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【MotoGP Rd.18 マレーシアGP🇲🇾スプリントレースハイライト】

TOP3

激戦となった10周のスプリントレース、トップでチェッカーを受けたのはアレックス・マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)!イギリスGPスプリントレース以来の勝利となりました。
2位には初タイトルを狙うホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)、そして3位にはポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイヤ🇮🇹(Ducati)が入るTOP3となりました。

最終リザルト/ハイライト

レースの全体リザルトはこちら。

バニャイヤ、マルティン、バスティアニーニ🇮🇹(Ducati)と並んだフロントロー。スタートはDucatiの2台が見事にマルティンの進路を塞いでバニャイヤがホールショットを奪います。

しかしこの隙をついてA.マルケスが2番手へ浮上。攻めの走りを披露していきます。

A.マルケスはバニャイヤの背中から離れず機を伺ってましたが、残り5周となったところでバニャイヤを交わしついにトップへ躍り出ます。

さらに後方につけていたマルティンも同じラップにバニャイヤを交わして2番手へ浮上。バニャイヤはトップから3番手へ陥落します。

バニャイヤはなかなかペースが上がらず真後ろに続いていたチームメイトのバスティアニーニの方がペースはあるようでした。しかしタイトル争いをやっている以上バスティアニーニも協力します。敢えて抜くことはせず後方からやってくるKTM勢の壁役になります。

そして迎えたファイナルラップ、A.マルケスは悠々とトップを走りますが3位争いはビンダー🇿🇦(KTM)がバスティアニーニの背後に迫り、バニャイヤは3位を守れるか?というところまで来てました。

そしてファイナルラップ、ビンダーが最終コーナーで4番手へ浮上する場面がありましたがバニャイヤを狙うには時既に遅し。最終的にはフィニッシュ直前のホームストレートでバスティアニーニがビンダーを抜き返し、Ducatiはなんとか3−4位でフィニッシュすることが出来ました。

今回のレースのポイントだったのはバスティアニーニの献身的なチームプレイ。スタートもマルティンを前に出すまいとDucati2台で壁を作りましたし、バニャイヤの背中を守る走りは本当に見事で、今シーズンここまで怪我もあり良いところを魅せることが出来てませんでしたが今回は非常にクレバーで冷静なディフェンスを披露してくれました。
その貢献にはバニャイヤもフィニッシュ後しっかりとバスティアニーニに感謝を示してました。
残りのレースでDucatiがこのような走りを続けることが出来るのであれば、マルティンにとっては今まで以上に厄介な相手になりそうですね。

上位争いが激しく後方にあまりカメラが向けられることがないレースとなりましたが、日本勢はYAMAHAはモルビデリ🇮🇹が11位、クアルタラロ🇫🇷が16位。HONDAは中上🇯🇵(LCR)が19位、代役参戦のレクォーナ🇪🇸(LCR)が20位、M.マルケス🇪🇸とミル🇪🇸のRepsol2台は完走こそしたものの途中転倒がありそれぞれ21位、23位でフィニッシュ。
日本勢には苦しい結果となってしまいました。

スタンディング

このレースを終えてのライダーズスタンディングはこちら。

バニャイヤのリードは変わりませんがマルティンが2位で9pt、バニャイヤが3位7ptだったため2pt縮まり11pt差となりました。
やはりここまでの調子を見ていると個人の速さとしてはマルティンに分があるかもしれないですね。
このレースを踏まえて決勝はどのような戦いになるのか?楽しみですね。


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