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字幕つきの動画ファイル

 教材として動画を作成するのに,YouTubeの字幕の機能はまあまあ便利に使えている
 ただ,作成したものをオンラインで見てもらう分にはよいのだが,字幕つきの動画ファイルとして保存したいとき,YouTubeではちょっと難しい。
 YouTubeで字幕のついた動画を全画面で再生して,QuickTimeの画面収録を使ってみたが,これでは動画の音声が収録されない。動画と音声を編集ソフトで合わせるみたいなことも頑張ればできなくはないが,もっとシンプルに,QuickTimeの画面収録でコンピュータの音声出力をそのまま入力として使えれば一番楽なのだ。画面収録にマイクからの音声はつけることができるのだから,何か方法はないものか。
 と,思いながらググっていて,Soundflowerというアプリを見つけた。コンピュータの音声の出力先をSoundflowerにしてやることで,仮想的なデバイスとしてそこから他のアプリへの出力が可能になるらしい。
 しかし,このアプリはすでに開発が終了して,ほそぼそとメンテナンスがおこなわれている状態のようで,新しいMacBook Airにはインストールができなかった。Big SurかM1チップに対応していないのかもしれない。
 さらにググった中で,BackgroundMusicというアプリがあることを知った。完成版はBig Surには対応していないが,不完全だがBig Surで動くスナップショット版というのが公開されていた。
 これを使って、YouTubeで字幕つきで再生した動画を音声ごと、QuickTimeで収録することができた。
 一応、やりたいと思っていたことはできるようになった。惜しむらくは、画面を収録している間、そのコンピュータでは他の作業ができない。動画の実時間分だけ、収録に占領されてしまうのだ。
 しかし、収録したい動画をYouTubeで再生リストにしてやることで連続再生させる方法で、細切れの動画をつきっきりで次々再生操作する手間はかけなくてよくなった。あとから動画を分割してやらなければならないが、つきっきりでいなくて済むのはありがたい。
 ときどきQuickTimeが編集操作中に落ちるのが、困ったところではある。

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