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2022シーズン 第2節 FC琉球 vs ジェフユナイテッド市原千葉

 第2節です。今週はどこもかしこも風が強くてどこのゲームもやりづらそうだったな。コロナの影響で開催出来なかった大分も今節は、無事に開催されました。どんなにキチッと対策していたって、新型コロナの脅威は世の中で証明済み。明日は我が身のこのウイルスだけど、やれる事をやって終息を待つしかないですね。ジェフもスタッフや選手に陽性者が少なからずでていて、いつ大分のようになるかわからないわけで。
 今のところ中止になるほどの事はないけれど、今週のゲームはメンバーに変化がありました。戦術的な変化というよりは、コロナの影響と考える方が自然なんかな。

 ゴールキーパー、ディフェンスラインは一緒。新井さん。新井さん。チャンさん。鈴木さん。
 ボランチに小林とアンドリュー。
 田口さんが不在です。
 右サイドに福満。左サイドに末吉。ここは変わらず。
 シャドーが見木。と高木トシ。トシさんがスタートから。そして、サウダーニャがワントップという布陣。サウダーニャは久しぶりのスタートですね。
 そしてもう少し変更点。サブに新加入の佐々木、篠原、西久保、それから古巣対戦の風間は今節はサブで。あとは帰ってきた小島。ソロモンは今節サブ。成長のためには外から見るのもひとつです。

 まずは、結果から言ってシーズン初勝利おめでとう。サウダーニャは久しぶりのゴールおめでとう。勝ててよかったよ。という試合でした。

 コロナの影響もあったのかもしれないけど、メンバーややり方を琉球戦仕様に変えて、結果を求めた采配がある程度うまくハマったんじゃないでしょうか。
 ボールを保持しながら攻撃的なチームの琉球。下からの繋ぎに対して、そこまで高い位置からプレスは行わず、アンドリュー、小林でかっさらって、素早く前線のサウダーニャへ。そんな作戦だったのかな。そこでかからなくても、ディフェンス時のポジショニングはこれまで通りきっちりブロックしつつ。
 これまでの攻撃は、ロングボールをソロモンに預けてサイドに展開して。田口で受け直して、もう一度散らして。遅攻も可能なチームを作りながら、相手やチーム状況に応じて違った形をデザインするというやり方は、ちょっと意外だったけど、ユンさんの選択は、今節シーズン初勝利とい形を見せてくれました。

 贅沢を言えば、もう少しサイドの仕掛けからの決定機も見せれたんじゃないかな。とも思いました。スピードある選手でサイドを持ってえぐったり、スペースに放り込んだり。シーンは作りながらも多くの決定機にはならず。まあ。風も強いしイレギュラーな部分もあって難しいのかな。

 試合全体を通じては、琉球が保持する時間が多く、基本的には凌ぐ試合だったと思います。まあそれはこれまでもそうだけど。
 この凌ぐ時間をずっと経験して、凌ぎ切るという体験を重ねていくというのが大切なのかもしれません。ただ今シーズン2試合は、連続で失点しており、凌ぎ切れなかった経験となっていること。さらには、それがセットプレーというところで、ひとつのウィークポイントとなっている。失点のシーンは形は違えど、セットプレーにおいて、固めてる外側から決められていること。
 この辺の対策は修正することと、迂闊にアタッキングサードでのフリーキックを与えないようにしたいですね。清武がボールをセットするたびにやめてくれ〜やめてくれ〜と祈るばかりでした。
 流れの中ではそこまでやられなかったけど、阿部拓馬投入後はやなところで上手にうけるし、シュート狙うし、うまく捌くし。リズムも変わって、ヒヤヒヤしたな。

 ジェフの得点シーンは、セットプレーと個人技と。
 先制点はコーナーキックから。凌ぐ時間が多い中で得たセットプレー。高木トシのキックは鋭く、終始セットプレーにゴールの匂いを感じました。今後は、田口さんとの共存も楽しみです。流れ関係なくチャンスになるセットプレーを強みに出来たら、シーズン通じて勝点に差がでてくるから、どういう形であれ、セットプレーからのゴールを取れるというのは心強いです。さらなる磨きをかけてほしいですね。
 もうひとつは、久しぶりのサウダーニャらしいゴール。ひとつ形として狙ってあのゴールが取れたというのが大きいです。加入直後の意外性でなく、ある程度特徴が周知された中でもあの形を見せれたということ。もちろんあれ一辺倒ではゴールを量産できるほどうまくはいかないだろうけど、ひとつの形として、今節これを狙ってやったというところ。センターバックの鈴木からの裏へのフィードに反応して、うまく前を向いたまま勝負へ。ボールを蹴った鈴木がそのままゴール前まで突っ込んでいったのも迫力ありました。もう一枚、二枚飛び込んで行く選手がいるともっと迫力があったと思うけど。
 いずれにせよ、琉球4枚のディフェンスを剥がして決め切ったサウダーニャは今節のヒーローになりました。笑顔が素敵です。ときどき見せてほしいな。こんなゴールを。
 琉球からしたら嫌な失点でしたな。不思議な間合いがあるのかな。どうしても突っ込んでいけないというか。
 不思議ドリブル。

 嬉しいのがもうひとつ。
 若い加入組の躍動が垣間見れたこと。昨年のブワニカ君の開幕ゴールで歓喜したように、養和育ちの西久保君に大きな期待を持ちました。ホントに空中戦が強い。鹿島に帰ってしまった小田くんもあの大きさでほとんど空中戦に勝ってたけど、ああいうのってホントすごい。期待してます。それともうひとりの友哉こと篠原さんも堂々とプレーしてました。きっと活躍してくれるでしょう。

 心配なのことは、今節欠場になった田口や、壱晟、それから今のところ出番のない川又、ブワニカあたりの様子が気になります。
 特に、昨年とうとう1年間お目にかかれなかった川又選手には、本当は昨年、期待しかなかったんです。本当にキーマンになる男と思っていただけに、心配でなりません。早く戻ってきて暴れ回ってほしいです。

 次節はフクアリに戻って、強い山形と。ホントに勝てない。いつだったかのプレーオフの年、天皇杯も負けて、プレーオフも負けて。近年も引き分けこそするものの、勝てない。呪われてるのかな。山形は千葉で合宿します。市原に来ます。もてなしは大切ですが、試合は別ですよ。
 オーストラリア出身のクラモフスキー監督は、1978年生まれ。同級生。に見えない…
 マリノス時代、ポステコグルーの右腕としてコーチを務めた方で、ポステコグルーといえば、エスナイデルさんのハイライン、ハイプレスの完成形みたいなサッカーをしていて、J1制覇を成し遂げた強者です。今や日本人祭り開催中のセルティックを率いる名将。そんな方のもとにいたクラモフスキーさんはやっぱり強者なんでしょうね。
 それにしても2人とも呼びにくいお名前。長年の負け越しに終止符を打ちましょう。ユンさんは呼びやすい。

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