見出し画像

人生は祭りだ?!~南米駐在記~vol.8

前回までのあらすじ

出発までずいぶんひっぱった

割にひとたび飛んだら、


びょーん!

ロサンゼルス!

摩天楼ぅぅぅ( ノД`)シクシク…


びょーん!

マイアミ!

ビーチいいい(´;ω;`)ウゥゥ


びよーん!

ボゴタ!

首都おおお( ノД`)シクシク…


と快調に空の旅は過ぎ、

あっさり最終目的地に

到着してしまった。


しかし、ここまでの順調な旅が

一転する出来事が待ち受けていようとは

思いもしなかったのだった、、、



ついに降り立った。

飛行機から降りた瞬間、

異国の匂いがした。

たしかこんなイメージだった


そこは、

「サンティアーゴ・デ・カリ市」


人口約200万人、
コロンビア第3の中堅都市だ。


若干湿った空気、

夜の生暖かい風が

頬に気持ちいい。


約3日間の長旅もやっと

終わりを告げようとしていた。


無事に到着した安ど感と、

未知の場所への不安。


1人ドキドキしながら

タラップを降り、

建物の中へと進む。


滑走路に配置されている

やたらキツイオレンジ色の

誘導灯がまぶしい。

すでに日は落ち、

すっかり辺りは暗くなっていた。

無事に荷物と再会。

南米諸国では預け荷物が

行方不明になることも

よくあると脅かされていたから

ほっと一安心。


拍子抜けするくらい順調。

と思っていた矢先、

1人のお尻のおっきな

黒人職員がなにやら私に話しかけてくる。

「#$#%&%)&$?!」

勢いよくまくし立ててくるが、

言っていることがよく分からない。

はて、困った。

辺りを見渡しても、

東洋人は私一人。

不安でキョロキョロ、

挙動不審な上に、

でっかいスーツケース。


怪しまれないわけがない。


あれよあれよという間に

わらわらと空港職員がよってくる。


もはや恐怖。


矢継ぎ早に質問攻めにあう。


しどろもどろの私に

しびれを切らし、

ついにスーツケースを

開けだした。

何しとんねん!

怒りたくても

伝える手段がない。

なされるがままだ。


続く


追記

最近、空港がリニューアルして、

近代的になったらしい。

なんだか、小ぎれいに

なるのもさみしいなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?