#400【京都】三井家下鴨別邸と写真散歩の旅
こんにちは、旅するフォトマガジンMとWのキートン福永です。
自己紹介はこちら。
さて、今回の旅のスタートは下鴨神社付近から。
下鴨神社は春に行ってきたばかり。もし、その時の記事をまだ読まれていない方はぜひその素敵な空間をご覧ください。
■三井家下鴨別邸の限定公開を見に
今回、再び出町柳まで来たのにはワケがあって、下鴨神社の側にある三井家下鴨別邸が限定公開されるという情報を知ったから。
日本三代財閥のひとつである三井家が下鴨神社の南に別邸を構えたのは1925年の頃らしく、その建築は重要文化財に指定されています。
で、今回は貴重な建物の一番最上階まで上がれるという特別な日だったので、行ってきました。
目指すはこのテッペン。建物もさすがに風格があります。
1階、2階も色々と見るべきポイントがありましたが、まずテッペンへ!
このような急な階段を上がると現れる望楼。
そして、その窓越しから見える景色、これが『かつての豪商が見た景色』です。
1階や2階からも庭が見えますが、さすが望楼というだけあって三階からの眺めは格別でしたね。
また、ちょうど紅葉の時期だったこともあり、遠くの山々の紅葉も見ることができ、ここから京の四季を眺めていたんだなぁと思うとスケールの大きさに驚きます。
さて、外の景色だけでなく、今回ご一緒してくださったお二人も記念に一枚。
実は本日は4人でカメラ片手に京の街をぶらぶら写真撮り歩こう!という企画でした(一人は午後から参加だったので、こちらは3人で)。
三井家といえば、近江から伊勢松坂、そして江戸へ変遷することで武士から商人、そして、酒屋から呉服店へと業界転換をすることで"豪商"となり「越後屋、お主も悪よのう」の名セリフが現代にも語り継がれる越後屋三井呉服店、いわゆる今の百貨店「三越」を含む財閥にまで成り上がった家系。
その三井家の下鴨別邸は写真禁止で撮れなかった物も多かったですが、普段見ることができないような素敵な品々がありました。
■三井が商人として基礎を築いた松坂とのコラボ企画も
今回は、三井家の立身出世の地、伊勢松坂とのコラボで呉服(木綿と藍)の展示がいくつかありました。伊勢は木綿と藍が特産で、それを江戸に持ち込むことで商売を繁盛させたんですよね。美しく織られ、刺繍された着物は間近で見るととても美しかったです。
ちなみに、以前、伊勢神宮に行ったことを記事にしていますので、よければ併せてご覧ください。
■下鴨神社も散策
以前の記事でもその魅力を紹介した下鴨神社、流鏑馬を行うエリアでフリーマーケットが開催されていました。こうして、人と人が(気を使いながら)リアルに接するイベントが開催されることに久々に穏やかな気持ちを感じましたね。
■ランチはロコモロ
さてランチは、出町柳駅ちかくのカフェ・ダイニングバーのshukr(シュクル)さん。それなりの広さがあるので、ぜひ複数でおとづれた際は候補にどうぞ!
私がいただいたのはロコモコ、奇を衒っておらずとても美味しかったです。
■出町桝形商店街を歩く
食後は、のんびり会話しながら、京の商店街を散歩しようということで、まずは出町桝形商店街を散策。
出町桝形商店街、観光客がそれほど多く訪れる処ではないので、近隣に住んでる人のための商店街っていう雰囲気がして落ち着く。でも、ちょっとだけへんてこりんな場所やおしゃれなカフェもあったりして、他で味わったことのない素敵な商店街でした。
■たくさん歩いたらカフェで一服
場所を少し移動し三条方面へ。先斗町が電柱の地中化しており、随分と綺麗な通りになっていました。電柱や電線が張り巡らされている雰囲気も好きだったので、綺麗になって嬉しい反面、少し寂しさも。帰って写真を見るとやはりシャッターを切っていませんでしたね。
■夜の街も面白い
朝早く集合したのにも関わらず、ランチやカフェで休憩を入れつつ、夜が更けるまで京の街をカメラ片手に散歩した1日。最後は4人でご飯を食べ解散。
真面目に写真を撮るというより、喋りながら、歩きながら、カメラや写真、その他いろいろな話をしながら京を歩く旅。久々に楽しかったです。
以上、キートンこと、福永でした。さて、次はどこに出かけようか!?
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