見出し画像

NVC Deep Program vol.1のメモ(LP資料を読んで味わう学び場)@3月30日


ここから先は英語で書いてある資料
(アメリカのNVCリーダーシッププログラムで配られたもの)
を日本に訳して、解説を加えたものが書き起こされてあります。

今回読んだ部分では、この300ページの資料で書かれていることを、見出し的にまとめています。

個人的に書き取っているメモなので、正確さは保証できません…!元の録画などを見て学びたい方はこちらからお申し込みください*

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

NVCとはストーリーである

NVCで話していることは、「物事をどのように捉えるか」ということに
ついてのストーリーであり、「普遍の真実」ではない。

目指している先は、
ジャッカル的な視点(道徳的評価や考え、手段や強要を行う目)から
キリン的な視点に持ち替えて行くこと。

人間とはどんな存在か、
世界とはどんな場所か、というストーリーを再定義することである。

NVCの目的は私たちの生活の質を上げることである。

それは例えばお互いを大切にし合うこと。
多様な可能性を信じて、皆のニーズを大事にする方法を見つけるために必要なつながりの質を育むことである。

NVCには「意識」と「メカニズム」と「言語」がある

NVCの意識に焦点を置くことが重要である。
その意識を育むためにOFNR(観察・感情・ニーズ・リクエスト)という4つのプロセスが準備されている。
NVCの言語(文法)はNVCの技術の実践する意識を育むために、その手がかりとして用意している。

「この世界でNVCを生きること」と、「NVCの世界で生きること」の違いについて

NVCの実践自体が難しいのではなく、自分を取り巻く状況のなかに、異なるパラダイムがありながら、実践することが難しいのである。

NVCの実践(アプローチ方法)には多様な側面がある

NVCを実践する上で、色々なアプローチがあります。
「自己責任の実践」に焦点をあてることもできるし、
「みんなのニーズを大切にする」ことに焦点をあてることもできます。

NVCと表現するものにも多様な性質があり、そのどの部分に触れているかを見ると、それぞれ優先しようとしているニーズが異なることがわかります。

NVCの様々な道が俯瞰的に捉えられると、それぞれが今どんな実践を大事にしようとしているのかということを受け止めやすくなります。
(個人の癒し、自己変容、社会変革など)

ニーズと手段の違い

「ニーズ」と「手段」を混同してしまうというのは、NVCを実践している中でもよく起こることです。

ニーズを満たすための手段は多様にあります。
例えば、「コミュニティ」というニーズを満たしたいとき

・リアルな仲間と集まること
・自分と深くつながり、内側に豊かな関係性があることに気づくこと
・満員電車で知らない人と肩が触れること

など、いろんな方法で満たされるかもしれません。

スピリチュアルな実践としてのNVC

NVCはただのコミュニケーションではありません。
「どうやって非暴力を体現するか?」という意識が重要なのです。
NVCの技術やプロセスはどんな宗教や伝統ともかち合わず、むしろその信仰を支えるために役立ちます。

子育てとNVC

子育ては1つのスピリチュアルプラクティスです。
子供は次の現実を作る世代で、子育ての前提やパラダイムをNVCの原則に根ざしたものにシフトすることは、大きな影響力を持ちます。

つながりと、長期的な関係性を優先すること。
パワーがどうあるのか?を理解すること。

特に、子供が影響される決断をするときに、パワーを分かち合い、共に決断することなどは、パワーウィズの大きな実践です。

とは言っても、「パワーオーバーになること」「パワーアンダーになること」自体も、何かその瞬間にある大事なニーズを満たしています。

例えば「シートベルトだけはしなさい!」と、彼らの命を守るために譲れないものがあるとき、パワーオーバになったりすることがあるでしょう。

「キリンの意識や言語が正しいもの」として、無理に共感をすること自体は重要ではありません。「共感しなければ」と思っている時点で、すでにNVCが大事にしようとしていることと矛盾がうまれています。

自分(の感情やニーズ)に深く繋がって、その状態で彼らと共にいるということ、何かの行動や言動を選ぶときに自覚的であるということを意識してみましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?