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青い森にはよく似合う・・・JFL25節 ラインメール青森戦

3連戦も最後になりました。

10月末の青森は寒いですね・・・セーターとダウンを着込んでもまだ寒い。夜行バスで青森駅前に降り立つと既に冬のようでした。そしてバスの中にカメラを忘れる大失態を犯しこの日は写真がありません、すみません。

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AOMORI MORNING 

   青森といえば知る人ぞ知る音楽の街。古くは吉幾三を、90年代では人間椅子・スーパーカー(八戸ですが)を排出。00年代前半は青春パンクバンドが台頭、後半以降ではAmazarashiなど多様なジャンルを生み出しています。さながら日本のグラスゴー。


 芸術面でも青森県立美術館は特筆すべき観光地。常設展示の目玉はシャガールのバレエ背景画「アレコ」。3幕を所蔵するフィラデルフィア美術館が改装のため長期での借用であり、2021年3月までは完全展示中。青森出身のアーティストを中心に常設展示。棟方志功寺山修司のほか、少年ナイフやbloodthirsty butcersなどロックバンドのジャケットも手がける奈良美智に、ウルトラシリーズの怪獣原案として知られる成田亨など、ややサブカル寄りの切り口からでも楽しめ面白い。

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 そしてラインメール青森の本拠地は青森県立陸上競技場。三内丸山遺跡や県立美術館の隣に立地しており観光がてらの観戦に最適です。来年からは新青森県立陸上競技場へ本拠地移転が決まっており、この試合が本拠地としては事実上最後の試合。

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TAMAGIWA LAST BOY

 今年、積極補強で話題となった青森。この日のスタメンでは元福岡の神山竜一、浦和や金沢でプレーした野田紘史、仙台や山形の中心選手だった萬代宏樹、同じく長く山形でプレーした太田徹郎、水戸・東京V・栃木等で活躍した菊岡拓朗など元Jの選手の名前がずらり。フォーメーションは4−2−3−1、1トップに萬代、トップ下に太田徹郎、サイドに田中と菊岡を起用。元武蔵野の廣瀬智行はベンチ外。
 萬代は「コンピューターおばあちゃん」のチャントが引き継がれていたのもポイント。コズミック・インベンションの原曲も最高ですが、POLYSICSのカヴァーもかなり最高です。

一方の武蔵野は出場停止の高慶汰に代えて鈴木裕也を先発起用。控えには石原、昨シーズンまで青森に在籍した望月湧斗も久々にベンチ入り。

 カウンターに比重を置く武蔵野。この試合も前半戦は青森にチャンスを作られるシーンが多く見られました。特に、セットプレーからチャンスを作られます。一方の武蔵野も前半のチャンスはセットプレーから。ゴール前で倒され絶好の位置でフリーキックを得るとキッカーはこちらも古巣対決となる金井洵樹。しかし、フリーキックは壁に防がれコーナーに。ここから連続コーナーも相手守備陣に阻まれます。

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試合が動いたのは後半すぐ。小林大地に代わって入った石原幸治水谷侑暉とのパス交換で左サイドをあがると、ゴール前でラストパスし池田直樹が押し込み武蔵野が先制。石原は自分でもっと良いタイミングで打てたようにも思えましたが…ハイライトを見る感じ、石原のシュートが池田に当たって入った感じ。ラッキーなゴールでした。

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 その後は守備陣がが好プレーを連発。神山がダイナミックなプレーでシュートを防げば、武蔵野はDF陣の身体を張ったプレーが続出。追加点を許さずこのまま試合終了。青森は浜田幸織神山泰一と攻撃の選手を起用しましたが、結果的には萬代が抜けたことで守りやすくなった感がありました。

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ライセンス持ち同士の無い物ねだり。

 9月には青森もJ3ライセンスを取得。青森の場合は新スタジアムが完成しあとは順位と観客数に集中すれば良い状況です。一方で、この日の観客数は500人台と残念ながらJ3参入に必要な平均観客数の2000人には遠く及びません。JFLも既に4年目。2017年には2位の好成績を残していますが、なかなか観客数は伸びないのは残念なところ。街を見渡しても、なかなか広告等も無く認知度も低いのかなという感じ。県下人口2位の八戸が先にJ3へ行ったこともあり、青森も早くJへ行きたい気持ちは強いでしょう。ポテンシャルは持っているはずなだけに、来年以降に期待です。ちなみにブランデュー弘前も東北リーグで優勝と、青森は各街のチームが元気です。

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 順位的には上にいる武蔵野も来客数の問題は抱えていますが、もっと問題なのはスタジアム。結局どうなるんでしょうかね…

SUNDAY PEOPLE

夜の青森、全然人がいなくてちょっと怖いくらい。でも寒い街は写真映えするので好きです。

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寒すぎてまちなかおんせん→ラーメン→夜行バスでフィニッシュ。煮干し出汁が染みる。

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いつまで夜行バスで移動できるのか…体力との戦いです。それにしても、2便のうち1便は女性専用車。需要あるんですね…


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