見出し画像

"コメディ映画の先駆者"キートンって誰!? 活弁映画大特集vol.3


こんにちは!映画チア部(てつ)です!


みなさんは「コメディ俳優」と聞くと、誰を思い浮かべますか?


近年の日本では、阿部サダヲさんやムロツヨシさん、ハリウッドでは、ジム・キャリーさんやジャック・ブラックさん、『デッドプール』で大ヒットしたライアン・レイノルズさんの顔を思い浮かべる方もいるのでは……??


では、みなさんは「コメディ俳優」の原点と聞かれると、誰の顔を思い浮かべるでしょうか……?


画像2

やはり、真っ先に浮かぶのは、喜劇王と呼ばれたチャップリンさんですよね!


しかし、そんな喜劇王の異名を持つ人物が、同時代に、あと2人いたことは、ご存知でしょうか……??


チャールズ・チャップリンさんに加えて、ハロルド・ロイドさん、そして、バスター・キートンさん。


今回は、そんな三大喜劇王の一人・バスター・キートンさんについて、ご紹介!


彼の主演作『キートンの探偵学入門』は、11月14日の元町映画館でのイベント「ジャムの月世界活弁旅行」でも上映されますので、興味を持った方は、ぜひ、こちらのイベントにもご参加ください!!



バスター・キートンさんとは?

画像1

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/バスター・キートン

バスター・キートンさんとは、三大喜劇王として活躍した喜劇俳優。チャップリンさん同様、演じるのみならず、監督、脚本としても活躍し、数々の名作コメディ映画を生み出した人物。

監督・出演作合わせて、100以上の作品を世に送り出し、コメディ映画の草創期に大きな礎を築きました。


それでは、彼が後の作品に与えた影響とはどのようなものだったのでしょうか?

今回は、彼の代表作3本実際に影響を与えたと言われる作品について、ご紹介します。



ジャッキー・チェンの原点『キートンの蒸気船』

画像4

出典:http://www.amazon.co.jp/キートンの蒸気船-DVD-バスター・キートン/dp……

あらすじ:都会から故郷へ帰ってきたキートン。蒸気船で働くことになった彼は、ライバル客船の娘で幼馴染みのメアリーと再会するが……。

影響を与えた作品:『プロジェクトA2』『プロジェクト・イーグル』

本作の見どころは何といっても、風に様々なものが吹き飛ばされていく町でのキートンのアクションシーン。

倒れてきた家の壁をギリギリですり抜ける壁芸は『プロジェクトA2』で、強い風に対抗して歩くキートンの姿は『プロジェクト・イーグル』でオマージュされていると言われています。



SWでもオマージュ『キートンのセブン・チャンス』

画像4

出典:https://www.amazon.co.jp/キートンのセブン・チャンス-【淀川長治解説映像付き】-DVD-バスター・キートン/dp……

あらすじ:意中の相手に思いを伝えられず、長い年月が経ってしまったキートン。詐欺に引っ掛かり、お金もなくなってしまった彼に訪れたのは、遺産相続のチャンス。1日という限られたタイムリミットのなか、その条件である"婚約相手がいること"を実現しようとする彼だが……。

影響を与えた作品:『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』『プロジェクト・イーグル』

本作のクライマックスでは、主人公・キートンが、大量の丸い岩石から逃れるシーンが登場。『スター・ウォーズ……』では、クライマックスの合戦シーン(予告編では57~59秒辺り)で本作のオマージュと思われる場面があります。

また、『プロジェクト・イーグル』では、ジャッキーチェンがバブル・ボールで草原を駆け抜ける場面があり、このシーンが本作のオマージュとも言われています。



ジョン・ウィックでも引用『キートンの探偵学入門』

画像5

出典:http://www.amazon.co.jp/キートンの探偵学入門【淀川長治解説映像付き】-DVD-バスター・キートン/dp……

あらすじ:映写技師の仕事をしながら、探偵学に励むキートン。ある策略に引っ掛かり、好意を寄せる相手にあらぬ疑いをかけられてしまった彼は、真実を求めて行動へ出る……。

影響を与えた作品:『ジョン・ウィック:チャプター2』

また、人気シリーズ"ジョン・ウィック"の第2弾では、冒頭のチェイスシーンで、唐突に本作のクライマックスシーンが引用。

特に何の説明もなく、壁に本作の映像が映写されているため、一瞬、目を疑いますが、監督によると「幼少期から楽しんできた映画にリスペクトを込めた」とのこと。

映画史に残る革新的なアクションが高く評価された本作ですが、その根底には、キートンさんによる古典映画の大きな影響がみられるのです。


以上、キートンさんの代表作3作品その影響を受けた近年の作品について紹介しました。


今回、紹介した彼の代表作のひとつ『キートンの探偵学入門』は、11月14日の元町映画館でのイベント「ジャムの月世界活弁旅行」でも上映。

興味を持った方は、ぜひ、こちらのイベントにもご参加ください!!


それでは、また、お会いしましょう。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!


執筆:映画チア部 神戸本部 大矢 哲紀


参考

(イベント上映、活弁映画最新作の情報はコチラをチェック!!)

(上映館・元町映画館の情報はコチラから!!)

(活弁映画最新作の支援はコチラから!!)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?