介護の仕事がつらい理由は働く環境にあった

介護の仕事は辛いと言われることが多いですよね。その理由は大きく分けると3つあります。介護職に限ったことではありませんが、人間関係や家庭との両立、職場の運営方針などが主な理由だと言われています。人間関係については、介護職は10代もいれば60代もいたりと、スタッフの年齢層が幅広いところが多いです。若い人と年齢を重ねた人とでは経歴や経験もまったく違います。意見や考え方に差が出ることもあり、スタッフ同士で上手にコミュニケーションが取れないこともあります。

介護業界はまだまだ女性の比率が高い職場です。仕事と家庭を両立したい場合、介護の仕事では現実的に厳しいと感じる人もいます。特に、夜勤のある職場では夫が帰宅後に職場に向かうというパターンになるなど、家族とのすれ違いが生じ、退職を選択するケースもあります。子供のことで急に外出できなくなることがあっても、代わりに出勤してもらうことが難しいと感じたり、代わってもらえたとしても肩身がせまいと感じることもあるでしょう。休みの日は体力を確保したくても、家事や育児でままならないということで辞めてしまう人もいます。

また、人手不足に対応してもらえないなど運営方針に不満を抱く人も多いです。介護施設では利用者にできるだけ有益なサービスを提供する必要があり、年間を通じて数多くのイベントが催されます。それらを提案したりセッティングするという業務もあるのですが、介護業務をしながらイベントも担当する場合、時間内に業務が終了しないこともよくあります。介護の仕事がつらいと言われるのは、介護業務そのものではなく、働く環境や勤務体制に関することが多いです。

関連サイト⇒どうして「介護職はつらい」と言われるの?

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