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お肉ほろほろ。飲めるほどやわらかいプルドポーク完全ガイド


お肉ほろほろ、触れるだけでほぐれる極上やわらかなプルドポーク。「レシピ教えて」の声が絶えない我が家のプルドポークレシピをご紹介します。

結論、プルドポークは飲みものです。


プルドポークの作り方

《プルドポーク》
【材料】3〜4人分
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・豚肩ロースブロック……600g
・おろしにんにく……2片分
A マコーミック スパイス21……肉の重量の2%
A マコーミック ブラックペパー(あらびき)……小さじ2
・セロリ……1/3本(30g)
・玉ねぎ……1/2個(70g)
・にんじん……1/3本(50g)
B白ワイン……150ml
B水……150ml
C中濃ソース……大さじ3〜
Cウスターソース……大さじ3〜
Cトマトケチャップ……大さじ3〜
C水…適量

【作り方】
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①セロリ、玉ねぎ、にんじん(皮ごと)を薄くスライスする。
②豚肉の表面におろしにんにく、【A】をそれぞれすり込む。ラップでぴったりと包み冷蔵庫で3時間〜ひと晩寝かせる。
③オーブン可能な厚手の鍋に野菜を敷き肉を入れて【B】を注ぎ、ぴったりと蓋をして予熱なしのオーブンで焼く。「160度で2時間」もしくは「140度で3〜4時間」※低温でじっくり焼いた方が肉がやわらかく仕上がります(動画は140度で4時間加熱)。時間が長く取れない場合は160度で2時間焼いてください。
④一度肉を取り出し、フォークを使ってほぐす。
⑤鍋に残った野菜に【C】を入れてブレンダーでなめらかにしソースを作る。肉に絡める。

【ポイント】
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▶︎ソースのとろみが強い場合は水を入れて調整してください。
▶︎中濃ソースとウスターソースが両方ない場合はどちらか1種類で味を見ながら加減してください。
▶︎パンに挟んでプルドポークサンドに、サラダのトッピングに、シチューやカレーに入れても◎
▶︎ソースはジッパー付きの保存袋に入れて冷凍できます。シチューやカレーの隠し味に。
▶︎鍋は「staub ココットロンド 22cm」を使用。staubやル・クルーゼはガス、IH、オーブンに使用できほっとくだけで無水調理が叶うので一家に一台ぜひ!サイズお悩みの方コメントください。
▶︎staubやル・クルーゼなどオーブン対応の鍋がない場合圧力鍋でも調理できます。なるべく低温(低圧)で、じっくり加熱することでやわらかく仕上がります。

もっと詳しく

▶︎材料について

・肉は豚肩ロースブロックを。豚ロース(とんかつに使う部位)だとほぐれないのでご注意ください。
・玉ねぎ、にんじん、セロリは合計で150g程度あればバランスはお好みでどうぞ。

味の主役はユウキ食品の「スパイス21」。21種類のスパイスとハーブ、調味料がブレンドされているのでこれ1本で味が決まります。

本来数種類のスパイスを揃える必要があるプルドポークのハードルを下げる素晴らしいアイテムです。ヨドバシ.comで購入できます。

①肉に下味をつける

豚肩ロースに下味をつけます。肉の表面におろしにんにくをすり込み、続いて肉の重量の2%のスパイス21をすり込みます。

ラップでぴっちり包み、冷蔵庫で半日〜ひと晩寝かせます。バーベキューに持っていくならこの段階まで準備しておくとスムーズです。

②オーブンで焼く

野菜はお好みですが玉ねぎ、にんじん、セロリが鉄板。セロリは残りがちな葉の部分で十分で、スープなどで余った野菜を冷凍しておいたものでも代用できます。

肉600gでstaub22cmだとこんな感じ

鍋に野菜を敷き、下味をつけた肉をドカン!白ワインと水を注いだら準備完了です。焼き時間は「160度で2時間」もしくは「140度で3〜4時間」

※低温でじっくり焼いた方が肉がやわらかく仕上がります(今回は140度で4時間加熱)。時間が長く取れない場合は160度で2時間ほど焼いてください。多少長く焼いても問題ありません。

③焼き上がり〜ソース作り

140度でじっくり4時間焼いたものがこちら。上からも熱が入るので表面が香ばしく色づき、香味野菜もくたくた。ほぐしの儀式に入る前に一旦肉をバットに取り出しソースを作ります(冷めないようにアルミホイルを被せること)。

鍋に残った野菜にウスターソース、中濃ソース、トマトケチャップを入れてブレンダーにかけ、ソースを作ります。加熱時間によって水分の飛び具合が違うので、シャバいときは火にかけて煮詰めてください。

▼詳しくはこちらの動画をどうぞ

いざ、ほぐしの儀!

もう何度となく作っていながら、触れただけでほぐれるやわらかさに毎度驚かされます。自重を使って肉自らがほぐれにいっている感じ(?)

プルドポーク一番の見どころなので、食卓で披露するのがおすすめです。きっと歓声が上がること間違いなし。

信じられないだろ…これ全部肉なんだぜ

冷めるとやや硬くなるので、ほぐす前に軽く火にかけて温めるか(その場合は少量の水を足して焦げないように)、140度程度低温のオーブンで20分ほど温め直すとほかほかが復活します。

好みの量のソースを絡めて完成です。ソースは多めにできるので味を見ながら絡めてくださいね。

おすすめの食べ方

一番のおすすめはなんと言ってもプルドポークバーガー。レタス、オニオン、チーズにトマト、仕上げにたっぷりのプルドポークをサンドし、口角にソースをつけつつ顎が外れる覚悟でかぶりつきましょう。

欲張りすぎると(欲張らずにはいられない)肉が溢れて食べにくいので、クッキングシートを折って作ったバーガー袋に包んで食べるのがベター。そのほかホットドッグ(マスタードの相性が最高)にも。

保存について

ほぐしたプルドポークとソースは冷凍保存できます。ジッパー付きのフリーザーバッグに入れて空気を抜き、平らにして冷凍。使う時は冷蔵または流水解凍してください(油が多いのでレンジで温めると袋に穴が開くので注意!)

カレーやシチュー、ポークビーンズに使えば煮込み時間ほぼなし、お肉の旨味たっぷりの極上カレーができちゃいます。

プルドポークって実は究極の作り置き冷凍なのでは…!


オーブンを使わず作る方法

「オーブンに使える鍋がない」という方のために他の方法をいくつかご紹介します。まずはご自宅にある鍋(と蓋)がオーブン対応かを確認し、対応でなかった場合は以下の方法をおすすめします。

電気圧力鍋、圧力鍋…
オーブンで作るよりも短時間で仕上げることができます。ただしメーカーによって加圧、加熱時間が異なるので取扱説明書他で調べてから調理してください。

IH・ガスなどの直火調理…
軽く蓋をずらし、じっくりことこと2時間煮込みます。途中水分が足りなくなったらこまめに水(または白ワイン)を足し、肉が十分やわらかくなるまで煮込みます。安全のため火元から離れないでくださいね。

アウトドアで調理する場合…
ダッチオーブンがあれば沸騰するまでは中火、沸騰したら弱火でじっくり2時間以上加熱します。

炊飯器…
炊飯器で作るプルドポークレシピもありますが、炊飯以外の調理を推奨していない炊飯器も多いため(食材が蒸気孔を塞ぎ、最悪の場合爆発の可能性)、私は推奨していません。調理対応可能な炊飯器をお持ちの方は自己判断でお試しください。

Let's プルドポーク!

おもてなしはもちろん、いつもの食卓が特別になるプルドポーク。作業時間10分、あとはオーブンにおまかせで確実においしいお肉ができるって、本当に魔法のような料理です。

これからの季節はキャンプやアウトドアでも大活躍間違いなし。ぜひ作ってみてくださいね!

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