OWL magazine選手名鑑〜11の質問〜Vol.3 大宮けん
先月から始まりましたOWL magazine選手名鑑。前回はOWL magazineの「元」編集長大澤あすかさんを特集しました。そういえば、あれから1ヶ月経ちますが編集長は決定したのでしょうか?気になりますね。
なお、編集長は変わってもさかまきは副編集長のまま留任とのことです。キャプテンなのに副編集長のままです。ご安心を。
この選手名鑑は、OWL magazineメンバーのパーソナリティを掘り下げる企画です。最近マガジンを知った人には自己紹介の意味を込めて、以前からお楽しみ頂いている皆様には、よりどんな人間なのかを知ってもらえるような紹介文となっております。
OWL magazineメンバーにあらかじめ記載してもらったたくさんの質問事項の中から11個をピックアップし、これまでの記事やコメントを絡めながら紹介していきます。次々と飛び出す11人の敵を、どうかわして行くのでしょうか!?
今回紹介するのは、大宮けんさんです。名前の通り、大宮アルディージャの熱狂的なサポーターであるけんさん。毎月、地元埼玉にフォーカスした記事を執筆いただいているほか、西葛西出版の初陣、『すたすたぐるぐる 埼玉編』でも大活躍。今後も埼玉のディープな記事を楽しみにしています。
残念ながら、『すたすたぐるぐる 埼玉編』のクラウドファウンディングは終了してしまいましたが、今後の販売方法は現在検討中です!惜しくも購入しそびれてしまったあなたも、布教用にもう1冊欲しくなってしまったあなたも、もう少々お待ちください!必ずあなたのお手元へお届けいたします!!
そんな地元愛に溢れたけんさんの選手名鑑。どのくらいオレンジネイビー色が強めなのでしょうか??
1. ニックネーム・出身地
ニックネーム:小さな頃から「けん」とか「けんちゃん」と呼ばれている。
出身地:大宮市民として生を受けたはずが、5歳の時にさいたま市民になってしまう。年齢はそこから逆算してね!
さいたま市が成立した当時のこと、私も覚えています。当時の私は小学生でしたが、「市の名前、ひらがなじゃん!」と衝撃を受けました。当時の記憶が確かならば、市の名前を公募した結果、さいたま市の他に大宮市や浦和市も上位候補になって、「与野の気持ちも考えてやれよ」と思った覚えがあります。
ちなみに、埼玉県の市の数は全国最多の40。市町村数も63で北海道・長野に次いで第3位。そんな埼玉だからこそのこんな記事も誕生しました。
あなたの推し市町村はスタメンでしたか?
ちなみに、僕の推し市町村は毛呂山町です。理由は名前が面白いからです。
2. 応援しているチーム
大宮アルディージャと埼玉西武ライオンズを小さな頃から熱く応援している。最近は武蔵ヒートベアーズにも興味。
ここでも埼玉愛が大爆発しています。Twitterを見てみると、平日はメットライフドームへ野球観戦、休日は主にNACK5スタジアムへサッカー観戦と楽しそう。
とても楽しそう……ですね……。
(編集部注:この試合は0-9でソフトバンクが勝利しました)
サッカーの雑誌と銘打ちながらみんな野球が大好きなOWL magazine。公式コミュニティ「OWL's Forest」のオンライン飲み会では毎回野球のディープな話が飛び出し、中村慎太郎さんが全くついていけなくなるのが恒例となっています。
最近は特に西武ファンの勢いが強いので是非日本ハムや楽天ファンの方を募集しています!もちろん西武ファンでも大歓迎!宮地や貝塚、原井や谷中の話で盛り上がろう!
3. サッカー人生で一番嬉しかった試合
2017年のホームでのさいたまダービー。終了のホイッスルが鳴った瞬間のスタジアムの大歓声は鳥肌が立った。
印象深い試合ばかりの埼玉ダービー。その中から、2017年の一戦をチョイスしていただきました。
当時の大宮は2016年の大躍進から暗転、受難の一年でした。家長昭博や泉澤仁が引き抜かれると、開幕から6連敗。引き分けを挟んで未勝利は続き、G大阪戦では6失点と守備が崩壊。まさにどん底の状態で迎えたのがさいたまダービーでした。
どれだけ負けが込んでいても、ダービーだけは特別。そんな気迫に溢れた試合だったことを覚えています。スコアレスで迎えた後半18分。右サイドから茨田陽生が豪快なシュートを突き刺して先制し、虎の子の一点を守り切りシーズン初勝利。
当時は、ダービーでの初勝利でから調子が上向くと信じていました。しかし、現実はその後も低空飛行。結局8月13日以降1勝もできないまま降格と最下位が確定。書いているだけで辛いですね。
ちなみに、現時点で最後に開催された埼玉スタジアムでのさいたまダービーは引き分けだったため、現在さいたまダービーは大宮が防衛中です!既に4年間防衛中です!全く喜べません!
2021年シーズンはJ2でも苦しんでいる大宮。またJ1でさいたまダービーが開催されて、盛り上がる日が1日でも早く来て欲しいですね……
4. サッカー人生で一番悔しかった試合
2016年の天皇杯準決勝、川崎フロンターレ戦。僕史上一番泣いたのはこの試合だと思う。
けんさんが一番悔しい試合に挙げた2016年の天皇杯。実は、私も準々決勝、準決勝を現地観戦していました。
クリスマスイブの準々決勝、湘南ベルマーレ戦。先制してさらに相手に退場者が出て一方的に攻め続けるも得点がなかなか奪えず、反対に同点ゴールを奪われる嫌な展開。延長開始すぐに元大宮の藤田祥史に逆転ゴールを奪われ、万事休すかと思いきや延長後半に猛攻で3点を奪う劇的な展開。そんな点が取れるなら最初から取っておけよ、と誰もが心の中で呟いた試合でした。
今スタッツを見たら、延長後半だけで8本シュート打っていました。15分で8本ってどういうことですか。
そして準決勝、舞台は日産スタジアム。勝てば初の決勝という大一番の相手は川崎フロンターレ。この年の川崎と大宮といえば、試合中の競り合いから乱闘が起きたりと何かと因縁含みの対決でした。両者チャンスを作りながら無得点で時計は進み、再びの延長戦がチラつき始めた85分。
コーナーキックの流れから川崎の谷口彰悟が頭で決めて失点。広い日産スタジアムの向こう側での出来事。ゴールが入ったのかはよく見えませんでしたが、川崎のゴール裏が大きく揺れたことで失点を悟ったのを今でも覚えています。
当時の写真を掘り起こしてみました。今思い出しても悔しい気持ちでいっぱいです。いつかは大宮の天皇杯決勝、いや、戴冠を信じています!
さて、気をとりなおして次は地元の話へと進みましょう!
5. 地元のおすすめスポット
鉄道博物館に盆栽美術館・宇宙劇場に氷川神社など、とにかく手数の多い街。
古くは氷川神社の門前町や中山道の宿場町として、近代では鉄道の街として栄えた大宮。現在では、そんな歴史的な部分を継承しながらも新たな賑わいを創出して人を集めていると感じます。
けんさんのおすすめスポットを眺めてみると、大宮の見所は男の子の趣味が凝縮されている気がします。鉄道、プラネタリウム、そしてスポーツ。果ては盆栽。まさに揺り籠から墓場まで、皆さんもどこかにきっと刺さるはず。ギャンブル方面では競輪もありますし、最近だと「大宮セブン」で有名になったよしもと大宮ラクーンよしもと劇場もありますね。ちなみに僕は囲碁将棋が好きです。
けんさん曰く、交通の便の良い大宮は埼玉のボランチとのこと。交通面だけでなく、手広い守備範囲はこんなところでも発揮されていますね。
6. ホッとする瞬間
旅先から大宮に帰ってきた時。旅行は大好きなのに、何故か帰ってくると安心する、とても不思議な感情。
場所は違えど、最寄り駅へと到着してこういった気持ちになる方は多いのではないでしょうか。
私は東京在住ではありますが、東北や北陸から新幹線に乗り、大宮駅に着くとどこかほっとした気持ちになります。「まもなく、大宮です」という車内放送が流れると、上野や東京まで乗車するにしてもどこか旅や出張の終わりを感じます。
歴史を紐解けば、開業から1985年まで東北新幹線は大宮が始発でした。そういった意味では、名実ともに東京へと戻ってくる場所は大宮だった時代があるのです。今では終着駅の座を東京に譲りましたが、いまでも首都圏への玄関口としての要素が大宮にはあるのかな、と思っています。
新幹線繋がりということで、引退間近の上越新幹線E4系の写真を載せておきます。大宮から乗った2階建ての新幹線、子供ながらに興奮したのを覚えています。そんなノスタルジーに浸れるのも、大宮ならでは。
7. 趣味
スポーツ観戦と旅以外ならディズニーが大好き。浦安移住も検討したくらい。あとはドライブも好き。
スポーツと政治の印象が強いけんさん。ディズニー好きというのはちょっと意外な一面ですが、ショーやパレードを見ている時が一番幸せな瞬間なのだそうです。確かに、ディズニーのショーは本当に夢の中にいるような光景で大人も子供も楽しむことができる究極のエンターテインメントだと感心します。
それにしても、あれだけの埼玉愛を見せつけるけんさんすらも移住を検討させるほどのネズミの国の魅力。その根源とはなんなのでしょうか……。今度の記事では、是非趣向を変えてディズニーについて書いてみてはいかがでしょうか。
ついでにZOZOマリンかフクアリあたりに寄って、埼玉 V.S. 千葉的な感じでまとめたら立派なサッカー記事になるのでは?!期待して待っています!
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サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
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