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その日は、朝から1,000円が

その日は、朝から1,000円がずっと気になっていた。

1,000円のことばかり考えていた。こんなことは初めてで1,000円、1,000円、1,000円、1,000円欲しいとか、1,000円下さいとか、そんな馬鹿げたことをずっと考えていた。

さんぽの途中、金ピカに飾られたハデな自動販売機が忽然とあらわれた。「いったい何なんだ!?」そう思って近づいてみる。“1,000円ガチャ”と書いてあった。

「1,000円ガチャ!?」

朝からずっと気になっていた1,000円とは、このことだったのか!これはやるしかない!そう意気込み、普段なら絶対やらないことにお金を注ぎ込んでみた。

と、ここまでは2020年の4月に下書きされたもの。

これをよんで“1,000円ガチャ”のことを思い出した。私はずっと“1,000円ガチャ”がある道を歩いているはず。でも、まったく目に入ってこない。

もしかしたら“1,000円ガチャ”はずっとあったのかもしれないし、もうないのかもしれない。

意識のあり方で目に見えるものは、浮いたり沈んだりするんだな。

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