雨の月曜日

雨が降っている
換気扇は永遠に轟き
蛇口からは 勢いよく水が流れ出す
絶えないスラックの着信音
体はソファに重く沈む

百年も前から ここに居るようで
百年も前は 生まれてはいない
百年後には 死んでいるのか いないのか

瞼は重く
精神は絶え間なく 揺れ動く
握ろうとした その手をすり抜けて
換気扇をも すり抜ける
雨の降る街へと 消えていき
生い茂る木々の向こうへと 飛んでいく

精神も雨に濡れるのであろうか

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