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ヨルダンの首都「アンマン」で5か月暮らしたら、マップがお気に入りのピンで埋め尽くされた

ヨルダンの首都アンマン


2022年9月〜2023年2月 海外インターンのため滞在

5か月暮らしたので一発目からボリューム満点!

ヨルダン編は全3本!

アンマンのカフェ&レストラン

アンマン以外の町




治安は?宗教は?怖い国なの?

結論。全然怖い国じゃない!

中東情勢が心配な今日この頃。「ヨルダン川西岸」なんて言葉がニュースで飛び交うのでなんとなく治安が悪いイメージ。ですが、私の体感ではヨルダンの治安はそこまで問題なし。

いや、むしろ国内の治安はいい方だと思う。ヨーロッパの観光地の方が怖い…。

外務省の危険情報でも、国境を除いてレベル1(十分注意して渡航)となっており、治安は「比較的安定」とされている。今後の国際情勢に注意しながらにはなるけれど、今の所は問題なく渡航可能。


宗教観も気になるところ。ヨルダンはイスラム教徒がほとんどだけれど、どこまで教義に従うかは個人の自由だそう。首都アンマンでは髪を覆わず半そでで歩く女性も見かける。お酒は飲まない人が多いけれど、外国人が集まるバーでは提供されている。実はヨルダン産のビールやワインもある!(後ほど詳しく)

それでも飲まない人が大多数。中にはお酒を飲むこと自体よく思わない人もいる。どこの国でも同じだけど特にヨルダンでは、飲んで外で騒ぐとか、お酒手に持ったままタクシーに乗るとかはタブー。

お酒を飲まないムスリムの人たちは、代わりにシーシャバーに集まる。禁酒の反動か、喫煙率が高い。


首都アンマン


大都会アンマン。ヨルダンの人口の半分がアンマンとその近郊の都市に住むと言われています。7つの丘の町とも呼ばれるほど、急な傾斜の上に立ち並ぶ建物が印象的。


比較的裕福な人が多く、駐在の外国人も多い。スーパーの店員さんも、タクシーの運転手さんも、ほとんど英語が喋れる。治安もいいし交通の便も最高!(Uberが安くて安心だしバス路線も結構充実)外国人でも暮らしやすい町。

坂道が多いので徒歩はちょっと大変。急な坂道をできるだけ緩やかに登るため、道が蛇行しながら登っていく。目的地はすぐ真上に見えるのに、道がグネグネでなかなか辿りつかない!なんてこともしばしば。Uberだと、15分くらいの距離なら300円くらいで快適なタクシーに乗れるから、ついつい使ってしまう。

街全体を見下ろせる丘から見た景色はこんな感じ。


アンマン城塞/シタデル(Citadel)

アンマンのシンボルとも言えるのが、丘の上にそびえるローマ遺跡、シタデル。

高校で世界史をサボっていた私からすると、中東にこんなに大きいローマ遺跡があるのはちょっとびっくり。今はすっかりイスラム文化だけれど、ところどころに古代ローマ時代の景色が残っているのが面白い。

もちろん遺跡も素敵だけど、なんといっても街を見下ろせるこのロケーションが最高!このどこまでも続く薄茶色の石造りの建物たち。いつまででも見ていられる。




この丘からは大きいヨルダン国旗も見れる。

世界一大きい国旗としてギネスに登録しようとしたけど、ポールが長いだけで国旗のサイズ自体はどこかに負けてたとかで却下されたとかなんとか。タクシーのおじちゃんが教えてくれたけれど、調べても古い記事しか出てこないので真偽は定かではない…。


ローマ劇場(Roman Theatre)

あんまり詳しくない人に「これローマのコロッセオだよ!」って言ってもワンチャン騙せる。ローマ劇場。

シタデルからの眺め



外の広場から見るだけなら無料。中に入って石段に座ったり、博物館を見たりしたかったら、チケットオフィスでチケットを買える。

このチケットオフィスがわかりにくい!どう説明しようかなと思っていたら、劇場側から撮った写真にたまたま写っていた!目の前の広場の、劇場と反対側の端にある小さい小屋です。

たぶんこの赤丸!


そして遺跡の中へ!私は1番上まで登ったけれど、高所恐怖症じゃないはずなのに、絶妙に怖くなる高さと傾斜。子どもたちはピョンピョン走り回っていた。


ブルーモスク(King Abdullah I Mosque)

ヨルダンのモスクは観光客厳禁のところが多いけれど、こちらのモスクは入場可能!地元の方のお祈りの時間は入場できないのでホームページで時間をチェック!


入り口が2つあって、1つは地元の人が日常で使う用。私たち観光客はvisiterの表示に沿って入場。チケット売り場の横にはお土産屋さんもあって色々見てしまう。

見ていると、お姉さんがお茶をサービスで持ってきてくれた。
受け取ってから、「あ、これお金取られるやつじゃない?」って思ったけど、「サービスだよ。ゆっくり見てってね」って…優しい!

そういえば私ヨルダンでぼったくられたこと1度もない。みんなサービス精神旺盛。大好き。


いよいよ入場。入り口で肌を覆う黒い服を入り口で借りる。

女性は頭まで覆わないといけないので、はみ出ないようにヘアゴムを持っていくのがおすすめ!男性は女性ほど服装規定が厳しくないと思っていたけれど、こちらのモスクでは男性も布を着るように指示されていた。男女共に肌の露出はNG。


中は圧巻!青色が好きなので終始キュンキュンしていました。


お土産買うならここへ行け!

Zalatimo

Zalatimo Brothers とか Zalatimo Sweetsとかいくつか店舗がある。

アラブスイーツ(バクラバ)やチョコのお店。宝石みたいなお菓子や、自分で選んで詰められるアラブ菓子の缶が所狭しと並んでいて天国みたい。

バクラバはかなりシロップ漬けで甘々。私が行った店舗は味見させてくれたので、お願いしてどれだけ甘いか試してみた方がいい。きっと、甘いもの大好きな方以外には避けるか小さい缶にした方が無難と思うはず。

極度の甘党さん以外には、Tartufoっていうチョコのお菓子が可愛くておすすめだった!これも甘いけど、チョコの甘さなのでそこまでくどくない。あとは瓶に入ったキラキラのチョコも、全部欲しくなっちゃう!

かわいい包み紙に入ったTartufo


Habibah Sweets

こちらもアラブ菓子で有名なお店で複数店舗あり。やはりシロップ漬けなので、甘いもの大好きさんだけに限られる。

ただ、ここのクナーファは甘すぎ覚悟で試す価値あり!

トロトロのチーズっぽい生地の上に、麺状のサクサクの甘いものが乗っている。イメージしづらそうなのでこれも写真を。これはHabibahのではないのだけれど、お祝いの時に祝われる人がふるまう風習があって、インターン先の方にお子さんが生まれたときに職場に持ってきていた。

もし、ONEPIECE好きの方がいたら、アラバスタで一瞬「コナーファ」って出てきてるの。知ってる人いるかなあ。


Al Afghani

ここは雑貨屋さん!中入ると広くてびっくりする!

出来合いの雑貨類もおすすめなんだけど、私が買って良かったと思うのはシルバーアクセサリー。好きなアラビア語の単語を伝えると、すごく綺麗なオリジナルデザインのアクセサリーが出来上がる!

チェーンの材質にもよるけれど、私はチェーンは1番安いステンレスを選んで、ネックレスにしてもらって5000円くらい。同じくステンレスのキーホルダーも同じ値段。チェーンまでシルバーだと倍以上するけど、その価値あるよなぁ。またいつか行ったら次はシルバーで作りたいな。

自分の名前をアラビア語表記にしたり、好きな単語のアラビア語訳を見せたりすればオッケー!私は本名に希望の「希」が入るので、希望って意味の女性名 أمل (アマル) で作ってもらった!(写真左。読めん。)

デザインは職人さんがいくつか案を出してくれて、そこから選びます。ある程度テンプレはあるんだろうけど、すぐに案出てきてびっくりした!

出来上がりまでは5日くらい。また取りに来てねと言われるので、早めに頼むのがおすすめ!

あとはパレスチナ食器もここで買った!ランプとかも、ジーニーが出てきそうなのがたくさんあって、全部欲しくなっちゃった。

Zaratimo、Habibahの店舗も近くにあるのでついでにいける。


Trinitae Soap House

死海の泥を使った石鹸が有名なお店!中東の高級ホテルにもアメニティを卸してるらしくて、質の高いお店。見てるだけで幸せ!

民家みたいなところに入って行かなきゃいけなくてちょっとドキドキするけど、裏庭を抜けると到着!私は門の手前でUberにおろされて少し彷徨ったけど、近くの人に「Soap Houseどこ?」って聞いたらみんなすぐにわかったみたいで教えてくれた。

ちなみにこのお店があるRainbow Streetって通りはお土産屋さんがたくさんある観光の中心街!



ヨルダン編にしようとしたけど過去の私がGoogle Mapにピンを建てまくっていたので、今回はアンマンの絶景スポットとお土産編に!

私の「好き」がもっと詰まったアンマンのお気に入りカフェ&レストラン編はこちら!本格アラブ料理からおしゃれカフェまで。

皆様、Bon voyage! 


ヨルダン編 ほかの2つの記事はこちら。

カフェ&レストラン

アンマン以外の町


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