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国税徴収法が楽科目といわれているのはデマかもしれない

国税徴収法が楽だという噂

  • 税理士試験の科目の勉強時間の目安として、簿記論・財務諸表論が500時間と言われている中、国税徴収法は150時間とかける時間が少ないこと

  • この根拠としては理論がほぼすべてを占めること

などから、国税徴収法は安パイというか、他の科目と比べたら比較的取りやすい科目と言われています。
私も簿・財・法・消というやや重ための試験を通り、実際に最後の科目をどれにするとなったときに、資格の講座の講師の方から上記のような”取りやすさ”を推されたのが決め手となって選択しました。

実際勉強してみて

国税徴収法が楽だといわれて鵜呑みにして臨んでみたところ、

  • 前々日ごろ目にしないワードがゴロゴロ出てくる上に似てるワードも多い

    • 似てるワードちょっと間違って覚えてたわ…みたいなので急に分からなくなりがち

      • そして振り出しに戻る

  • ワードや定義が意外といろんな理論が紐づいていて、ベタっと暗記していると試験の時に足をすくわれそう…!

  • 一つ一つの問題の書く量が多く、これが一番腕力の試験な気がする

といった感じで思ったより悪戦苦闘しています。
特に問題の書く量に関しては分量が多いのもあるのですが、最後の答えまでにいろいろな呪文(「差押え先着手の国税の優先」など)を書かなければならず、ただ計算の順番に従えば書けた法人税や消費税とは違った難しさを感じています。
大学時代にプログラミングのjavaの授業でやったパブリックスタティックヴォイドメインを思い出し、コンパイルエラーに苛まれたあの頃を思い出します…

楽だと言われるのは
「ある程度他の試験を経験しており、自分なりの覚え方を把握していて、かつ どれくらいの時間を投下するとどれくらいのリターンが帰ってくるか」
というのを理解している人が潜り抜けてきた試験だからなのかもしれないな…と思った次第です。


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