(サポ調べ)東京武蔵野ユナイテッド選手名鑑2023
お久しぶりです。東京武蔵野ユナイテッドを応援しているさかまきです。Jリーグは開幕しましたが、JFLの開幕はまだ少し先。
みなさま、オフの期間はいかがお過ごしでたでしょうか。
武蔵野といえば、今オフも運営がゴタついていていました。一時期から公式ホームページで武蔵野の情報は全く更新されず、instagramから監督や新加入選手のリリースが行われる状態に。しかも同じホームページでは、東京ユナイテッドの情報は更新され続けている異様さ。これは事実上共同運営解消ですかね。
最終的にホームページも新しくなりましたが、従来の東京武蔵野ユナイテッドのドメインではなく横河武蔵野時代のドメインに。どういうこっちゃねん。この件についてはだいぶ闇が深そうなので別の機会にまとめるとしましょう。
さて、そんな新しい武蔵野のホームページを見ると、突貫で作ったからか選手のページは最小限のデータしかありません。
公式からの情報が少ないならば、自ら発信するのみ。ということで選手名鑑を作ってみました。
昨年のJリーガー取りまくりの補強路線は続かず、他JFLチームからの移籍選手と大卒選手メインの補強となった今年の武蔵野。シーズン前のお楽しみに、試合前の情報収集にぜひどうぞ。(3/10に追記しました。)
No.1 新田峻也
ポジション:GK
昨シーズン出場:0試合
前所属チーム:桐蔭横浜大学
武蔵野加入年度:2022年(2年目)
ルーキーイヤーの昨年は同い年の真田が全試合出場したため出場機会はゼロ。しかし、6月以降コンスタントにベンチ入りを果たしたことは大きな経験値となったはずだ。真田・西岡が抜け、新たに2選手が新加入し正GK争いは熾烈。今年もセカンドキーパーに甘んじるつもりはないはず。新たに背番号1を背負う今年はJFL初出場を目指したい。
No.2 山田梨功
ポジション:DF
前所属チーム:明治大学
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
明治大学の副主将が武蔵野に加入。名前の読みは「りく」。浜松開誠館高では選手権初出場の原動力となった。かつての名DF、小山の着用した背番号2をルーキーながら与えられたのは期待の表れだろう。184cmの恵まれた体格で武蔵野でも次世代の守備の要として期待したい。なお、高校〜大学の経歴は土居・中川と全く同じ。センターバックで山田・中川の先輩後輩コンビが見られる日も遠くないだろう。
No.3 一宮憲太
ポジション:DF
起用法:LSB、LSH
前所属チーム:YS横浜
昨シーズン出場:20試合2得点(1031分)
武蔵野加入年度:2022年(2年目)
左サイドのスピードスター。昨シーズン当初は左SBのバックアッパーの立ち位置だったが、小林の不在時に出場機会を掴んで信頼を得るとホーム三重戦では角度のないところから見事な同点ゴールを決めるなどシーズン後半は攻撃的なポジションで出場機会を増やした。左サイドは人材豊富だが、スピード感や後も前もスタメンを任せられるユーティリティ性では抜きん出ている。チームにも溶け込んだ今シーズンもポリバレントな活躍に期待したい。
No.4 中川諒真
ポジション:DF
起用法:CB、(FW)
前所属チーム:明治大学
昨シーズン出場:30試合1得点(2618分)
武蔵野加入年度:2020年(4年目)
武蔵野が誇るディフェンスリーダー。昨シーズンは自身初のシーズン全試合スタメン出場を果たし、守備面からチームの躍進を支えた。対人守備・空中戦の強さは折り紙付き。チーム加入時にはFWだったためセットプレーや最終盤での攻め上がりも強みの一つだ。アウェイFC大阪戦ではカウンターから豪快に頭で決めるシーンも。試合中は激しいプレーも厭わないが、試合前の写真撮影ではマスコットの隣でニコニコしているギャップも◎。昨年の最終戦でカードを貰ったので今シーズンの開幕戦はおそらく出場停止。
No.5 鈴木裕也
ポジション:MF
起用法:LSH、RSH、(CH、CF)
前所属チーム:早稲田大学
昨シーズン出場:24試合1得点5アシスト(1949分)
武蔵野加入年度:2018年(6年目)
今シーズンも副キャプテンを務める。フィジカルの強さや独特のドリブルが持ち味のアタッカーとして昨シーズンは主にサイドハーフで出場すると、1得点ながら5アシストと得点に結びつく活躍を見せた。複数ポジションをハイレベルにこなせるのはチームにとって貴重な存在。今シーズンはアシストだけでなく、自身の得点シーンもたくさん見たいところだ。
No.6 鳥居俊
ポジション:DF
起用法:RSB
前所属チーム:法政大学
昨シーズン出場:28試合4得点4アシスト(2483分)
武蔵野加入年度:2021年(3年目)
サポーターから絶大な支持を受ける右サイドバック。2年目にしてチームになくてはならない存在になった。柔和な顔からは想像できない無尽蔵の体力で上下運動を繰り返してピンチを摘み好機を創出。攻撃に転じれば自らボールを持って攻撃の起点となり、果敢なオーバーラップからのクロスや強烈なシュートでゴールを脅かす。今シーズンも攻守に武蔵野のサポーターを沸かせる活躍を期待したい。ちなみに珍しい理工学部出身の選手だ。
No.7 金田拓海
ポジション:MF
起用法:CH、(CB)
前所属チーム:早稲田大学
昨シーズン出場:20試合2得点(1059分)
武蔵野加入年度:2020年(4年目)
大学の大先輩である岩田の背負った背番号7を背負った昨シーズン、確かな技術と冷静な判断力でチームのバランスを保つ役割を担った。同ポジションの栗島・後藤にスタメン試合数では及ばなかったものの、2得点を挙げチームの勝利に貢献。特にアウェイ鈴鹿戦での同点ゴールは値千金だった。派手なプレーは多くないが、要所を締めいい時にいい位置にいる選手。今季はいよいよ中盤のポジションを確固たるものにしたい。
No.8 小林大地
ポジション:DF
起用法:LSB、(RSB、SH、CF)
前所属チーム:早稲田大学
昨シーズン出場:22試合4得点(1888分)
武蔵野加入年度:2017年(7年目)
超攻撃的に進化した武蔵野のキャプテン。加入からなかなかポジションが一貫しなかったが、一昨年途中に左SBにコンバートされるとこれが転機に。豊富な運動量とスピードを武器に、果敢な攻撃参加で前線に顔を出しゴールを量産。得点数はキャリアハイの数字となった。攻撃的なポジションにいた時よりもいきいきとゴールに迫るようになった気がする。「なぜそこに大地が!?」と思わず言いたくなるスピード感たっぷりの動きとシュートは必見だ。
No.9 行武大希
ポジション: FW
起用法:CF
前所属チーム:ラインメール青森
昨シーズン出場:9試合2得点(392分)
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
青森から加入したストライカー。青森時代は3年間で29試合8得点という成績だった。ルーキーイヤーは11試合で4得点とインパクトを残したが、翌年以降は負傷や同一ポジションの戦力補強もあり出場機会に恵まれず。しかし、2年続けて途中出場から2得点と出場すれば短い時間でも結果を残しているのは間違いない。前線の選手が多数移籍した武蔵野ではチャンスも多く、自ずと得点数も増えると期待している。数字にこだわり、得点能力の高さを武蔵野で爆発させてほしい。
No.10 後藤京介
ポジション: MF
起用法:CH
前所属チーム:ラインメール青森
昨シーズン出場:27試合1得点(1963分)
武蔵野加入年度:2022年(2年目)
精度の高い左足を持つ中盤の要。海外チームからJ2まで、様々なカテゴリでのプレー経験を持つ武蔵野では珍しい存在だ。広い視野で展開するパス、クレバーなボールの奪い方はJFLでも屈指。チャンスと見れば放つ強烈なミドルシュートにも注目だ。試合中はクールに見えるが、ゴールの後にチームメイトを手荒に祝福したり、インスタでは愛犬家の一面も見せる。今シーズンは仲の良い金守が長く着用した背番号10を着け、新たな武蔵野の顔としてプレーする。
No.11 土居柊太
ポジション: MF
起用法:RSH、LSH、(町田時代はLSB,CFなどでの出場機会あり)
前所属チーム:FC町田ゼルビア
昨シーズン出場:11試合0得点1アシスト(699分)
武蔵野加入年度:2022年(2年目)
町田時代はFWからサイドバックまで様々なポジションをこなし、J2で通算83試合に出場した実力派。武蔵野では主に両サイドハーフで起用となった。出場すれば球際の強さや鋭いドリブル、惜しいシュートなど能力の高さが感じられたが、ベンチ外の試合が多く出場機会があまり多くなかったのは残念な限り。チームにも溶け込んだであろう今シーズンは多くの試合で活躍する姿を見たい。
No.14 澤野康介
ポジション: FW
起用法:CF、(SH)
前所属チーム:テゲバジャーロ宮崎
昨シーズン出場:27試合6得点4アシスト(1753分)
武蔵野加入年度:2019年(5年目)
武蔵野の人気者。今シーズンは職場とポジションが変わり、心機一転のシーズンとなる。昨シーズンはコンスタントに出場機会を得て出場試合数、得点数ともにキャリアハイの数字を残した。高い献身性はもちろん、相手の裏をかくインテリジェンス溢れるパスやシュートまで多彩なプレーが魅力。成績の通り、周囲を生かすことも自分で決め切ることもできる選手なので、誰とコンビを組んでも結果を残せる。FW陣が大幅に入れ替わった今シーズンだが、澤野がいれば安心だ。
No.15 今村涼一
ポジション: FW
前所属チーム:日本体育大学
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
日本体育大学から加入した長身FW。FC東京U-18時代には世代別代表候補への選出やU-23チームでのJ3の試合への出場経験もある選手だ。181cmは今シーズンのFWでは最長身。実力者揃いのポジションではあるが、高さのある選手の少ない武蔵野FW陣ではチャンスがあるはず。特に松澤が抜けてポストのできる選手は貴重。まずは短い時間から出場機会を窺いたいところだ。
No.16 谷本竜一
ポジション: DF
起用法:CB
前所属チーム:慶應義塾大学
昨シーズン出場:16試合0得点(597分)
武蔵野加入年度:2022年(2年目)
頑強な身体を持つディフェンダー。昨シーズンは開幕戦からベンチ入りを果たし、5月終盤から6月にかけてスタメン出場。安定した対人守備で4試合連続負けなしとチームの躍進に貢献した点は大きな収穫になったはずだ。後半戦は杉山にポジションを譲りバックアップとしての役割が強くなりながらも、最終的に16試合に出場するまずまずのルーキーイヤーとなった。杉山が退団しポジションの空いた今シーズンこそはスタメン定着を狙いたい。
No.17 小野寺湧紀
ポジション: MF
起用法:SB、SH
前所属チーム:流通経済大学
昨シーズン出場:12試合0得点(333分)
武蔵野加入年度:2019年(5年目)
無尽蔵のスタミナを持つサイドのハードワーカー。ラインを割りそうなボールでも全力で追う姿勢には思わず拍手を送りたくなる。一昨年は左SB/SHで一年間レギュラーとして活躍したが、昨シーズンは出場機会が大幅に減少。途中出場が中心でスタメンは2試合のみ(鳥居欠場時の右SB)にとどまり、さらに夏場以降は負傷で欠場が続くなど全体を通じて苦しいシーズンとなった。左サイドが飽和気味の今シーズンも右サイドが主戦場になりそうな様相。ポジション奪回を目指したい。
No.18 石原幸治
ポジション: MF
起用法:CF、RSH、LSH
前所属チーム:明治大学
昨シーズン出場:23試合5得点6アシスト(1936分)
武蔵野加入年度:2015年(9年目)
池上監督時代は後半開始からの途中出場が多かったが、昨シーズンは出場試合全てスタメン出場で23試合で5得点としっかりと得点を重ね、アシスト数もチームトップの数字を残した。30代に差し掛かるがディフェンスとの駆け引きの巧さやスピードはチームでも随一。また、今シーズンからはチーム最古参にして、横河武蔵野時代を知る唯一の選手となった。昨年途中にJFL通算200試合出場を果たしたが、JFL通算61ゴールは既にチーム歴代最多だ。久々の二桁得点でこの数字をさらに伸ばしてほしい。
No.19 豊島基矢
ポジション: DF
起用法:LSB
前所属チーム:順天堂大学
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
青森山田高時代には高校総体優勝、自身も優秀選手にも選出された実績を持つ逸材が武蔵野に加入。大学側のホームページに書かれたコメントでは、心の病気で一時サッカーから離れていたとのこと。左SBは本職がひしめく激戦区になっているが、武蔵野では楽しくプレーをして欲しいと心から願っている。
No.20 菊池大樹
ポジション: DF
起用法:LSB、LSH
前所属チーム:ラインメール青森
昨シーズン出場:2試合0得点(100分)
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
青森ではDF登録ながらサイドハーフ等でも出場機会を得ていたレフティー。昨シーズンは出場機会に恵まれなかったが、2021年は23試合にスタメン出場して3アシストの成績を収めるなど実績は十分だ。左サイドは激戦だが、豊富なスタミナに加え、クロスやドリブルも得意のようなので攻撃面での活性化にも期待したい。
No.21 末次敦貴
ポジション: GK
前所属チーム:コバルトーレ女川
昨シーズン出場:16試合0得点(東北1部)
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
昨年の女川の正GK。2年ぶりにJFLでのプレーとなった。ホンダロック時代は正GK、青森では実力者揃いの中で毎年出場機会を得るなど、経験値では今シーズンのGK陣では一番だろう。売りは左右両足使える足元の技術とシュートストップ力とのこと。武蔵野の新守護神として、また攻撃の起点としても活躍を期待したいところだ。なお、大学時代には熊本の特別指定選手としてプレーしていたが、その時の同僚には元武蔵野の内山圭(鳥栖)がいる。
No.22 寺本剛瑠
ポジション: MF
前所属チーム:作新学院大学
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
名前は「ごうる」(公式HPだとローマ字表記がGOALになってるのは誤植だろうか)。武蔵野ジュニアユース、ユースの出身が大学を経てトップチームに加入した。昨年はインディペンデンスリーグでの出場のみのようだが、ジュニアユース時代の監督である石村監督の下でJFLの舞台に挑む。また、チームの広報担当としても活躍を期待したい。
No.23 小口大司
ポジション: FW
起用法:CF
前所属チーム:MIOびわこ滋賀
昨シーズン出場:23試合1得点(895分)
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
鈴鹿、滋賀でJFL計4シーズンプレーしたストライカー。前線からボールをしっかりと追える、武蔵野のプレースタイルに合いそうな選手だ。スピードやシュート力も高く、イメージ的には梁が抜けたスーパーサブのポジションにハマりそう。武蔵野の新たな得点源として得点の量産を期待したい。なお、2019年には東京ユナイテッドに所属していたが、現在の武蔵野に経歴が被っている選手はもういない。(過去の選手だと香西や伊藤光などがチームメイト。)
No.24 堀脩大
ポジション: MF
起用法:CH
前所属チーム:カターレ富山(期限付き加入)
昨シーズン出場:0試合(J3)
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
富山から期限付き移籍で加入したレフティー。青森山田高の選手権初優勝メンバーの一人だ(青森の廣末はFC東京U-15からの先輩にあたる)。中央大学を経て昨年加入した富山では出場機会を得られず、武蔵野での武者修行となった。栗島・髙が抜けて手薄になったボランチだけに、ポテンシャルの高い選手の加入は期待が大きい。後藤・金田とのハイレベルなポジション争いに期待したい。
No.25 西見斗輝
ポジション: DF
前所属チーム:東京経済大学
武蔵野加入年度:2023年(新加入)
名前は「はるき」。東京経済大学から加入した長身DF。大学では主に左SBやCBとして起用されていたようで、チームを初の関東リーグ昇格へ導いた。毎年故障者が多く多少手薄さの残るセンターバックはもちろん、サイドバックは長身選手がいないだけにポジション争いに割って入ると面白い存在になるだろう。過去にはJ2岡山への練習参加の経歴もあるようだ。
No.26 川戸大樹
ポジション: MF
起用法:RSH、LSH
前所属チーム:東京ユナイテッドFC
昨シーズン出場:20試合7得点(1136分)
武蔵野加入年度:2021年(3年目)
ハイアルチ吉祥寺店の店長でもある武蔵野の頼れるアタッカー。昨シーズンはホーム新宿戦で技ありのループシュートを決めてJFL初得点を記録すると、アウェイ新宿戦では圧巻のハットトリックを達成。終盤は右SHのポジションを確保しチーム2位となる7得点を記録した。運動量はもちろんだがポジション取りが秀逸で、ディフェンスの背後を取ってきっちりと決められる選手。今シーズンは2桁得点を期待したいところだ。
No.27 時里元樹
ポジション: MF
前所属チーム:明治大学
起用法:LSH、RSH、CF
昨シーズン出場:4試合0得点(138分)
武蔵野加入年度:2021年(3年目)
FW登録ながら元々サイドでの出場が多かったが、今シーズンからMF登録になった。昨シーズンは他の攻撃的なポジションの選手が好調だったこともあり出場機会が激減。シーズン通じてシュート0は攻撃的なポジションの選手としては寂しい数字だ。まずは出場機会を増やしたい、積極的な切り込みで活路を見い出せるか。
No.30 鈴木大河
ポジション: DF
起用法:CB
前所属チーム:東京ユナイテッドFC
昨シーズン出場:10試合0得点(900分)
武蔵野加入年度:2022年(2年目)
長く関東リーグでプレーしてきた中堅DF。昨シーズンは新加入かつ、キャリア初のJFLながら開幕スタメンを奪い序盤戦の快進撃に貢献。しかし5月以降は谷本との併用となり、7月からは期限付き移籍で加入した杉山にポジションを奪われ出場機会を失った。安定した対人守備やハイボールの跳ね返しには経験値と能力の高さを感じる。JFLにも慣れた2年目のシーズンはベテラン選手が抜けDF陣最年長となる。年間通じての活躍を期待したい。
No.31 渥美拓也
ポジション: GK
前所属チーム:産業能率大学
武蔵野加入年度:2023年(新加入) ※2017年は2種登録で在籍
加入コメントの「ただいま!」に目頭が熱くなったサポーターも多いことだろう。寺本同様、下部組織出身選手が大学を経てトップチームへと加入。2017年にはトップチームに2種登録されており、新卒選手ながら6年ぶりの古巣復帰となった。産業能率大学では昨年関東大学リーグ2部で8試合に出場、高いレベルで研鑽を積みムサリクへと戻ってきた。武蔵野の星としての期待は大きい。まずは今シーズンの正GK争いに割って入りたい。
No.32 陶山勇磨
ポジション: LSH、RSH、(SB)
前所属チーム:法政大学
昨シーズン出場:8試合0得点1アシスト(262分)
武蔵野加入年度:2022年(2年目)
ルーキーイヤーの昨年は序盤から出場機会を得て、デビュー戦のアウェイしまね戦でいきなりアシストを記録。次のホーム鈴鹿戦で初スタメンを飾るなど幸先は良かったもののそれ以降は持病の手術等もあり出場機会が限られた。キレの良いドリブルには大きな可能性を感じるだけに、今シーズンは積極的にゴールに迫る動きを見たい。元々はDF登録だが、昨年はサイドハーフでプレーしていたこともあり今シーズンはMF登録に変更となった。
監督 石村俊浩
昨シーズンヘッドコーチを務めた石村さんが新監督に就任。ユース年代の監督を長く務めたが、トップチームの監督は初となる。昨年のスタイルを踏襲するのか、独自色を出していくのか、采配が楽しみだ。
想定フォーメーション
最後に、想定フォーメーションを考えてみる。
昨シーズンヘッドコーチを務めていた石村新監督がどのようなスタイルを指向するかは未知数だが、昨シーズンの戦い方(4-4-2)をベースとするのが基本線になるのではないだろうか。
昨年の布陣から退団選手が多かったのは主にGKとFW陣。正GK争いは実績のある末次が中心となると予想するが、新田・渥美も負けてはいないはずだ。また、昨シーズンはJFL最多得点を叩き出したFW陣は10得点の梁、3得点の松澤、2得点の田口らが一気に抜けたため、新戦力の活躍は不可欠。石原と澤野はもちろん、新加入の小口と行武には積極的にシュートを放ってほしい。また昨年の終盤は松澤を1トップ気味に起用して前線のターゲットにする戦術もハマったので、今村がその役割で起用できると面白い。
他にもボランチの栗島、センターバックの杉山とレギュラー選手でも退団選手がいるものの、ポジション的には現有勢力でも計算が立つ。新加入の選手がレギュラー陣を脅かせるかがチームの底上げにかかってくるだろう。
最後にポジションごとにソートすると以下のようになった。28人と例年に比べるとやや選手数が少なく、多少左サイドに偏っている印象。特に左SBは左利きの選手が4人揃う激戦区になった。一方で右SBやボランチは多少手薄。夏場の苦しい時期や欠場者が出た際の起用法がチームの浮沈の鍵になりそうだ。
GK:末次、新田、渥美
RSB:鳥居、小野寺
CB:中川、鈴木(大)、谷本、山田、西見
LSB:小林、一宮、菊池、豊島、(西見、陶山)
RSH:川戸、土居、寺本、(小野寺)
CH:後藤、金田、堀、(鈴木(裕))
LSH:鈴木(裕)、陶山、時里、(一宮、菊池)
CF:石原、澤野、行武、小口、今村
()内は主なサブポジション
開幕までおよそ2週間。開幕戦のムサリクのピッチにはどんな顔ぶれが立っているのか、今から楽しみだ。
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