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東京の兄貴的存在の人が結婚した話

東京の兄貴的存在の人が結婚した。
女友達の結婚報告はギィってなることもあるけど(伝われ)、本当に心の底からおめでとうって思ったし、自分のことみたいに嬉しかった。でも、8月の半ばに会って近況報告をしたときは「こんな立派になって…」と親戚のおじさんみたいなことを言ってばかりで何も教えてくれなかった。話してくれてもよかったのに…と思っていたら、結婚を発表した前日に会っていた人たちですら何も聞いていなかったらしい。たまに、っていうか結構キモいところがあるけど、そういうところも含めて愛すべき兄貴だ。

兄貴とは、わたしが地方から出てきた田舎の小娘だったときに、知り合いとルームシェアしていたことがきっかけで知り合った。初対面なのに「うぃ!w」みたいなノリだったから正直めちゃくちゃ苦手だった。話すときに語尾につく「~じゃけん」とか「~じゃがん」っていう若干エセっぽい岡山弁も苦手だった。でも、共通の知り合い(女)のいざこざに巻き込まれたときはずっと味方でいてくれて、その女に「勝ち気な女は嫌いじゃけん」と言い放って黙らせたのはしびれた。絶対覚えてないと思うけど。

本職とは別に、DJをやったり(サムネはこのときバーで頼んだテキーラをかけて綿あめを溶かす変な酒)、ラップをしたり、バンドのMVに出たり、見たことのない景色をたくさん見せてくれた人でもあった。年上の異性に対して憧れの存在、っていうのはなんかアレだけど、本当にキラキラしていて、大人になっても自分の好きなことしている姿がすごくすごくかっこよかった。これがわたしが東京の兄貴として勝手に慕っている理由だ。ちなみに恋愛感情はないのかとよく聞かれるがない。まじでない。断固としてない。

昨日、やっと直接会っておめでとうができた。結婚祝いのプレゼントを渡したら「こんな気遣えるなんて…大人になったなあ」って感心しててやっぱり親戚のおじさんみたいだった。

もう仲間内で飲んでるときに深夜に呼び出すことも、ベロベロになって「スカしてんじゃねえ!」とダル絡みすることもできないんだなあ、と思ったら少しだけ寂しいけど、「赤ちゃんがうまれたら抱っこしてあげてね」って言ってくれたのはとてもうれしかった。

結婚おめでとう!末永くお幸せにね!
わたしが結婚式するときは絶対司会やってね!



(兄貴なんて1回も呼んだことないけどwww)


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