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NVC Deep Program vol.2のメモ(LP資料を読んで味わう学び場)@4月6日

ここから先は英語で書いてある資料
(アメリカのNVCリーダーシッププログラムで配られたもの)
を日本に訳して、解説を加えたものが書き起こされてあります。

個人的に書き取っているメモなので、正確さは保証できません…!元の録画などを見て学びたい方はこちらからお申し込みください*

Judgement(良い・悪いという判断を伴う評価)について

<3つの評価を書き出してみよう>

①自己評価
(自分に対してどんな評価を持っていますか?「ポジティブ」なものでも「ネガティブ」なものでも構いません。3つほどかいてみましょう。)

例)だらしない / 完璧主義  

②他者評価
(誰かに対して下している評価を書いてみましょう)

例) うちの親は心配性だ

③自分に向けられた他者からの評価

例)他者の顔を伺う気にしいなところがある

→これらを書いてみて、今どんな気持ちですか?
 これらの評価はあなた自身にどんな影響を及ぼしますか?
 (言われたとき、思い出すときどんな気持ちになりますか?)

評価には2種類ある

一般的な評価とは、いい・悪いの判断が加わっていないもの。
例えば、「彼は彼女より10cm背が高い」というもの

道徳的な評価とは、いい・悪いという前提が含まれているもので、比較して優劣をつけるようなもの。

「あなたは彼より走るのが遅かった」というとき、それは観察にもなるけれど、そこに話し手の評価的な意識があるとき(もしくは受け手が評価として受け取るとき)それは道徳的な評価である。

→このことからも、言葉自体ではなくその時の意識・エネルギーが重要であることがわかる。


言語としてのNVCの要素(OFNR)

NVCで使っている言葉には、細かな定義が決まっています。
それをちゃんと理解できないと、NVCが目指している世界に進んでいくことが難しくなります。


あなたか私しか満たされない勝ち負けの世界(上下関係のある世界)は
基本的に恐れを原動力にして、評価や考え、手段、強要を行います。

対等な力関係で、愛と思いやりを原動力にする世界では、基本的に観察や感情、ニーズ、リクエストを行います。

①(客観的)観察と評価

太郎くんが、花子ちゃんに「お皿を洗ってくれる?」と聞いて、彼女が「いやだ」と言った。その事実をみて、「彼女はいやだと言った」というのは観察ですが、「彼女は意地悪だ」という表現は、評価です。

主観的観察

過去に体験してきたことによって蘇る内側の観察について表現することを主観的観察と言います。

社会的背景の観察

より大きな文脈を取り入れて行うものとして、社会的背景の観察というものもあります。例えば、女性が家事をさせられていた歴史、その文脈の中で見えてくる状況についての表現など。

一般的にNVCで「観察」というとカメラで写せる客観的事実のことであると言われますが、そのカメラも誰がどの方向にカメラを向けているのか、どのタイミングで録画をオンにし、オフにしているのかという操作性がある時点で、完全な客観性はありません。

観察をする上でのポイント

①想像や推測を省いて、聞いたことやみたことで表す
②中立的な表現をする
③下界で起きている観察がないときは、自分の体の物理的感覚、思考を表現する

なぜ観察をするのか?

それぞれが行ったことや、言動の共通認識を確かめ、
その奥にある感情やニーズに目を向けるため。 ​
(評価し、決めつけてしまうのではなく、好奇心を持って目を向けるため)

②感情と思考

「〜っておもう」「〜な感じがする」というのは感情ではなく思考であることが多いので気をつけよう。

何かモヤモヤしたことがあるときに、「相手はきっとこうだったのだろう」と推測や思考に意識を向けるのではなく、その時の自分の気持ちに焦点を当ててみよう

Q:なぜ思考よりも感情に意識を向けるのが大事なのだろう?
(それぞれ考えてみてね)

③ニーズとは

・普遍的に全ての人が持っているもの
・生命体として生きていくために絶対必要なもの
・生き生きと繁栄するために必要なもの
・基本的、核となる体験のエッセンス
・永久、永遠に、いつも存在している
・ポジティブである(求めているもの、願っているもの)
・オープンである(特定の方法でないと満たされないというものではない)

④リクエストのポイント

・動きを促すAction言語である
・今ここで願っていることを表現すること
(「あの時ああして欲しかった」ではない)
・ポジティブに表現すること
(「〜しないで」ではなく「〜して欲しい」という)
・相手にNOが言える余地があること
・つながりのリクエスト→行動のリクエスト


NVCのマイルストン

①正しい / 間違っているの世界→ ニーズ中心の理解
②強要→リクエスト
③同意→理解
④何かを選ぶ時、感情とニーズを軸にすること
⑤自己評価をする→永遠に続く学びとお祝いにシフトする
⑥相手を評価すること→全ての人の人間性が見えるようになっていくこと
⑦ただ自分が求めていることを実現する→対話を通じて、より多くの人の健やかさを目指す
⑧何かを選ぶ時に、従う or 抵抗する ではなく、自分が本当に願っていることを満たす
⑨これがこれ→相互依存
⑩あなた vs 私 →WE
11 賞罰→ニーズの世話をする
12 安全→無防備さを伴い、未知を受け入れる


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