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無限隕石のロクサーヌ #EDHデッキ紹介

サンダージャンクションの無法者のプレビュー期間中に、ある衝撃的なカードが発表された。
一部界隈は衝撃と歓喜。そして大いに盛り上がったのだ。

ロクサーヌ(Roxanne)はヨーロッパ系の女性名で、古いイランの言葉で「きらきら輝く」「輝く美しさ」などの意味があります。アラビア語のルクシャナに相当し、マレー語のシャナとも同祖です。


統率者「落星の学者、ロクサーヌ」

ケモナー歓喜

落星の学者、ロクサーヌが戦場に出るか攻撃するたび、「隕石」という名前で「隕石が戦場に出たとき、1つを対象とする。これはそれに2点のダメージを与える。」と「{Tap}:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ、無色のアーティファクト・トークン1つをタップ状態で生成する。

あなたがマナを引き出す目的でアーティファクト・トークン1つをタップするたび、そのアーティファクト・トークンが生み出したマナのタイプのうち望むタイプ1つのマナ1点を加える。

能力は大きく2つあり、1つ目がETB及び攻撃時に隕石という名前のアーティファクトトークンを生成する能力。
もう一つはアーティファクトトークンから出るマナがを追加1する能力の2つです。


隕石トークンは場に出たときに好きな対象に2点のダメージを与えることができる、マナアーティファクトとなっており、ロクサーヌが場に出るか攻撃するたびに2点のダメージを好きな対象に飛ばすことができるのは非常に優秀。

確かに優秀ではあるが、統率者戦のスピードやサイズ感で考えるとかなり力不足出ることが否めない

ですが、ロクサーヌで勝ちたい。
そんな思いで無限隕石を軸にしたデッキを構築してみました。

デッキリスト

※EDHフリプ会のときのレシピから少し更新しています


基本的な動き

基本的には緑のランパンやマナアーティファクトで加速して、無限コンボを揃えて勝つというのが基本的なデッキの動きとなっています。
マナ加速としては定番カードを沢山搭載し、早ければ2ターン目にロクサーヌが着地することも可能です。

「魔力の櫃」や「オークの木こり」が場に出ているとこれらを踏み台にして2ターン目に5マナに到着してロクサーヌを場に出すことも可能です
序盤に登場したマナクリやヘイトベアを対処できるのはなかなか優秀。
殴るたびにブロッカーを除去することもできるので、意外と器用に立ち回ることもできます。

ちなみに2ターン目に「魔力の櫃」経由でロクサーヌを出した場合には3ターン目のアップキープには隕石トークンからの2マナも含めて「魔力の櫃」をアンタップすることも可能です。

序盤はそうやって飛ばすことができたとしても、中盤以降に繋がらないのがこのデッキの弱いところ。

非常にコンボ依存デッキなので青や妨害を妨害するカードをたくさん入れているのも特徴です。

あと土地が適当なのはニーキャデッキに飽きたのでそのマナベースを下にしているからであって、もうちょっとちゃんと回るようになったらマナベースも組み直してみたいと思います。


無限コンボ

1.無限宝物からの無限隕石

定番のなかの定番コンボ
無限宝物コンボです。

手順
1.剣歯虎と波止場を場に出す
  このときに5個以上宝物が生成できれば無限
  ※ロクサーヌが場に出ていれば3つでも無限
2.2マナで剣歯虎の効果で波止場を手札に戻する
3.2マナで波止場を場に出す
→ 余剰分無限マナが出てくる

この無限マナができる状態の場合には、ロクサーヌで無限隕石もできます。
1.ロクサーヌのETBで隕石で2点ダメージ
2.剣歯虎でロクサーヌを手札に戻する
3.ロクサーヌを出し直しETBで・・・

コンボパーツがクリーチャ2体なのでこのデッキの中では一番決めやすいコンボとなっています。

2.無限食物連鎖からの無限隕石

これも定番コンボですが、「食物連鎖」+「不死身、スクイー」or「永遠の災い魔」といった追放領域から唱えられるクリーチャを使った、無限マナの生成です。

無限マナができると、統率者領域からロクサーヌを唱える。
隕石で2点ダメージ。
食物連鎖でロクサーヌを追放する → 統率者領域に戻す → 無限マナからロクサーヌを唱え直す・・・

という感じで無限隕石ができます。
ちなみに、ロクサーヌと食物連鎖だけだと無限コンボはできないです(統率者税が+2で重くなるため)
あくまでも、クリーチャ専用の無限マナが出た状態で歩行バリスタがいなくても統率者領域のカードで勝てるというのが差別化要因になっています。

しかしながら、食物連鎖をサーチする手段が「ギャンブル」くらいしかなく、このデッキ的に決めにくいコンボだったりします。
ロクサーヌが統率者領域にいるからこそできるコンボなので、美しいコンボなんですがサーチが弱くて使いづらいというのがなんとも悲しいところ。


3.(おまけ)魔の魅惑の供養

いつぞやの2万円のくじで出てきた「魔の魅惑」を供養するために、「有角カヴー」と「群の祭壇」や「パーフォロス」、「霊気貯蔵器」というコンボも入れますが、食物連鎖と同じくサーチ手段があまりにも細すぎてまず揃わないです😇

このコンボのためのカードを抜いて、もうちょっと汎用的な置物対策とかを入れたほうが安定しそう。

実際に回してみた感想

また先日もカーボンさんEDHフリプ会に参加させていただき、ロクサーヌをはじめ色々なデッキを回させていただきました。

1.パーフォロスが強かった

パーフォロスが出ている状態で、赤マナの分だけ2点ダメージという「にやにや笑いのイグナス」が出入りするというコンボというほどでもないものが決まり掌握。

2ターン目から継続的に隕石を生成してくれたロクサーヌのお陰でかなり早い段階でダメージレースにすることができました。


2.剣歯虎+波止場が強かった

勝利した試合はだいたいこのコンボ
青が2名もいる卓でコンボ決まらないなぁ~と思っていたんですが、ほか3人が怪獣大決戦のような超ド派手な動きをし消耗戦が展開され、私は自分のターン以外にすることがまったくないデッキなので傍観。

残りライフ3で自分のターンが回ってきたところで、敵対工作員を除去してサーチカードから剣歯虎と波止場を揃えて無限隕石に突入しなんとか勝利。
(その試合は1周する間に30枚くらい手札が入れ替わって本当に意味がわからないよ😇


改造するなら

絶対に白を入れたほうが強い。
食物連鎖というエンチャントに勝ち筋を依存している割にサーチできないのでそのあたりは非常にもどかしい。

更にいうと、白いれるならロクサーヌ以外にも山程勝ち筋があるので・・・
(そもそもロクサーヌを統率者に指定できないですし)

ある意味カジュアルで回すという感じであればこれくらいの、回ってて強いけどコンボが決まらずもどかしい構築のほうがいいのかもしれない。




なお、私は断じてケモナーではない。


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