誰もが知るあのアートはいかにして生まれたのか。『キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜』
みなさん、お久しぶりです!(まっぴぃ)です!
先日の”映画チア部とホンネでシネマ#4”では、『SNS-少女たちの10日間-』を取り上げ、ドキュメンタリー映画についてたっぷりとお話しました。
(YouTubeにアーカイブが残っておりますので、まだお聞きになっていない方はぜひ! https://youtu.be/WXctggTTlBg )
ドキュメンタリー映画と聞くと少しお堅いイメージがある方もいるかもしれません。実情を追った分、少し、教科書的になりやすく、社会派な感じがして、敷居が高いというお気持ちも分かります。
ただ、ドキュメンタリーって、その人そのものに触れられるから、めちゃくちゃ面白いんですよ!
少しドキュメンタリー映画に対して苦手意識のある方でも楽しんでもらえるような作品が、現在MadeGood FilmsのWebsiteにて独占配信中!!
その名も『キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜』です!
キース・ヘリングさんのお名前、一度は聞いたことあるという方もいらっしゃると思います。
ユニクロのコラボTシャツが発売されるなど、未だに人気の高いアーティストの一人で、名前を知らずとも、あの独特の作風は誰もがご存知なのではないでしょうか?
そんな彼の、アートに捧げた波乱万丈な人生に迫った作品です!
映画を観る感性はある程度育っていると自負している私ですが、絵画を見るセンスはあまり無いと感じています…
ただ、絵を描いた作者について知るだけで、こんなにも絵の見方って変わるんですね!!
絵って、言葉や説明があまりないから、それを見ただけで何を感じ取ればいいのかあまり分からなかったんですよね。
だから、美術館で何時間もゆったりと絵と向き合える人が正直羨ましくも思っていました。
でも、キースは、「解釈なんてどうでもいい」とはっきり言って、描こうと思ったものを、描こうと思った場所で、筆が踊るように、言葉で話すように描いていく。
まさに、絵画を通して、全ての人たちとコミュニケーションを取ろうとするキース・ヘリングのアートとの向き合い方は、とっても勉強になりました。
さらに、キース・ヘリングのあのポップな絵のタッチだからこそ、社会への疑問を投げかけるような作品であっても、誰にでも愛され続けるのだなと感じました。
彼が現代アートへのハードルを下げ、現代アートのあるべき姿の基礎を作ったと言っても過言ではないでしょう。
恥ずかしながら、私、キース・ヘリングさんが、早くしてもうすでにお亡くなりになられていたことも知らなかったんです。
ましてや、彼が同性愛者であったことも、ドラッグに溺れていたことも。
彼の両親、友人、アート仲間へのインタビューによって明かされていく波乱万丈なキースの人生。
普通なら、強い逆風が何度も吹くような人生なのかもしれませんが、
キースの強い信念、そして、彼の才能によって、彼は周りの人々や世間から愛され続けたのです。
本編でもたくさんのキースの描いた作品が紹介されていますが、中でも、彼の遺作となった作品が最も印象に残りました。
彼は、死ぬ間際まで、アートでコミュニケーションをとることを諦めなかった。
その力強さがにじみ出ていた作品です。
ぜひ、いつか本物を見てみたい!
どんな作品かは、本編で確かめてみてください!
伝説のストリート・アーティストとも言えるキース・ヘリングの半生に迫ったこの作品、53分と短めの作品ですので、気軽に、ドキュメンタリー映画の第一歩としてご覧になってみてはいかがでしょうか?
作品はこちらからご覧になれます↓↓↓
執筆:映画チア部神戸本部(まっぴぃ)
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