the Will of the Wisps

現在インディーズ、AAA問わず大人気ジャンルを確立した「メトロイドヴァニア」。
その中でも最上級レベルの出来栄えだと思えたのがこの『Ori and the Will of the Wisps』だった。
本家本元の『メトロイドドレッド』も面白かったが、個人的には探索とアビリティの散りばめ方や使い所、グラフィック感なども含めてトータルで見るとOriのほうが面白かったかなと思う。
Switchでも発売しているし、GamePassにも収録されている。PSはハブられてて可哀想。

【3位】Kena: Bridge of Spirits

初めての出会いはPS5発表のオンラインイベントでしたね。
トレーラーを見たときは「本当にこのクオリティのグラフィックが動くのか…?」と思っていたけど、触ってみて度肝を抜かれました。Embar Labさんさすがっす。
特に遠景や自然環境の表現が素晴らしく、どことなくアジア感のある音楽もあいまってノスタルジーすら感じました。

ゲームとしては『ピクミン』みたいな生物を集めながら『God of war』のようなアクションで敵を倒していくゲーム。
ただ、ボス戦に関しては完全に『ダークソウル』化するのはなんだったんだろう…w
可愛げな見た目とは裏腹に、ボス戦に関してはガチで殺しに来ていたので挫折した人も多いかなとは思いました。
『Kena』をプレイして次世代機感を感じよう!

【2位】It Takes Two

GOTY 2021受賞おめでとう!!!

ジョセフファレス率いるHazelightスタジオの制作する、今年発売された中では一番おもしろかったと言い切れる作品がこの『It Takes Two』。
『Brothers』や『A Way Out』と、「二人でプレイする」ことの意味を突き詰めきったがゆえの大傑作。

プレイしていて一番驚いたのは1本のゲームの中に詰め込むギミックの数。
基本はプラットフォーマーアクションゲームなんだけれども、ところどころで完全にジャンルの垣根を超えていって、格闘ゲームやシューティングゲーム、パズルゲームといった一面を覗かせる。
しかもそれが二人で協力しないとクリアできないというのだから、発想力と実現力の凄さに感服である。
これを遊ばずして2021年終われませんですよ。

【1位】ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN

2021年発売のゲームじゃねーじゃん!

すみません、でも今年遊んだ中では一番面白かったんだもん。
なんで発売当初このゲーム遊んでなかったんだろう、俺。

そもそもAceCombatシリーズはアサルトホライゾンしか遊んだことはなく、当時の思い出としてもなんか戦闘機に乗ってミサイル撃つだけのゲームじゃんとしか覚えていなかったのだけど、その時の感想は完全に大間違いだったのである。

とりあえずこのトレーラーを見てほしい。

これを見て、「かっこいい!」と思った方は「適正アリ」です。
まず間違いなくノリノリブチアゲでコクピットへ搭乗できるでしょう。

色々大絶賛したい点はたくさんあるんだけれども、あまりにもすごすぎて語彙力が追いつかないのでとりあえずプレイしてみることをおすすめします。
本当に、みんな騙されたと思ってプレイしてみてください。

【総括】

今年も面白いゲームがたくさん出てきたと思います!
と、いいたいところだけど本音を言うと数としてはそんなに多い年ではなかったかなというのが正直なところです。
GOTYのノミネートを見てもいまいち釈然としないというか、数年前のGoW VS RDR2みたいな2大巨頭対決!みたいな感じはあまりなかったですねwコロナの影響もあり、制作が遅れている所も多いのかなと思います。

ただ、その中で出てきた『It Takes Two』や『Kena』なんかは本当に面白かったし今年を代表するゲームだと思いました。
来年も良いゲームに恵まれますように!

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