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生筋子をほぐすのにバドミントンのラケットが最高という話。

どうも、魚卵大好き人間です。数ある粒々の中でも愛してやまないのがいくらの醤油漬け。秋になると出回る生筋子をほぐしては、せっせと醤油漬けを仕込んで冷凍ストックしています。いくらの錬成に欠かせないのがバドミントンのラケット。え?ラケット??


生筋子のほぐし方

①生筋子をほぐす。

用意するものは、ボウルとバドミントンのラケット(新品)だけ。ダイソーで110円で買いました。使う前によく洗って乾燥させ、アルコールスプレーを吹きかけてあります。

バドミントンは高校3年のクラスマッチで校内一位になったことがあります。商品はクラス全員分のハーゲンダッツでした。

表面の薄い膜をやさしく破り、魚卵の部分をラケットに押し当てていきます。いくらの膜は案外強く、破れそうで破れないので安心してぐいぐい押しつけていくっ!

ちなみに私的生筋子の底値は598円/100g。大粒で鮮度がよく、底値が重なったら迷わず買い。我ながらなかなか買い物上手だと思う。

こんな感じでいくらだけがボウルに落ち、最後には薄い膜だけが残ります。バトミントンのラケットは金網よりもなめらかで、多少の弾性があってしなやか。金網の金っ気を気にすることなくゴシゴシほぐせるので、結局バトミントンのラケットに落ち着くんですよね。

ちなみに生筋子を熱湯に入れて菜箸でぐるぐると混ぜる方法もありますが、火が入ってしまいあまり好みでないためこの方法をとっています。

②いくらを掃除する。

40度程度のお湯に小さじ山盛り1杯程度の塩水(0.5%程度)をたっぷりと用意し、いくらを洗っていきます。

電気ケトルで熱湯を沸かし、1.5倍程度の水を混ぜれば40度程度になります。ちょっとぬるめのお風呂が目安。

初めは血で濁りますが、何度か水を変えて洗ううちにきれいになってきます。

白くぽつぽつと浮いている薄皮も取り除きましょう。

水が濁らず浮いてくる膜がなくなったら掃除終了の目安。

洗っては水を換えを数回繰り返すうち、すっかりきれいになったいくら。無心になっていくらを掃除する時間が好きなので7〜8回繰り返しますが、ほどほどでどうぞ。

眩いばかりのいくらちゃん。きれいだよ…(花嫁を愛でる母の心境)。


③味付けして冷凍する。

我が家は醤油漬け(いくら丼として食べる用)と塩漬け(おせち用)の2種類を仕込みます。

味は醤油漬けの方が好みだけど、いくらの色が生きるのは塩漬け。おせちの彩り用には色鮮やかな塩漬けを採用しています。

そしてここからがいくら作りの最重要ミッション。できたてを新米に乗せてかきこみたい欲を抑え、一旦冷凍しましょう。

アニサキスで食中毒になりたいかー?(ニューヨークに行きたいかー?)

多くは語りませんがアニサキス恐るべしなので詳しくはこちらをどうぞ(厚生労働省のページに飛びます)。鮮度のいい生筋子を使うのはもちろんのこと、−20度で24時間以上冷凍することでアニサキス幼虫が死滅するとのこと。冷蔵庫に下ろしてひと晩置けば解凍できますよ。


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生筋子が手に入るのは秋のわずかな期間だけ。先日仕込んで冷凍したいくらの醤油漬けがそろそろいい頃合いなので、解凍していくら丼にするとします。

最後まで読んでくださりありがとうございます。


横田 睦美

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