八月、某、月明かり。
怒涛の8月にも終止符が打たれ、
まだ暑さが残る中、暦上ではとうとう秋に突入した。
大学生となった私にはまだ3週間近くの休みが存在し、
バイトと遊びにほとんどの時間を投資することが確実となっている。
19年と少しを生きてきた私の中で、
今年の8月ほど濃かった1ヶ月はない。
とにかくバイトをして、とにかく遊んで、
想い出の為に東奔西走した。
毎日予定があった。家にいる時間の方が圧倒的に少なかった。
止まったら病むだろうなと思っていた。
体力を鑑みず、動けるだけ動いた。
果たして