念願の軍艦島クルーズ(23.08.20)
今回、長崎への家族旅行を決めたときから、軍艦島クルーズはマスト案件且つ取扱注意案件だった。
出発数日前ギリギリまでウェザーニュースでの情報収集を怠らず、天候を見極めながら、晴天確実の赤いバラを付けてもらえるまで予約を入れなかった。「早割」期間を過ぎても確実に上陸したかったのだ。
長崎訪問2日目。8月20日の朝。
朝日が眩しかった。
ホテルの朝食バイキングで初めて食べた「ハトシ」に感動した。
ラタトゥイユが甘かった。昨日食べた皿うどんと味のベクトルが似ている。
身支度をして、隣のコンビニでカチンカチンに凍った麦茶のペットボトルを買い、長崎港ターミナルへ向かった。
■路面電車 長崎駅前→大波止
ターミナルには軍艦島上陸を企む人たちがわんさかいた。
窓口手続きの際に幾つかのグループに分けられた。
こちらの知り得ない選別をされると、すぐネガティブに考えがちになる。「上流階級vs一般市民」「予約時期の早い人vs遅い人」平和なところで「団体客vs個人客」。でもその心配は杞憂に終わった。これは軍艦島に上陸する順番を整理するためのもので、早く上陸したから得だ損だは関係ないようだ。
運行5日前に予約したので「早割5」が適用されて、大人4,000円、中・高校生3,600円。上陸料が1人310円。
窓口でこれを支払い、それと一緒に”真面目にクルーズに参加いたします”という旨の「誓約書」を参加者全員ぶん提出する。
以上の手続きを終えてようやく、パンフレット、上陸券、シールを貰って乗り場へ並ぶ。船には200名以上乗ることができる。予約した回はほぼ満員だった。
9:00出航、約120分のクルーズへ。
あとは写真で上陸した気分になっていただければ。
エネルギー資源を獲得するための国家プロジェクト、その凄まじさは尋常ではなかった。その成れの果てを目の当たりにして震えがきた。圧倒された。
最大5000人もの人がこの狭い島に生活していた驚きよりも、ここまでやるんだ…という恐ろしさのほうが心に残った。そして水の確保を含め国が本気出せばここまでやれるんだということも。
上陸を終え、また船に乗り、軍艦島のまわりを一周しながらガイドさんの話に耳を傾けた。
離岸〜周遊航行の様子を360度カメラで撮影してみた。
長崎港へ帰ってきた。
船を降りる際にひとりずつ「軍艦島上陸証明書」を受け取った。他人任せの達成感でもキラキラ光っている。
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