見出し画像

【MotoGP 2024年シーズンプレビュー🏍💨】

いよいよ来週末に開幕を控えるロードレース世界選手権、通称"MotoGP"。
昨年はバニャイヤ🇮🇹(Ducati)がチャンピオンを獲得し2連覇を成したものの、その戦いはマルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)と最終戦までもつれ込む大接戦でした。
今年は一体どんな物語が待っているのか?2024年シーズンを少し覗いていきましょう。


カレンダー

今年のカレンダーは以下の通り。

3月8~10日のカタールGPを皮切りに、11月15~17日のバレンシアGPまでMotoGP史上最多の21戦が組まれてます。本当は22戦の予定でしたがアルゼンチンGP🇦🇷が4月に予定されてましたが、諸事情によりキャンセルとなりました。また昨シーズン同様全イベントでスプリントレースも行われるためトータル42レースを予定してます。
昨シーズンは20戦でしたので1戦増えたわけですが、まずは昨年キャンセルとなってしまったカザフスタン戦が第9戦としてカレンダーに再び名を連ねます。また昨年はカレンダーから外れたアラゴンも第14戦として復活しました。
我らが日本GPは第18戦として10月4~6日にお馴染みモビリティリゾートもてぎにて開催されます。

ライダーラインナップ

今年のライダーラインナップはこちら。

今シーズンのルーキーは昨年Moto2を制した期待のKTM育成ライダーのペドロ・アコスタ🇪🇸。2021年にMoto3にてGPデビューを飾るといきなりシリーズチャンピオンを獲得。2022年にMoto2へステップアップしましたが250ccから765ccへのステップは大きかったようで1年目は体慣らしとなり、2年目の昨シーズンでランキング2位のアルボリーノ🇮🇹に83ptもの大差をつけてMoto2を制しました。期待のルーキーがプレミアクラスでどのような走りを披露してくれるのかは注目どころでしょう。

アコスタ以外は昨年も名を連ねたライダーたちですが、移籍に次ぐ移籍でシートは大シャッフルとなりました。
リンス🇪🇸がLCR HondaからYAMAHAへ移籍、それによりモルビデリ🇮🇹がYAMAHAからPramac Ducatiへ。ザルコ🇫🇷がPramacからLCR Hondaへ移籍しました。
驚きは今までRepsol Hondaで幾度もチャンピオンを獲得したM.マルケス🇪🇸がGresini Ducatiへ移籍、A.マルケス🇪🇸と兄弟タッグを組みます。この移籍によって空いたRepsolのシートにVR46 Ducatiからマリーニ🇮🇹が加入、そしてVR46のシートにGresiniからディ・ジャナントニオ🇮🇹が移籍となりました。
ディ・ジャナントニオは一時シート喪失かと思われましたが、自身のシーズン終盤の活躍とマリーニの移籍によってVR46が空いたことによりチャンスを掴みましたね。

昨年と変わらないのはDucati(バニャイヤ🇮🇹/バスティアニーニ🇮🇹)、Aprillia(A.エスパルガロ🇪🇸/ヴィニャーレス🇪🇸)、KTM(ビンダー🇿🇦/ミラー🇦🇺)、そして昨年までRNFとして戦い新しいチーム名となったTRACKHOUSE Aprillia(フェルナンデス🇪🇸/オリベイラ🇵🇹)の4チーム。

この大シャッフル移籍が今シーズンをどのように彩るのか?
HondaはM.マルケスが去ったことで浮いた資金を使い、可能な限りテストを行いマシン開発を進めると言われてます。
低迷からの脱出なるか?シーズンを通じてどこまで変貌を遂げることができるのか?
THIS IS, MOTOGP!注目です。

Moto2とMoto3を戦う日本人ライダー

そして今シーズンもMoto2とMoto3には日本人ライダーが多数参戦。
Moto3には古里太陽🇯🇵(Team Asia)、鈴木竜生🇯🇵(Intact GP)、山中琉聖🇯🇵(MT Helmets)の3人が参戦。
Moto2には小椋藍🇯🇵がTeam Asiaから心機一転MT Helmetsへ移籍(ヘルメットは引き続きArai)。そして昨年Moto3チャンピオン争いを繰り広げた佐々木歩夢🇯🇵がMoto2に昇格、さらにバレンティーノ・ロッシのアカデミーに加入しYAMAHA陣営のVR46から参戦します。Moto3(250cc)からMoto2(765cc)への適応はあのアコスタですら1年を要したので佐々木はまず体を慣らし強くするところからではないでしょうか。一方で昨年Moto3チャンピオンマシアも今年からMoto2を戦うので、佐々木はここでリベンジしたいですね。

9ヶ月に及ぶ長い戦い、最後に栄冠を掴むのは一体誰なのか?
いよいよ来週末、火蓋が切られます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?