今日ここに書きたいとおもっているのは、
私が人と関係性をもとうとする中で、
(たいてい無意識に)どんなことを行っているのか、について
最近改めて気づき、本意ではないとおもっていることについて。
また、そのテーマにまつわる「愛着」について、
「愛着障害」という本の内容から、参考になったこと。
1つ目の葛藤
その場にある期待や不和を察知して、
解決・解消のために身を捧げてしまう。
無意識にずっと周りの人の顔色や考えにアンテナをはり、それをするだけでもつかれるのに、自動的にその推測にもとづいて、期待にこたえようとしてしまう。
また、(求められていなくとも)そこにある関係性の不和にすごく意識がひっぱられ、その不和を解消しようとする。そうしているうちに、他者にばかり意識をむけているので自分がどんな気持ちなのか、何を望んでいるのかがわからなくなって、心が閉じていく。(感情があせていく)
そんな体験が、特に
・大きな集団で、
・気楽で安心していることが難しいような関係性のなかで
(年配の人や、はじめましての関係性が多いなど)
・役割として場をホールドする役割があるときに
おこるんだということが、よくわかってきました。
頭では、「人に貢献することを通じて、安心を得ようとしても疲れるだけだし、本当に心地良い関係性も健全さもそこに起こらない」と心底想っているのに、身体がそうすることをやめられない。
2つ目の葛藤
特に、女性との関わりのなかで、過剰に何かを恐れ、防御防衛したり、疑念や不信感を持ちやすい。
(例:「私は嫌われているんじゃないか」「嫉妬されているんじゃないだろうか」「これは褒めているようにみせた嫌味なのではないか」)
これは、小中高で女性からいじめられたことが影響しているんだろうとおもっていて、気づけている分対処できると思っていたけれど、じつは自分で把握していたよりも深く、ずっと、漠然とした怖さがあるんだということを最近発見した。
これらの探求に、「愛着障害」の本のなかで書かれていたことが役立ったので、いくつか抜粋して、ここに共有したいと思います。
本 「愛着障害」(著者:岡田尊司)より
いかに克服していくか
(1)良い安全基地をもつ
・安全感の保証(一緒にいても傷つけられることがない)
・感受性、共感性
・応答性(相手が求めているときに、応じてあげること)
・安定性(気分や都合で対応が変わるのではなく、
できるだけ一貫した対応を取ること)
・何でも話せること。隠し事や遠慮なしにさらけ出せること。
(2)愛着の傷を修復する
・未解決の傷を癒やす
・幼い頃の不足を取り戻す
(子供心を取り戻す)
・傷ついた体験を語り尽くす(認知的プロセス)
・怒りが赦しにかわるとき
・過去との和解
(3)役割と責任を持つ
・社会的、職業的役割の重要性
・否定的認知を脱する
・自分が自分の親になる
・ヒトを育てる
・アイデンティティの獲得と自立