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ミーガン2のストーリーを勝手に考える

ネタバレ注意。鑑賞後に読むのをおすすめします。

『ミーガン』そして同じ制作会社ブラムハウスの『Five Nights at Freddy's』(通称FNaF(フナフ))を観て1番感じたのは「懐かしさ」でした。

FNaFの記事↓

クリスマスに見る為だけに作られた様な全く学びの無いストーリー。それはグレムリン(1984)やホームアローン(1990)などを思い起こさせます。
ミーガンがAIの暴走と教訓を教えてくれる、何て表現をされる事がありますが、私は全くそうは思いませんでした。何となく「愛されるミーガン」を映画スタッフ総出で作り上げた作品だと思えたからです。
身内の細やかな感情をケア出来るけど、暴力的な他人には冷酷だったり、子供を守る母熊みたいな応援したくなる共感をむしろ感じます。

懐かしさの正体は、幾つもの名作のオマージュが散りばめられている点です。
チャイルドプレイは勿論だし、ターミネーター2(1984)のロボットとのハイタッチ、玩具会社のビルはグレムリン2(1984)の舞台となったクランプセンターのビルを彷彿とさせます。(もっとぴったりな何かがある気もする)
最後のロボットでの格闘シーンは完全にエイリアン2(1986)のパワーローダー!
子供の頃、80年代映画の影響を色濃く受けて育ってきた映画好きが作った映画なんだろうなって思います。ミーガンの失敗は調整時間が短すぎたからだよ、それはジュラシックパーク(1993)と一緒。恐竜は生きてるだけで悪くないんだよ……。

そこで、ここからは勝手にミーガン2のシナリオを考えます。
魂とも言えるデータでオンラインに逃げ込む事に成功したミーガン。
ここで「ミーガン大好きスタッフ」が「1番アツいストーリー」を作るとしたら……。
もう絶対ターミネーター2だと思うんですよね。
簡単にターミネーター2のストーリーを説明すると、ターミネーター1で恐ろしい敵として出てきたロボットが、何と2では味方として戦ってくれる。(プログラムが書き換えられている)
あんなに恐ろしかった敵が味方になった時の頼もしさよ!
しかも最新型ロボットと戦う旧式ってところもアツい。

これをミーガンで再構築するなら、他社に盗まれたミーガンプロトタイプのデータで量産された粗悪品ミーガンもどき大群VS壊れかけの正義のミーガン。
さながら映画『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』に登場した大量のメタルクウラみたな。同年代なら分かると思う……。
見たい!少女を守る為にボロボロになりながら戦って、最後にサムズアップで溶鉱炉に溶けていくミーガンが……。
見えましたよね?あのシーンは良かったなー、まだミーガン2無いけど。


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