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産まない生き方を考える

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子供を持たないことを中心に、自分らしい生き方を考えるために書いた私の記事をまとめています。「こういう人生もあるんだなぁ」と、誰かの参考になれば幸いです。
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記事一覧

子なしの処世術・相手を自分とは別のカテゴリーに入れると傷つかない

みなさん、こんにちは!久しぶりの投稿となります。 今月は満開の桜を見て、とてもいい気分になりましたね。良い季節になりました。 さて、タイトルのとおり、子なしの処世術と題してお送りしようと思います。 同じ子なしでも、自ら望んで子供がいない人と、子供を望んだけれど生まれなかった人など、いろいろですね。 私は不妊治療もしたけれど、子供が生まれなかったパターンです。 今この時間も、この世のどこかで、子どもがいないことや、なかなか妊娠しないことによって、傷ついている人がいる。 私

子供がいないデメリットを他国と比較してみた

私は中国語の勉強をしている。その過程で知ったお隣中国と日本を比較して、子供がいないデメリットを考えてみようと思う。 結論から言ってしまえば、相対的にみて日本で生きて行くなら子供がいなくてもほとんどデメリットがないのではないかと言える。 お隣の中国では、親孝行🟰子供を産むことという意識がある。 中国の大都市の若者なら、子供は産まない主義の女性もいる。でも大多数の人は子供を産むことは(望む望まぬに関わらず)人生で必須であると考えている。 時代が進んで便利になってもこの観念が根

仲間って意外と身近にいる?

数年に一度回ってくる近所のお掃除当番。 お隣さんと協力してやるのだが、私達は引っ越してきたばかりなのでお隣さんとの交流はほとんどなかった。 庭先で顔を合わせたら挨拶する程度。 だから、お隣さんとペアでする初めてのお掃除当番がちょっと憂鬱だった。 一体何を話せばいいのかな、、、。 仕事も子育てもしてない私に共通の話題なんてあるんだろうか、、。 カレンダーに記入したお掃除当番の印を見てはそんな心配をしていた。 お掃除当番当日。 私は朝から気を引き締めて「明るく挨拶して、あと

子供を持たない人生の受け入れ方

今まで、不妊治療を経て子供のいない人生デビューを果たした私の経験を断片的に書いてきた。 今回は、不妊治療を経て子供を授からなかったことをどんな流れで受け入れていったのか書こうと思う。 私の経験が参考になるか分からないが、誰かの参考になったら嬉しい。 さぁ!赤ちゃんつくるぞ! 私が『不妊治療』を意識し始めたのは20代後半の頃。 結婚後、数年経ったのに妊娠しなかった。 おかしいなぁと思いながらも正社員で仕事も忙しく、本格的なクリニックでの妊活が不可能だった。 だから基礎体温

子どもを育てたことがないから子供の泣き声に寛容になれない?

みなさん、こんにちは!年が明けましたね! 今年もマイペースに記事を書いていこうと思います。よろしくお願いします。 新年早々のモヤつきを話したいと思います。 初詣の帰りにファミレスに行きましたら、客の4~5歳くらいの子供が泣きわめき始めました。 子どもはよく泣くものだから泣くのは仕方がないとして、20分近く泣かせっぱなしの状態。 それもグズグズ泣くのではなく、ファミレスのBGMも掻き消えるほどの大声で泣き続ける子供と、それに何も対処しない親。 途中から子供の「あ”------

子供がいないと老後が不安?

子なしって不安ですか?子どもがいないということで、不安になるのことの一つは老後問題ではないでしょうか?(まぁ、子供がいたからって老後の不安が解消されるわけではないのですが。) 私にとっては30年は先の話なのに、ふと「どうなるのかなぁ…」と考える時があります。 と同時に、老後のことはもっと年をとってから考えないと分からないとも思っています。人生どうなるかも分からないですし。 みなさんはどうでしょうか?考えたことがありますか? そこで、子どもがいない30代が今からでもできるこ

子なしの私が『母親になって後悔してる』を読んでみた

今回は、1年前くらいに読んだ本、『母親になって後悔してる』オルナ・ドナート著についての感想です。 世界中で話題になった本の日本語版。今話題のイスラエルという国の社会学者が書いた本です。 私はまずタイトルを見て「えっ!?」て衝撃を受けました。 世の中にはキラキラした子育ての情報が溢れている中でとても異色なタイトルですが、私はここには真実が書いてありそうだと思いました。 本を読むまでは知りませんでしたが、イスラエルという国は、日本以上に子供を産むことを激励(強迫)されているん

子供がいてもいなくても、みんなルールに縛られてるんだと思った話

あなたは誰のための人生を送っていますか? 先日、久しぶりに友人と楽しくお茶した話を別の記事に書きましたが、その時のとある現象について不思議に感じて、それからずっと引っかかっています。いや、お茶会は楽しかったですよ。もやもやではなくて、探求心的な意味で気になって…。 独身バリキャリの子と、子もち専業主婦の子の会話です。(※以下、便宜上、バリキャリの子=B子、子もち専業主婦の子=K子と略させていただきます。) 一見普通の納税についての会話なんですが、彼女たちはどういう心理で

子なし30代が友達と楽しくお茶するには

みなさん、こんにちは! 30代以降、学生時代の友達とお茶することもメッキリと減りました。 それぞれの生き方が分かれ始めてくる時期でもあり、人と比べて自己否定したりするのが嫌でね、特に不妊治療を止めた直後とか、意図的に会う機会を減らした気がします。 その後も友達と会うたびに、「なんか自分が削られているな~」「この子と話していると否定されている気持ちになるな~」っていう感覚を持ち帰るってことが続いて、そういう人との縁はどんどん整理していきました。 相手が悪いのではなく、単に私と

不妊治療で鬱にならないために

noteの中にはさまざまな記事があり、自分と似たような経験をしている人の記事も読むことができる。 私は不妊治療をしたことがあるので、したことがない人よりは多少その辛さがわかると思っている。 その辛さを代わってあげることはできないが、やわらげられたらいいなと思って、不妊治療をした当時の経験から得た私の心得みたいなものを5つ書いてみようと思う。 極めて個人的な教訓ですので、悪しからず。 止め時を決めておく 不妊治療では、お金、体、心がえぐらる。 始めるまでは夢と希望がいっぱ

子供もいないし働いていないという傍流

30代は私にとって『迷い』の時代だ。 子供を産み育てるのか どんな仕事がしたいのか 自分はどう生きたいのか 20代は『頑張れば報われる』と思って生きていた時代で、それが30代になるころからギシギシと軋み始めた。 不妊治療を始めたころは年齢的には恵まれていたため、すぐに子供を授かるだろうと思っていたし、医者からも「若いから有利です」とも言われていた。 でも、頑張っても授からず、世の中には自分の努力だけで何とかならないこともあると知ることができた。 不妊治療のためではない

子なしの大先輩に勇気をもらった話

久しぶりの投稿になってしまいましたが、みなさんお変わりありませんか? 先日、再び子供のいない女性限定の話す会に参加してきました。 その中で思ったことを共有できたらと思います。 外圧、どうしてますか?女性が社会から受けるプレッシャーは、「結婚していないの?」「子供欲しくないの?」という”余計な一言”から来るものが多いです。 「私はこういう外圧に、いつまで耐えないといけないのかな?子供ができなかったことは自分の中で消化したのに、外圧があるんです。」 と参加するみなさんに

子供のいない私の気持ち

どうやら私は子供を持たなくていいようだから、子供のいない人生を生きていこう。子供のいない人生デビューを祝して、わたくしのここまでの経緯をしたためようと思う。 結論はじわじわとこれは決意表明ではない。 私は決意して子供のいない人生を自ら選択したわけではない。大部分は自分の意志とは無関係な、自分の力ではどうにもならなそうなモノによって、決められたような、そんな感覚だ。 そのモノってのが神なのか、運命なのか。 まぁ、そんな大それたモノでもない気もする。自分の選択と決断と、医

子供を育てない人生をいつか後悔するのだろうか?

一度は特別養子縁組を考えた私が思うこと 特別養子縁組を知って不妊治療を諦めた私たち夫婦は、話し合い、いろいろ調べて特別養子縁組という制度の存在を知った。 「お母さんね、実はあなたの本当のお母さんじゃないのよ」 と主人公に打ち明ける育ての親と、それを聞いて衝撃を受ける主人公の図が頭に浮かんだ。 なんか色々と複雑そうだなと思いながらも、よくよく調べてみると、里親と違って特別養子縁組は、戸籍上(=法律上)育ての親の実子となり、産みの親の親権が無くなるそうだ。 これは名実ともに自分