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詩「牛と亀」


 わたしは牛
 「牛歩」と言われるくらい
 歩みがおそい

 わたしは亀
 「どうしてそんなにのろいのか♪」と
 バカにされる

 そんなこと構うものか
 たとえ うさぎに抜かされたって
 何日何年かかったって
 目的地に
 たどりつけば
 それだけで
 わたしの勝ちよ

 早足だろうと
 のろまだろうと関係ない
 牛には牛のペースがある
 亀には亀のペースがある
 ゆっくりでもいいんだよ
 歩いていくことに意味がある






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