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清々しいNo

この春には小学生になる息子に朝、保育園へ行く支度を自分でするように伝えると、リビングにパジャマのまま寝転びな転びながら
「嫌だよ!毎日やるなんて面倒くさいから嫌だ!」
と言う。
それを言われて、怒ろうとかいう気持ちはおきず「なんて清々しいNO!という意思表明なのだろう」と感心した。

大人はやりたくない嫌なことに対して、割り切ってやることがほとんどで、断るにしても何かと理由を付けるだろう。
自分の怠けたい気持ちはおくびにも出さないで「やりたい気持ちは山々だけど」というような言葉を付けたりもする。

息子はそうした「回避術」など知るすべもなく、ストレートに「NO」という意思表明をした。

そうした息子に対して、私は「自分で支度しないとテレビ見れないよ」となんとも「卑怯な大人」の手段を用いてしまうのだった。

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