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ポーカーと株式投資の共通点

ポーカー(ここではノーリミットテキサスホールデムというルールに限定します。)のルールや戦略を少し本と実践で勉強しましたが、株式投資と似てそうです。(あくまで主観)

ポーカーについてゲーム内容を詳しく知りたい人は各自でググってください。簡単に要約すると、通常のカジノゲームはカジノを相手するのに対し、ポーカーテーブルはプレーヤー同士でチップを奪い合う(カジノホールデムポーカーという対ディーラーのポーカーは除く)ことになります。投資と同じように、ポーカー=ギャンブルと誤解されることが多いですが、ポーカーは運やハッタリだけではなく、数学的根拠に基づく長期的にみれば実力差がはっきりとでるゲームです。

ルール自体はそんなに複雑じゃないんですが、参加者が全員意思を持って行動できるので強い弱いが存在し、実際にプロポーカープレーヤーとして活躍されている方々もいます。

どうも私、ポーカーを株式投資と同じように考えてしまい、最近テキサスホールデムポーカーにはまっています。

・バンクロール(資産)をきちんと管理し、負けそうな時は潔くフォールド(損切り)を駆使しながら、相手の間違ったアクション(株価のミスプライス)を見つけて、勝てばポット(キャピタルゲイン)を得られる。

・自分の手札(資産や経験値)をもとに、売買状況や材料(株価に影響するようなニュース)といった公開情報を加味して勝負していく。

・運(株価のノイズ)で負けることはあっても、長期的に期待値がプラスなら勝ち続けられる。

・チップをどのようにかける(どの銘柄をどのタイミングで買う)のが、最も期待値が良いか。

・正しい選択をしたからといって、自分が期待した結果になるとは限らない。

・目先の結果だけでなく、結果を得るための期待値をいかに上げ、そして期待値が高いと思われる場面で、いかに勇気を振り絞って勝負をするか。

実際に以下のような研究もあります。

==================================ポーカーの大会で賞金を手にしたヘッジファンドのマネージャーは、賞金を得ていないファンドマネージャーと比べて、投資の運用利回りにおいて1年あたり約1~5%上回る成績をあげていた。これらのヘッジファンドのマネージャーの中でも、ポーカーの大会での順位が上、あるいは、より大規模な大会で優勝し、賞金額がより多額だった者は、投資の利回りにおいてもさらに優秀な実績を上げる傾向がある。
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ポーカーで好成績を上げたヘッジファンドのマネージャーは、ポートフォリオのポジションにおいて、保有期間が長い傾向があることが判明しました。また、ポーカーの得意な投資家は、損を出している投資商品をいつまでも保有し続ける一方で、価格が上昇した商品を早急に売り払ってしまうという行動に走ることが少ないというデータもあります。加えて、人の心理を読む能力も、ポーカーと投資の両方で有用と考えられます。さらに研究によれば、ファンダメンタルズに着目して株を選ぶタイプの投資家では、ポーカーの腕前との関連性が高いことも判明しました。

というわけで、投資スキルの向上を目指すなら、「ポーカーをプレイする」という予想外の方法で、スキルを養うことができるかもしれません。ポーカーを通して、辛抱強さを持つ一方で、損を出しているポジションを延々と保有し続けない、という鉄則を身につけることができます。こうしたスキルは、投資を含む人生の多くの場面で有用なので、是非ポーカーを趣味にしてみてください。ただの「運ゲー」などと思わず、恐ろしく多くの情報が詰まったゲームだと実感しながらプレーしてほしいです。楽しいゲームとしての魅力に加え、株式投資において成功を掴むためにおおいに役立つと考えます。投資記事に加えて、機会があったら今後はポーカーの記事も書いていこうと思っています。(まだ、投資記事も全然かけていないが・・・)

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