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クリエイターの仮想通貨と株式投資

ほどほどクリエイターの仮想通貨と株式投資について


はじめに 投資歴について自己紹介

株式投資
2020年開始

仮想通貨
2017年口座開設してほんの少しだけやる
すぐ止める(2018コインチェック事件)
2021年再開

投資初めて5年未満はとても短いですが、クリエイターの5年って結構重い。(独立7年目)
そもそもビットコインが販売開始されたのは2010年なので14年しか歴史がないことになりますのでどっこいどっこいかもしれません。
ほどほど頑張っているイラストレーター目線(そして女性目線)の私の投資との付き合い方を書いてみます。

まず、私はやり方を教えたりおすすめしたりは一切しません。
やり方は山崎元さんの新書を読んで下さい。
日本の法律がコロコロ変わるのでなるべく新書を手に入れてください。


私の文章に対して反論、質問をされても私は対応できません。
何の責任も負いませんので、どうかご自身での判断をお願いいたします。
何かの一助(事故を回避するとか)になれば幸いです。


何故今までずっと黙っていた仮想通貨などについて語り出したかというと、2024年3/6「暗号資産(仮想通貨)ビットコインと金相場が過去最高値を更新」というニュースが流れてきて、ある意味一区切りついたと思ったからです。
このタイミングでETH(イーサ)という名前の仮想通貨を全て売却し、ちょっと得をしました。得と言ってもニュースで見るような大儲けをしたわけではありません。新入社員の1ヶ月のお給料くらいを運用し、タイミング的に倍になりました。
改めて考えてほしいのですが、仮想通貨で3年かかって「新入社員の1ヶ月のお給料くらい」しか儲けが出なかった訳です。しかもかなりイレギュラーなケースだったので、これが確実に続く訳ではありません。
投資に全く触れていないと「一瞬で大儲け」するかのように見えますが、私の運用方法では基本はちょっと割りの良い利子がつく銀行に預けている、くらいの認識になります。

余談ですが、ビットコインの値動きがアメリカ株と同じようになってきました。これはアメリカが「仮想通貨を証券会社の証券口座を通じて売買できるように(2024年、1月)」したのと、通貨流出した日本のコインチェック(2018)が異例の補償したこともあり、「仮想通貨を安定させたいと思っている高給層がいる」というのが知れ渡りました。なのでこれからデイトレードが基本だった仮想通貨を中期、長期保有する層も増えてくると思います。


なぜ投資をしているのか

なぜ投資をしているのか、安心感を得るためかもしれません。
不安定なクリエイター業なので、突然大きな金額が必要になったり、月の収入がとても少ない時があります。
そんな時「でも株持ってるから大丈夫」というのは私には結構支えになりました。
金額が必要な時は値動きを気にせず売却して現金化します。
3種類「日本株、海外株、仮想通貨」を所有していたので、いつもどれかは値動きが悪くなかったのも良かったです。(円安や色々な要因で日本株と海外株は逆の動きをしがち。絶対ではない)
つまり銀行に預けている気持ちで投資をしていました。
これが「危なくないの?」と不安に思う方は先程おすすめした書籍を読んでご自身で判断していただければと思います。

あと心理的な節約になります。
まとまったお金が入ると大きなお買い物をしたくなってしまいます。
旅行に行きたいとか、プチ整形したいとか、ちょっと良いバッグ欲しいとか。
ですがほどほどクリエイターという前提はありますが、金額が入ると「投資したい(安心を買いたい)」と思い、不必要な買い物を耐えることができます。なんて悲しい人生!と思わなくもないですが、後悔もないので私はこれで良いです。

また、クリエイティブ活動をしながら投資をするには一番に時間配分のバランスが重要になってくると思います。
主に投資を程良くほったらかす、毎秒一喜一憂しない、殆ど忘れてるくらいがちょうど良いと、5年で学びました。
大金持ちになる程投資をするには「無くなっても困らない1,000万円が手元にあり、一日中値動きを監視し、それだけをずっと考え続ける」必要があります。
何かを作っているクリエイターがその世界に身を投じるのは現実的ではありません。


投資始める前に。初心者の落とし穴紹介♡

そもそも、2024年3月現在「空前の円安」と「空前の日本株高値」が重なっています。このタイミングでスタートアップするのは得策ではありません。
口座開設には時間も手間もかかるので、本を読み、準備を整え、作戦でも考えながら状況が変わるのを待ちましょう。
他、私も含め初心者の陥りがちな落とし穴をまとめました。
事故を防ぐために心得ておいて損はないと思います。

株式投資、仮想通貨共通の落とし穴

  1. FXをしない
    どんなにいい言葉が書いてあったとしても初心者はFXはやってはいけません。山崎元さんの言葉を借りるなら「FXはレーシングカー」初心者は乗用車(普通の投資)に乗るべきです。

  2. デイトレーダーにならない
    初心者がデイトレーダー(1日に株取引を何度もする人)になってはいけません。株取引で想像する「沢山のPCモニターで値動きをチェックしながらすごい速度で何かやってる人」はデイトレーダーです。
    FXがレーシングカーならデイトレードは高速道路です。
    初心者がレーシングカーで高速道路を走ったら、勿論大事故になります。

  3. 簡単すぎるシステムを利用しない
    2023年6月、LINE証券が証券事業からの撤退を発表しました。
    簡単に投資ができるのは魅力的ですが、あのLINEですら撤退しています。
    長期に運用できない、便利な代わりに手数料がかかる、手数料や証券内容が途中で変更されても気づきにくい、そういったサービスに飛びつくのは私は得策では無いと考えます。

  4. インターネットで情報を集めない
    投資初心者とは即ち詐欺の恰好のカモです。インターネットでは絶対儲かる情報を教える詐欺の人がいっぱいいたり、そしてちょっと調べただけで怪しい広告がどんどん出てきたりします。Twitterなんてもっての外です。
    また、「持論を教えたがりだけど全然わかってない人」も紛れています。
    女性だったら教えてあげたい知らない男性が現れる可能性も。
    SBI証券などの公式サイトに色々な疑問への回答が大体書いてあります。
    無闇に検索して情報を鵜呑みにするのは危険です。

  5. 「高確率で値動きを予測できる」人・機械・システム・セミナー・ブログ・書籍を信じてはいけない。
    「高確率で値動きを予想できる」は100%詐欺だと思ってOKです。絶対予想できないと思っていた方が良いです。
    「まだ失敗していない」から「勝利条件」と自分自身信じ込んでいる人も沢山います。
    これを念頭に置くだけで、かなりの偽情報は回避できます。
    ゴールドラッシュで一番儲かったのはツルハシを売る業者、と話があります。(マイニング・ザ・マイナーズ戦略)つまり彼らは情報=ツルハシ(しかも掘れないツルハシ)を売ろうとしているだけです。

  6. コミュニティに参加しない
    人を頼る、即ち失敗した時にその人のせいにすることになります。勿論逆も然りです。上手く行ってる隣の人を無闇に恨んだりするようになるかもしれません。
    また、人の集まるところに詐欺師が紛れることもあると思います。
    オンライン投資コミュニティとか、会員制投資BARとかも、私は絶対行かないです。

  7. 値動きを予想しない
    どの本を読んでも「100%予想を当てることはできない」と書いてあります。更に私が読んだ本には細かな値の上下の理由を考えてもあまり意味が無いので現在・直近の値動きで判断すべき。と書いてありました。
    私は初め理由を探ろうと色々なニュースを追うのに躍起になっていましたが、クリエイティブ活動をしながら四六時中経済ニュースを読むのは難しいです。

  8. 毎日値動きを確認しない
    長期保有を前提とするなら値動きは大きな動きで判断するべきなので、毎日確認して一喜一憂していたら他の仕事が手につきません。

  9. 噂を聞いて同じ行動を取らない
    市場は100人が同じ動きをした一瞬後で、逆の動きをした1人が儲かるようなシステムになっています。
    Twitterなどで「今○○を買った方が良い」という発言を見ても、その儲かりたい1人が意図的に流した情報、という可能性を考えた方が良いと思います。
    最終的に売買の判断は自分の考えの元行った方が良いです。

  10. 知らない人に相談しない
    どんなに分からない、不安、背中を押してほしくても、あなたの人生のダメージを何も受けない他人に相談してはいけません。
    Yahoo!知恵袋なんてもっての外です。嘘をつかれても責任は取ってくれません。

  11. 高学歴だとしても己を過信しない
    「プライドが邪魔して損切り(一刻も早く売却すべき状況)ができない。」というのを聞いたことがあります。
    立てた作戦がうまく行かなかった、もしくは辞める時のタイミングのことも予め考えておいた方が良いと思います。
    私には分からない感覚ですが、数学が得意だったり高学歴で失敗したことない人がいざ危機的状況になった時、狼狽えて即行動できないと聞いたことがあります。


仮想通貨の落とし穴

ここからは仮想通貨特有の落とし穴について。

  1. 海外の取引所は使わない。(ビットフライヤーがおすすめ)
    マッチングアプリで出会ったセクシーな女性が仮想通貨を勧めてきて、言われるがまま海外の取引所を使ったら資金流出してお金が戻ってこなかった……。という詐欺が流行ったことがあります。
    特殊な状況とはいえ資金流出時にコインチェックが異例の補償(2018)をした事もありますので、日本の取引所を使用しましょう。

  2. 新興コイン、激安コインには手を出さない
    仮想通貨で大きく儲ける方法の一つとして「0.1円くらいの安い通貨を大量に買って0.2円に偶然ぶれた時に売却すると2倍の金額になる」というのがあります。100万円なら200万円!夢がありますね!
    しかし、仮想通貨ブームにより幾つもの新しい新興コインが誕生するのに比例し、幾つもの不人気コインが有名取引所で扱われなくなったりしています。
    当然、扱われなくなればどんどん値は落ちていき、ついには無くなってしまうこともあります。つまり、購入時の100万円がパッと無くなってしまうリスクがありるわけです。
    お金持ちの娯楽ならまだしも、一生懸命働いて程々に生活している人がやるべきではないと思います。

  3. 頼れる本は無いので自分で作戦を立てる
    最近はリサーチもしていませんが、仮想通貨を扱った本で頼れるものはありませんでした。
    なぜかというと仮想通貨はできて14年の明日なくなるかもしれない概念なので、長期保有すること自体にリスクがあり、老後の資金運用にも適さず、ほぼデイトレーダー向けの本や雑誌やブログしかなかった為です。
    ほとんど競馬やパチンコと一緒。
    私は少額で中期的に保有する(数ヶ月毎に売買を考える)作戦だったので、どの媒体も参考にできませんでした。
    アメリカや日本の後押しがあったので、もう少し粘っても良いかな、というのが個人的な今の考えです。(確定じゃないのでご自身で判断してね♡)

ずっと気になっているんだけど、中々手が出せない……。という方は、まず本を読んでみるのをおすすめします。


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