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2021 第7節 ツェーゲン金沢 vs ジェフ千葉

 第7節のJ2リーグ。依然として負けてない新潟と琉球が好調を維持しております。ちょっと抜けでてますね。
 その2つに次いで追いかけるのが今回対戦する金沢。金沢も開幕戦を落とした以降負けなしでここまできてます。好調ですね。
 一方ジェフははるか後方から追いかける形で、ここまで1勝2分3敗。このままズルズルいかないためにもここで上位で好調のチームに勝てれば、嫌な雰囲気を払拭できるかもしれません。
 順位こそ下から2番目で結果のでてないジェフですが、内容的には決して絶望感があるわけではなく、勝敗の分け目で憂き結果に転がってるように思っています。
 勝ち負けの瀬戸際で勝てるのが強いチームで、その域に達するにはまだまだなのでしょうが。

勝ちに不思議な勝ちあり
負けに不思議な負けなし

というように、勝てないゲームにはやっぱり理由があるのと、序盤戦でラッキーで勝点を拾ってるチームもあるなかで、ジェフは今負けるべくして負け、そんな試合を経て、その理由を整理しながら、リーグ戦最後にいい結果を得られればいいなと。
思っております。

 ここ最近、試合序盤にジェフは攻勢を仕掛けます。プラン的には先行逃げ切り堅守。だけどもなかなかそうはうまくいかない。まず攻撃としては、昨年のロングフィード主体のサッカーから、今年は確実に攻撃のバリエーションは増えたと思います。そのための守備の仕方でしっかりブロック組んで、だけでなく、前線からガツっと奪いに行く場面も。
 またサイドの裏のスペースや、前線の足元に鋭いパスを打ち込むこともあれば、サイドでのドリブルの仕掛けなんかも増えたと思います。
 今節でいえば、前半のうちに相手の深い位置でボールを奪ってあわよくばゴールというシーンが何度か作れました。ここでゴールするというストーリーが目指している形で、それが中々できないでいて。その結果相手の時間になった時に失点しちゃうともうグダグタになりがちだったんだけど、今節はゼロに抑えることができました。
 ゴールこそ目指した形でできない中で、本当に久しぶりにコーナーキックから見事なゴールが決まりました。最近割とニアに鋭いボールを入れてましたが、中々ゴールする気配も無かったんだけど、イメージはこのゴールだったんですかね。
 セットプレーのゴールができるようになるとなおさらプランに余裕が出来ると思うので勝ちにこだわる場合では、セットプレーの強さはかなり大きなオプションになりますね。今のところ、ここは強みになるにはまだ遠そうですけど。ひとつでも取れれば自信にもなるし、期待も持てるし、少しずつでも積み重ねてほしいところです。

 この後、守りに入りながら相手にボールを握らせる場面が増えていくことになりますが、高い集中力をもってしのげたんじゃないかと思います。
 なんか序盤にスローインかなんかでフッと切れた瞬間がありましたね。ああいうのを決められてると今節も負け戦になっていたかも知れません。いい方に転がって良かったです。
 
 何はともあれ、ジェフは今期2つ目の勝利をする事ができました。
 この調子で勝点を重ねていきたいところですが、盤石になるにはまだまだ克服する課題も多いかもしれません。
 だけど個人的にはやっぱりチャレンジが見えたり、目指している考えなんかがゲーム観戦を通じて見えると楽しいなと思うわけです。
 だから、結果が出る事は嬉しいけど、理由なき勝利で仮に勝点を重ねる(重ならないか)よりは、苦労しながらでも、変化していく過程が見られるのはやっぱり嬉しいかなと。それはやがて最強時代がくるのを前提として、それを信じたうえでなんだけども。
 
 ひとつ、見木くんは、町田也真人くんが歩んだように、大卒ルーキーからチームの中心といいか若手の台頭というか、みていて気持ちも入ってるし、プレーも見せてくれるし。
 ゴール入ってればなーというシーンがやっぱり多いと思うし。言い換えればそれだけチャンスに絡んでるということなんだけど。
 ここを決めれるがどうかに、見木くん個人もチームの明暗にもかかってくると思って応援してます。
 どうか。ゴールシーンの量産を期待して。是非とも今後に注目したいです。

 次節。ホームに戻ります。相手は栃木SC。現在勝点10で8位。勝てば追い抜けます。昨年は2敗。たしか矢野紀章にやられました。 ここで勝って、連勝して気持ちよく連戦に行きたいところですね。

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