周りは敵で埋まってます#12
〇〇は麻衣との再会で驚いていた
〇〇:な、なんで麻衣さんがここに?
麻衣:知らなかったか?私お前と高校一緒なんだぞ
〇〇:くそっ(運が悪いな俺)
麻衣:そういえば〇〇、うちのベルゼブブがお世話になったね
〇〇:まさか、麻衣さんあなたがあいつを使って俺の友達を襲わせたのか?
麻衣:勘違いするな、あれはあいつが勝手にやったことだ
〇〇:麻衣さんあなたがなんでそのグループの一員なんですか?
麻衣:〇〇お前は勘違いしているぞ?
〇〇:どういうことですか?
麻衣:ストロングエンペラーは私が作ったのだ
〇〇は一瞬にして背筋が凍った
〇〇:な、なんでですか!!
麻衣:始まりは私の猛者狩りだった
〇〇:猛者狩り?
麻衣:私は強い相手を探しにこの学校に来た、でも戦う相手が全て弱いときた、しかも負けた奴がみな私の下に付きたいと言い出した、だから作ったそれだけだ
〇〇:麻衣さん!もう教えを忘れたんですか!武術とは自分の信念を貫き降りかかる暴挙に対抗するもの、決して弱者を痛ぶるものでは無いと!!
麻衣:何戯言をほざいている、この世は力だ!弱いものは全て切り捨てる!
〇〇:なるほど、昔の麻衣さんはもう居ないってことですね
遥香:どういう事、〇〇!
〇〇:俺と麻衣さんは武術の学校で先輩と後輩だったんだ
遥香:えっ!
10年前…
〇〇:麻衣さん、はやいですよ〜
麻衣:遅いぞ〇〇!
〇〇:麻衣さんがバカはやいんですよ〜
麻衣:そんな事ない!次は柔術の授業だぞ!
〇〇:もうやだ〜!
師匠:今回は我が愛弟子と組み手をしてもらう
〇〇 麻衣:押忍!
師匠:ではまず、麻衣前に!
麻衣:はい!
愛弟子:師匠やっちゃていいんですよね?
師匠:やれるもんなら
麻衣:ぶっ倒す!
そして組み手が始まった
師匠:〇〇、お前この組み手をどう見る?
〇〇:実力は麻衣さんの方が断然上ですね
師匠:『実力は?』
〇〇:はい、実力は、でもやっぱ男性と女性ではパワーバランスが全然違うので
師匠:〇〇はよく勉強しているな
〇〇:ありがとうございます!
麻衣:はぁはぁ
愛弟子:おいおい、もう息切れしてんのかよ
麻衣:うるさい!
麻衣:これで終わりチッキ!
愛弟子:かかと落としかよ、しかも脳天から?!
師匠:麻衣、そこまでだ!
〇〇:師匠あの目をしている麻衣さんは止められません
愛弟子:うわーー!!
麻衣は師匠の愛弟子に思い一撃を加えた
愛弟子はもちろん気絶それどころか頭蓋骨陥没、麻衣さんは師匠に酷く叱られた
そこからだった、麻衣さんが拳法の道から殺法の道に外れたのは…
遥香:そんなことが…
麻衣:懐かしい話をするな
〇〇:ここでやりあえばお互い無事ではいられませんね
麻衣:そうだな、後日にしようか
麻衣:その前にストロングエンペラーの手練れがお前の首を狙いに行く
〇〇:くっ…
麻衣:じゃあな、〇〇!戦うその時まで
麻衣はその場から立ち去った
〇〇:遥香、これは修行しないといけなさそうだな
遥香:そうね
〇〇達は今より強くなることを決意した
次の日…
さくら:おはよ!〇〇!
〇〇:おはよ、さくら
さくら:ん?何かあった?
遥香:2人ともおはよ
さくら:おはよ
〇〇:おはよ
さくら:なんか2人とも同じ顔してる、なんかあったでしょ!
〇〇は麻衣のことを話した
さくら:そんなことがあったのね
〇〇:うん
遥香:〇〇はともかく私たちの実力はたかが知れてるわよね
さくら:だねー
〇〇:じゃあ奥の手と行きますか
さくら:どういうこと?
遥香:奥の手?
〇〇:久しぶりに師匠達に会いに行きますか!
to be continued…。
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