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続・記録更新 JFL 第27節 テゲバジャーロ宮崎戦

※この文の執筆中に、武蔵野の来シーズンのJ3断念が発表されましたが、文章内ではまだ可能性が残っている体での文章になっている点ご注意ください。

先週の最多観客からわずか1試合。
5284人で最多観客の記録更新でございます。集客面は先週も猛攻でしたが、今週もすごかった。
ウォーキングやOB戦の開催も来場を後押ししましたが、凄かったのは陸上競技場の入り口で手当たり次第にチケットを大量配布する作戦。「騙されたと思ってこのチケットでスタジアム入ってください」とでも言わんばかりの状況。散々揶揄された「スマホ見せれば無料」なんてかわいいレベルじゃん。スマホのチラシなら無料とはいえスマホで検索なりSNSで知ったなり、興味を持った人が来ているだろうし。

最終節は、三鷹と吉祥寺の駅前でティッシュと一緒にチケット配ればいいんじゃないですか?アイドルかお笑い芸人呼んで、吉祥寺ゆかりのバンドとかも呼んだりして。こだま和文とか。あとは最近「吉祥寺」って曲出したストレイテナーなんてどうでしょうか。

テナーは元々長崎出身だけどね。ベースは町田出身だし。

そもそも、平均観客数の2000人って数字ってなんなんですかね。J3誕生前は平均3000人でしたが、どちらも別に根拠のある数字ではないですよね。

以上、揶揄。試合に戻ります。この日も縁日企画は継続。武蔵野シティビールは美味しかったのでぜひ続けて欲しい。ホワイト系。

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2週連続の宮崎。

テゲバジャーロ宮崎はこの試合の前の段階で7位。ここのところ4戦勝ち星なし、6戦連続で1得点未満と元気が無く順位も下降線。Jを目指すクラブであり、スタジアム建設は着手済ですが今年のライセンス申請は見送り。優勝も降格も遠く目標が見えにくいシーズン終盤戦となっています。

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宮崎のフォーメーションは4-4-2。スターティングメンバーは前節から3名を変更。左SBに黒瀬純哉、右SHに樽谷誠司、2トップの一角にサミュエルを起用。前節途中交代のチーム得点王水永翔馬は頭に包帯を巻いて出場。

一方の武蔵野はお馴染みの5-2-3。本田圭佑に替えて小林大地が1トップで先発。石原がベンチ外でU−18からの2種登録選手玉川昂勢がベンチ入り。

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一方のグッズ販売スペースには永露、金子、都丸のベテラン勢。3人とも今シーズンはここまで出場ゼロ。せっかくならOB戦出て欲しいよね。

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5000人の見守る中で。

前半は守備から入り後半勝負というおなじみ作戦の武蔵野はこの日も立ち上がりは守備から入ります。サミュエル水永翔馬の2トップが強力でしたが、シュートまで持ち込ませる前にディフェンスできていました。

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攻撃はセットプレーに加えて池田のロングスローが中心。前節に続き、高が広範囲な守備にシュートに印象的な動き。高が身体を投げ出しながらのシュートはループ気味にゴール前に浮きますが、金守が押し込みきれず。

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そのまま0-0で迎えた34分、中盤から左サイドへのクロスが通り三島勇太が決めて宮崎が先制。オフサイド感はありましたが宮崎が先手を取ります。元アビスパの三島、こんな派手な髪色でしたっけ。

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前半はこのまま0-1で終了。ビハインドで後半を迎えます。

後半開始とともに小林大地に替えて田口光樹を起用。ここから攻撃のスイッチが入ります。後半すぐにペナルティエリア内で競り合った水谷侑暉が相手に倒されてPK。この日JFL通算100試合出場のセレモニーを行った水谷。同点にする絶好の機会でしたが、隅を狙ったシュートは枠から外れこのチャンスを逃します。

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するとクロスは放てど跳ね返され、シュートは打てど枠外とチャンスをものにできない場面が続きます。

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岩田啓佑に替えて鈴木裕也池田直樹に替えて本田圭佑を起用も流れは変わらず、そのままタイムアップ。史上最多観客数のなか後半はシュート9本の猛攻もネットを揺らすことができないままの敗戦となりました。

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得てしてうまくはいかぬもの。

5バックを敷いてからなかなか複数得点を奪えない武蔵野。この試合も無失点で前半を終え後半勝負する作戦だったのでしょうが、前半の失点とPK失敗で目論見が外れた形となりました。後半途中から田口がかなり下がり目でボールを受け、前線に池田がいる状態が見られましたが、個人的には逆の方が良かったと思いました。金井のクロスを田口がドンピシャでヘディングしたシーンもあったので、あの形をももう少し見たかった。

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また、選手交代もフォーメーションをいじらないことを優先した起用に見えましたが、ビハインドであれば4バックにしてDFを削り、前線の枚数を増やす方法もあったのかなと思いました。岩田→鈴木の交代タイミングで金守をボランチに上げて鈴木を前目に起用するとか。石原の不在も響きましたね。あと個人的には2種登録した玉川も見たかった。

宮崎はこの試合も1点差。守備面で緩さやシュートミスも散見されましたが、結果的には無失点。厄介だったのはサミュエル。自身のシュート0でしたが、周りをうまく使っていました。5月のアウェイ戦ではスタンドプレーが多かった印象だったので驚きました。

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水永さんも金守さんもお疲れ様です。

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急ごしらえに綻びはないか。

ムサリク最多の5000人を集めたこともあって、芝生席もいっぱい、スタンドも立ち見が出る状態。これだけ人が入ると普段のムサリク的な楽しみ方はできませんね。そしてお客さんの急増に運営側も対応できているかが心配です。
急ごしらえでJリーグに上がっても、今日来たお客さんに来てもらえるようにしないと運営上はやっていけません。大丈夫だとは思いますが、今だけ乗り切れば良いという発想にはならないで欲しいですね。JFLなら異例の5000人も、J2なら普通の集客数。昇格というキラーコンテンツが無くなった後、どう人を呼ぶか。タダ券を配りまくった後、どう人を呼ぶか。競合コンテンツに溢れている東京ならではの運営の難しさ。
奇しくもこの日は奈良が5000人、三重が同県内のダービーで4000人を集客。同リーグでもここまで動員できるチームがあることを参考にしなければなりません。

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そして今日のお楽しみはOB戦。ここ数年で退団した選手はほぼおらず、横河電機時代の選手が多かったですね。懐かしいポストカードに写真の展示もあり、歴史を感じられます。新潟や京都、大分でも活躍した鈴木慎吾を見たのは北九州時代以来かも。OBなら池上監督も出れば良かったのに。

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