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絵とことばで、あの日のあのこを抱きしめる。イラストレーター。おはなし、お散歩記事、映画…

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絵とことばで、あの日のあのこを抱きしめる。イラストレーター。おはなし、お散歩記事、映画感想文も。いろいろ入ってるパフェみたいなnoteです。 紙の絵本を作りたい|猫と一緒に暮らしたい|キレイな空と雲がスキ

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  • とっておきnoteをあつめたmuの宝箱

    ずっとそばにいてほしい、宝物の記事たちをあつめている。

  • 感想文たち

    心に残っている映画やドラマ、展覧会の感想文など。

  • muのお散歩

    おいしい、楽しい、おもしろい。また行きたくなる「はじめまして」の町、大スキ!な町のお散歩記事たち。

  • くまたちのイラスト&マンガ

    くまたちのイラスト記事やマンガ。 生きることが楽しむことであってほしい、と願うくまたちは、自分たちの残りの時間を、スキなことをして思うままに過ごしていくと決めている。

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    これまでの作品とお仕事などの記事を、プロフィールのかわりに。

最近の記事

ポテトの山に旗を立てられるのはママだけなの「システム・クラッシャー」映画感想文

ショッキングピンクの服を着たブロンドの少女が、不穏な眼差しでにらんでくる。 タイトルの文字はパステルピンクで、ぱっと見た目はとってもキュート。 白ヌキされたコピーはたった1行、 〝ただママと一緒にいたいだけ〟 泣ける系なのか? どうしても気になる。 遅まきながら「シアター・イメージフォーラム」@渋谷にデビューした 強烈かつ洗練されたビジュアルに惹きつけられて、公開日に憧れの「シアター・イメージフォーラム」をはじめて訪れた。 土曜出勤のあと19時過ぎの最終上映回に滑り込

    • よぞらのおふとん

      月が つぶやきました あのこぐまは また今夜も 天体の本を読んでいなさる 仕方がない 今しばらくは わたしの灯りを かしてあげよう ああ おつきさま 大変なことを知りました こぐま座のポラリスが 北極星であることは われわれこぐまの よろこびでした ところが 何ということでしょう 2000年後の北極星は ポラリスではありません かわってケフェウス座のエライが つとめると決まっているのです もちろんそのとき もうこの世には いない自分でありますが ああ この自分は 宇

      • のはらのおふとん

         すみれとうぐいすの話 太陽は、このふたりの願いをきいてやりました。 そのすみれからは、香気を抜き去りました。 そして、そのうぐいすからは、いい声を奪ってしまいました。 ・・・・ (うぐいす)私は、しごく平和に日を暮らしています。 (すみれ)わたしは、しあわせな日を送っています。今年は、お陰でたくさん実を結びました。    小川未明「すみれとうぐいすの話」より抜粋  Stellaria 星のかたちに似た 自慢の花びらは5枚 わたしの学名は〝Stellaria〟 語源は

        • 星月りずむさんがmuを紹介してくださいました🌈 サイトマップのように過去記事まで貼っていただき😳りずむさんと虹のキラキラでつながっている気がしてしまいます✨お礼の記事より、新しい絵を描きます。ありがとうございました🩷記事はこちら↓ https://note.com/rizumu500/n/n0bc0fcc01dcc?sub_rt=share_pw

        ポテトの山に旗を立てられるのはママだけなの「システム・クラッシャー」映画感想文

        • よぞらのおふとん

        • のはらのおふとん

        • 星月りずむさんがmuを紹介してくださいました🌈 サイトマップのように過去記事まで貼っていただき😳りずむさんと虹のキラキラでつながっている気がしてしまいます✨お礼の記事より、新しい絵を描きます。ありがとうございました🩷記事はこちら↓ https://note.com/rizumu500/n/n0bc0fcc01dcc?sub_rt=share_pw

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        記事

          「とっておきnoteをあつめたmuの宝箱」を開けてみた

          宝箱マガジン作りました あなたの記事がマガジンに追加されました! というお知らせがくると、うれしくなって「ありがとう!」と伝えに相手のnoteまで出かけます。 思い返すとこれまでは、自分の記事を仕分けておくためだけにマガジンを使っていました。 noteをはじめて7カ月、新しく 〝とっておきnoteをあつめたmuの宝箱〟 というマガジンを作りました。 すでに多くの方がされているように、大スキ!な記事をしまっておくためのマガジンです。 ただただお気に入りで、いつもそばにい

          「とっておきnoteをあつめたmuの宝箱」を開けてみた

          観覧車の下で自分と待ち合わせ♨️お散歩「後楽園」

          めくるめく日々が過ぎ、 手帳をめくり、暦をめくり、 この身を追いこし季節がめぐる。 自分との約束を果たす日 いくつかのハードルをギリギリの低姿勢でなんとか飛び越えて新年度を迎えながら、よりによって月曜日に満開になった桜に向かい、ああどうか置いていかないで、と念じたのがずいぶん前のことのようだ。 乗るつもりのない観覧車が、雲の隙間からのぞく青空を背にパースがかかり胸を張って立っている。 そのBIG-Oの円心のど真ん中を、上がったり下がったり、誰かさんの心持ちのようなジェッ

          観覧車の下で自分と待ち合わせ♨️お散歩「後楽園」

          思い出を描きとめる夜

          こわい夢を みたくない夜 うれしかったこと 楽しかったことを 思い出してから 眠るよ                   ーキャラメ 前のおはなし↓ ひとつめのおはなし↓

          思い出を描きとめる夜

          あの路地を曲がって扉を開ける🚪春のお散歩「吉祥寺」

          少しくらいの雨ならば、予報が雨のち晴れならば、傘などささずに出かけてしまおう。 余計な荷物も心配ごとも、全部忘れて歩き出そう。 控えめに言っても熱烈大好きなワンダータウン吉祥寺 お散歩といえば、吉祥寺は定番の人気の町と言えるだろう。 紅茶の缶やパッケージのイラストがかわいくて、おいしい茶葉をテイスティングして仕入れているのは絵を描くご本人という「カレルチャペック紅茶店」や、その横には帽子専門店を挟んで絵本好きのための絵本好きによる、秘密基地のような絵本屋さん「トムズボック

          あの路地を曲がって扉を開ける🚪春のお散歩「吉祥寺」

          muのnoteを紹介してもらったのがうれし過ぎてずっとドキドキしている。

          お仕事中の休憩時間、いつものようにnoteをひらくとお知らせが。 ネコぐらしの勉強暮らしさんに、記事を紹介していただきました! しかも1つの記事を取り上げるのみならず、ひとりのnoterとしてのmuのイラストや感想文などの全貌についてそれはそれはやさしく、もったいないほどの愛をもって言葉を紡いでくださっているので、びっくりしたのとテレるけどうれし過ぎたのでずっとドキドキしたままです。 紹介いただいた記事はこちら↓ 書く文章についていろいろな種類のカードの束を持っているよ

          muのnoteを紹介してもらったのがうれし過ぎてずっとドキドキしている。

          キミがくれたおくりもの

          はじめてキミと 一緒にあまいケーキを食べる この時間はきっと ずっと忘れられない おくりもの こんな日がくるなんて 思いもしなかった わからないものだよ びっくりだよね キミもそう思ってる? またキミと 夕焼けを見に行きたい とっておきの場所で 少しずつのびていく 明るい時間に 次のおはなし↓

          キミがくれたおくりもの

          青空の下でコーヒーを☕️お散歩「清澄白河」

          変わるもの、変わらないもの。 人の気持ちは変わっても、空の青さは変わらない、 とか。 清澄白河の入口「Blue Bottle Coffee」 サードウェーブの上陸と騒がれた「ブルーボトルコーヒー」の1号店が清澄白河にオープンしたのは2015年のことらしい。 フラッグシップカフェとなった清澄白河のお店は、明るく天井の高い工場のような空間で、自分たちで選んで仕入れた生豆を大きな機械で焙煎し、人の手で丁寧にドリップしてくれる。 すぐにでも味わってみたかったが、大混雑と大行列に

          青空の下でコーヒーを☕️お散歩「清澄白河」

          焼き菓子に誘われて🥮お散歩「蔵前」

          好きな食べものは? という質問には、もはや「小麦粉です」と答えたらいいのではないかと思っている。 まずは、パン。ピッツァにパスタ、パンケーキ、クレープ、ワッフル、タルト。 コーヒーをおいしく淹れたくて毎日ドリップしてみているが、紅茶も好きでこちらはいくらか上手にいれられる。 紅茶の隣にはスコーン。 仕事で疲れきって、ぼんやりとInstagramを漂っていた私の目を覚まさせたのも、スコーンだった。 「菓子屋シノノメ」のスコーン 何かを成しとげたごほうびでもなく、ただ日々に

          焼き菓子に誘われて🥮お散歩「蔵前」

          キミが夢見てるもの

          もしも 誰かに キズつけられることがあっても 夢には 誰も 手出しできない ぎゅっと強く 胸に抱いたら 夢だけは キミのもの 次のおはなし↓

          キミが夢見てるもの

          父と映画と私

          「あなたも行くかい」 と、父が私を映画館へ誘ったのは、あとにも先にも一度だけ。 あれはたしか高校生になった年だったか。 連れて行かれたのは神保町にあった岩波ホール。 あった、と過去形で語らなければならないことが本当に残念であると、きっと父は私の10倍は感じていることだろう。 映画を愛する人びとなら誰しも、入り口になった作品や映画体験を持っているのではないかと思う。 私の入り口はあの日の岩波ホールだ。その扉を開けてくれたのは父だった。 映画の入り口になった日 その日上映さ

          父と映画と私

          誰かの大切なもの

          同じものでも、 似てもないけれど、 大切にしているものがある。 という共通点が、 ともだちのはじまり。 に、なったおはなし。 次のおはなし↓

          誰かの大切なもの

          ある春の日、キミに近づいた

          春の遠足  グループ分け  お弁当の時間  自由時間 ある春の日 ひとりが スキだけど ともだちも スキだよ             ーブラウニ 次のおはなし↓

          ある春の日、キミに近づいた