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リクエストを互いの無防備さや願いを聞きあう、深い対話の機会としたいんだ


こんにちは、桜子です。
先日Facebookにこんな投稿をしました。


お願いされたことに対して NOというのがとてつもなく苦手で困っている…。断るのに物凄いエネルギーがいるから、ぜぇぜぇしてしまったり。
そんなに疲れるなら頑張って受け入れてしまう方が楽かもしれない!と、半分のYES(妥協)を選択し続けて、その人との関係性に氷河期が訪れることもよくある。

お願いごとの奥にある願いを、他の手段でなら満たす手伝いができるだろうか?と、時に歯を食いしばりながら首をつっこんでしまったり、気軽にお願いごとをされないための環境づくり(関係性を遠ざけたり、忙しさアピールをしたり)を日々無意識に頑張ったりしていることにも気づいた。(本質的じゃなさすぎて、なんじゃそりゃ!って感じだけど)

NOってもっと気楽に言えるようになりたい。
ギフトとしてリクエストする意識の世界をもっと体感したい。
自己犠牲や義務感からではなく、自分やあなたに対する深い思いやりから行動できる私になっていきたい。この道は果てしなく長い〜…


この気持ちを言葉にしてみた後に
誰かのお願いに快くこたえられることの楽しさ、
助けになれたり、嬉しそうな顔をみれた喜びは、何よりも格別であること

自分がお願いをして、サポートしてもらえることから生まれる深い感謝や、安心など、たくさんのものを受け取るかけがえのない体験であるを思い出しました。


そう、本心に繋がると、
「お願いごとをしないでほしい」ということではない。
(反応としては、そんな気持ちもあったりするけれど)


ということで 改めて、私の中に起きていることを観察し、私の心からの願いを言葉にしてみたいと思います。


「お願いごと」を聞く時にどんなことが起きるんだろう?


体は 力みを感じて、息がとまったり、目が泳いだりする。心は、緊張や焦りを感じたり、動揺が生まれ、落ち着きと明晰さを失い始める。

そして、脳内でいろんな言葉が駆け巡る。
「YES」と早く言わないと、相手の人は居心地の悪さや気まずさや、拒絶感を感じるのではないか。(と切迫感を感じる)「相手が大事な人であるならば、お願い事は聞けるだろう!」(という脅しが聞こえる)
「NO」と言ったら、関係性が薄くなったりするかもしれない。(という怖さや不安が立ち上がる)がっかりする顔をみなければいけないかもしれない(ということへの嫌悪感が生まれる)

なるほど・・・これらの言葉(評価や批判、非難、脅しや強要などなど)に押しつぶされて、深く自分の気持ちに繋がるのが難しくなるみたい・・・


「Yes」と言いたい気持ちの奥にはどんなニーズがあるだろうか?

相手への配慮。あたたかさや安心を感じてもらうこと。(表面上のかもしれないけれど)調和。大事にすること。互いの関係性や信頼。(大変さを)分かち合うこと。効率性。スムーズさ。流れ。

自分ごとにすること(というニーズは聞いたことがないけれど)


「NO」と言いたい気持ちの奥にはどんなニーズがあるだろうか?

正直さ、ありのままであること、互いへの深い信頼や挑戦、気楽さ、健やかさ、喜びに動かされること、本物であること、内的なつながり、自由な選択、心の余裕、思いやり、納得感、聞いてもらうこと



なるほど・・・
「リクエストをもらうのが苦手」と表現したことの本当の意図は

私の内側で、「YES」へ進もうとする勢力が強くて、
彼らの強い叫び、その引力によって、
「NO」に進もうとする勢力の声が聞こえにくくなっていることへの嘆きから、あらわれていたのかもしれない。
「NO」と言いたい勢力の声も含んで、選択することができたらなぁ・・


私の中の「YES」と「NO」を統合して、でてきた願いは・・・

私がたとえ「NO」といっても、それは相手とのつながりを大事に思っていないということでは決してないことを、信じてもらいたい。

リクエストに対して、「YES か NOか」という二択で答えるのではなく、まずはそこに生まれてくる様々な気持ちや無防備な願いを共に分かち合い、つながりや信頼の糸を結んでいく機会にしていきたい。

どちらの選択をするにも、怖さや不安に動かされるのではなく、喜びや愛から動かされて、気楽さと自由、安心のスペースから選びたい。それが、私自身と、あなたを本当に大事にすることだと思っているから。


自分へのリクエスト


もし次、誰かにお願い事をされたら、

きっと緊張するであろう体を感じながら
「お願い事、受け取ったよ。少し、自分の気持ちに繋がる時間をとるから、ちょっと待ってくれる?」と言って、呼吸に還り、上に書いた願いを、その人に伝えようと思う。

このリクエストを通じて、私たちの間の理解やつながりに貢献したら、とってもはっぴーだ!

もし次、誰かにお願い事をしたくなったら、

「こういう状況でね、これをしてくれたら(こんなことが満たされて)ありがたいんだけれど…」とお願い事を伝えた後に、

「どうだろう?頼んでもいいかな?」と聞く代わりに
「このお願い事を聞いて、今 どんな感じか教えてくれる?」

と、そこにどんな声があるのかを聞いてみたい。
(相手のNOの奥に、どんなYESがあるのかと好奇心を持っていられること、その心の余裕と時間の余裕がある時だと、より対話がじっくりあたたかく進められて、最高だね!)



終わりに

リクエスト、というものは、とっても重たい感じがして、
いつも「わわ!きたー!」と心がバタバタしてしまうのですが、
CNVC 認定トレーナーの Yoram(可愛くて大好き)のセッションでは、

「リクエストをすることは、相手にこちらの幸福に貢献する機会を贈ることなんだ」と話しています。

今まで「誰かにお願いをすることは、迷惑や負担をかけることだ・・・」と 暗闇のように感じていたところからパーッと明るい世界がひらけたように感じ、私はこの言葉がとても刺激的でした。

このような意識でリクエストをしたり、受け取ったりすることができれば、どんなに気楽さや自由や喜びに満ち溢れるのか、と希望を感じています。

Yoramの動画とても可愛くて、わかりやすくて、面白くておすすめです!
(さこさんが日本語字幕をつけてくれています!;;)


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