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学ぶことに早いも遅いもない 38歳 未経験エンジニアへの挑戦 #MsEngineer 体験談

女性のためのオンラインプログラミングBootCamp『Ms.Engineer』。未経験からプログラミングを学び、実際にエンジニアとして転職した卒業生も生まれています。

今回の記事では、そんな卒業生の一人であり、現在転職活動中であるHarukaさんにお話をおうかがいしました。

13年ものキャリアを持つ小学校教諭だったHarukaさん。授業の必修科目として “プログラミング”が加わり、「自分も学んでみた方が教える時に役に立つかもしれない」と、3回目の育休中にMs.Engineerで学び始めます。

ところが、Ms.Engineerでの経験はスキルを身につけるだけではなく、自身の働く環境や働き方を変える大きなきっかけになったそう。

プログラム受講中の喜びや葛藤、リスキリングに対する考え、そして小学校教諭を退職した現在、これからの働き方をどう描いていくかについて、熱くお話しいただきました。

未経験からの挑戦、「最後のチャンス」とプログラミングの世界へ飛び込む

ーー13年も教諭だったHarukaさん。エンジニアとは全く違う世界ですよね。

そうなんです、全くエンジニアとは違う世界でした。そもそもパソコン作業もそんなにしない。他の企業勤めの人と比べると、なんでもない作業でさえおぼつかなかったんです(笑)。

ただ小学校で教える教科として “プログラミング”が必修になり、私たちもわからないことが多いながらも試行錯誤していまして。自分でも「プログラミングの知識は、知っておいたら役に立つかもしれない」と感じてはいました。

ーーそんな時に、なぜMs.Engineerのスターターコースを受講したのでしょうか?

3回目の育休中、​​「これが最後の育休、これが終わると定年までノンストップダッシュの日々か。また、仕事も子育ても精一杯やって中途半端な毎日が始まるのか。それって幸せなんだろうか。」と不安を感じていたんです。この期間を逃したら、きっと私はこのまま他の世界を知らないまま”一生教諭”を続けるのだろうなって……。

そんな時に新聞でMs.Engineer代表のひとみさんの記事を読んで、「なんて面白い人なんだ」って思って。私の生きる世界や周りにいる人たちとは全く別の考え方や行動をしている。同じ年代の女性でもこんなに豊かな生き方をしているんだ、と一気に惹き込まれました。

それに、エンジニアという仕事は長く女性が働くということを考えると、スキルとしても働き方としても女性にとってメリットが多そうだなと感じました。

そんなひとみさんの作るMs.Engineerは、一体どんなことをやるんだろうと興味深くなり、その後すぐにカウンセリングに申し込みました。

ーー全く未経験の世界、それも教諭からほとんど知識がなかったプログラミングへの挑戦。ためらう気持ちはありませんでしたか?

正直不安でした。申し込み前のカウンセリングでも”こんな私ですけど大丈夫ですか?”って相談しましたね。その後も何度も本当に受講するか考えましたが、まずは”やってみよう”と思って。

たとえエンジニアとして転職や就職しなかったとしても、「身につけた知識が、復職後に役に立つかもしれない」という思いもあったからです。「挑戦してみたい」という思いを、同じ教諭として働く夫に伝えると、「いいんじゃない、やってみなよ」と、背中を押してもらい、申込期間ギリギリになって、まずはスターターコースの1ヶ月の受講を決めました。

家族の協力を得るために、思いをプレゼン 両立のヒケツとは

ーー3人のお子さんがいらっしゃるそうですが、講座と、家事や育児との両立は大変だったのでは。どのようにやりくりしたのでしょうか。

家族の協力無くしては成り立たないので、事前に夫に「やりたい」と伝える際に、”なぜやりたいのか” ”どのように協力して欲しいのか” ”今後どうしていきたいのか”をプレゼンしました。事前にスピーチ原稿を作成して挑んだほど、入念に準備をして(笑)

子どもがいながらにして何かを成し遂げるには、理解と協力が必要だったからです。

スターターコースを受講していたのは、育休中。家族に赤ちゃんの面倒を見てもらいながら授業を受けて、課題をやる時には子どもがお昼寝している最中を選んだり、一時預かりを利用したりしました。 “午前中の2時間と午後の2時間”といったように時間を決めて集中して取り組んでいたんです。時間が限られているので、「やらなきゃ!」という気持ちになりましたね。

あとは家事や移動の時間などを利用して用語の復習するなど、”ながら時間”を活用していました。

ーースターターコースを卒業し、BootCampに参加する頃には、Harukaさんの状況も変わっていきます。

子どもを保育園に預けられるようになってからは、9時〜17時半まで授業。それ以降の時間は子どもたちが帰ってくるので、復習や課題ができないんです。なので、子どもと21時に寝て、早朝3時に起き、朝6時半まで勉強をしていました。他の皆さんが夜に頑張っている分、私は早朝に起きて自分の時間を確保して食らいつきました。

ーーとはいえ、未経験のチャレンジ。途中で挫折しそうになりませんでしたか?

スターターコースからBootCampに進んで1ヶ月ぐらいのタイミングで、初めて”やめたい”と思ったことがあって。その時は教諭を退職して勉強に専念していましたが、いくら考えて学習しても、講義についていけなかったんです。

講師にも本音を漏らしました。「こんなについていけないと思わなかった。私の考えが甘かった。辞めたいんです」って。

すると、いつもは厳しい講師の方々が話を聞いてくれて……。

「Harukaさん、相当覚悟ありますよね。だって仕事もやめてるじゃないですか」って言ってくださり。さらに「エンジニアって、めちゃめちゃ楽しいだけの仕事じゃないんですよ。それは他の仕事だって一緒です。Harukaさんは今、自分で人生の選択肢をつくろうとしている。その覚悟ができているだけで、十分にエンジニアになる資格はあると思いますよ」って力強く話をしてくれました。

確かにそうだなって思ったんです。その一言がとても励みになりました。

講師の方々と話をできたことで、”中途半端な気持ちでBootCampを受講した”と感じていた迷いが払拭され、足を止めずに走り切ろうと奮起できました。

学び直しは一生必要 環境の力を利用すればより加速する

ーー新しいことを学ぶことについて、Harukaさんはどう感じていましたか?

新しいことを学ぶことは、エネルギーも要りますし、覚悟も必要で大変なことだと思います。ただ、Ms.Engineerの講義を受講する中で、私が学んだことが”たまたまプログラミング”だっだだけで、たとえどんな仕事をしていても、常に知識をアップデートしたり、学び直しをしていくというのは必要なんだと感じました。それが私にとっての大きな気づきですね。

ーーそして、いくつになっても学び直しはできる。

はい、そう思います。ただ、”学びたい”ときや、”新しく知識をアップデート”したいときに、Ms.Engineerのようにサポートをしてくれる人や場所があったことは本当によかったです。いつでも相談できて、これからも仲間とのつながりはなくならない。

受講生も講師も、全国各地からいろんな人がオンライン上に集まり、年齢や境遇、価値観も様々で偏りがないことが魅力でした。主婦の人、ワーママ、独身の人、なんと学生もいらっしゃって、本当に幅広いです。仕事では上下関係になるような年齢差のある人も、ここではみんな仲間。

特に課題はチーム制のものもあり、仲間同士で作業を進めていきました。境遇や年齢が様々で全く違うからこそ、お互いのことを思いやり、協力し合えるのもよかったですね。

仕事以外で純粋に応援しあえる関係があったことは、私の学び直しを加速させてくれたなと思います。ここで出会えた仲間は一生の財産です。

エンジニアを切り口に パラレルな働き方を作りたい

ーースターターコースを受講後、休職ではなく教諭のお仕事を辞められたのは本当に勇気がいることだったと思います。

スターターコースを受講してしばらくして、”教師をやめてエンジニアになろう”と決めました。

退職前に「やりたいことが見つかったんです。エンジニアになるために、復職はせず、退職することにします」と先生方に伝えた時には、「まさかやめるとは思わなかった」とみんなびっくり。同時に「やりたいことをとことん頑張って。応援しているよ」と、たくさんの人たちに背中を押してもらい、嬉しかったです。

子どもたちにも「先生はやりたいことが見つかったんです。プログラミングを学びながら、エンジニアとして新たに頑張っていきます」と伝えました。

ーー自分のやりたいこと、行きたい道を歩もうとする先生を見て、きっと子どもたちも何か感じるものがあったのではないでしょうか。

そうだといいなと思っています。後に保護者の方達から「先生、エンジニアを目指して勉強されているんですよね」とお声がけいただいて。子どもたちが親御さんに伝えてくれたんだと思うのですが。親御さんに話している内容を聞くと、私の想いはきちんと届いていたのかなと感じることができ、嬉しかったですね。

多くを語ったわけではないですが、子どもたちにも”自分のやりたいこと”を追求している背中を見せられたのかなと思っています。

――BootCamp終了後、現在就職活動中とのこと。エンジニアを目指されるのでしょうか?

当時と状況や考え方も少し変わり、手に入れた知識は、エンジニア転職以外にも活用できるんじゃないかと考え始めています。エンジニアとエンジニアに関連する職種、両方から可能性を探っています。

11月からスターターコースや無料体験会のTA(ティーチング・アシスタント)として仕事をしながら、ブートキャンプの知識を活かせるWebサイト修正などにも携わらせてもらっていて、その経験を積み重ねながら、転職先を検討しています。

具体的には、教育系IT会社のカスタマーサービスや、子育てしながら働きやすい環境をもつ会社でエンジニアとして働くことに挑戦しようかと思っているところですね。

ーーカスタマーサクセス、ちょっと意外ですね。

エンジニア職ももちろん興味はあるんですが。Ms.Engineerの受講中に、私はプログラミングを書く以上に、プロダクトを作るために人と話したり、思考する過程というのが好きなんだな、ということを改めて実感できたんです。

その後、仕事を探している最中に、”カスタマーサクセスって、システムの導入先の問題を解決したり、サービスと人を繋ぐような職種である”っていうのを知って。「あ、自分が好きなことや得意なことを活かせそうかな」と思ったんです。

ーーエンジニアと言っても、いろんな可能性があるんですね!

私自身、何か一つの仕事にこだわる、というよりはやりたいこと、興味のあることを並行していろいろやりたいなと考えています。プログラミングは”スキルが身についていればどこでも働ける”ということが魅力的だなと思っていて。家にいて家庭や子どもたちの時間を大切にしながらこの仕事をしていきたいと思っています。

実は、昔から老後になったらやりたいことの一つとして、国際交流活動があったんですが、今回のことをきっかけに、仕事と並行して活動を始めることにしました。Ms.Engineerで学んだことで、一気に世界がひらけた感じです。

ーー生き方や働き方も壮大なイメージへと変化しましたね。

エンジニアという仕事と出会って、流動的に複数掛け持ちしながら働くというスタイルもあるんだ、と知ったことも大きく影響しています。自分にはそのやり方が合っているかもしれないと思っていて。これからも自分の”心地よいワークライフバランス”を、探求していきたいですね。

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Ms.Engineerは未経験から最短5ヶ月でハイクラスエンジニアを目指すことができる、女性のためのフルリモート型プログラミングブートキャンプです。あえて女性のみの学習環境であることで、女性ならではのライフスタイルに寄り添った学びやすさやサポート体制を提供します。

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