周りは敵で埋まってます#15
ベリアル:では参る!
〇〇:望むとこですよ、先輩!
ベリアル:正拳突き!(まずは様子見だ)
〇〇:甘い!
〇〇はベリアルの正拳突きを交わし腕をつかんだ
〇〇:取った!一本背負い!
ベリアル:まずい、受け身を取らなければ!
ぐはぁっ...
ベリアル:なかなかやるな(受け身しきれてないだと?!)
〇〇:そんなもんじゃないでしょ!先輩!
ベリアル:もちろんだぁ!こうなったら最初から全力だ!
〇〇:あの構えは...天地上下の構え!
天地上下の構えとは
片手を天に、もう片手を地に向ける威圧の構えのこと
ベリアル:よく知ってるな
〇〇:お褒めいただきありがとうございます(笑)
ベリアル:思ってもないことを口にするな!
〇〇:はいはい、じゃあ次はこっちから行かせてもらいます!
〇〇は一気に距離を詰めた...
〇〇:上段回し蹴り!
ベリアル:甘い!
ガシッ...
なんと〇〇が放った上段回し蹴りが掴まれてしまった
ベリアル:甘かったな若造!くらえ正拳突き!
ベリアルの正拳突きは〇〇にクリーンヒットした
〇〇:ぐはぁ...
ベリアル:お前咄嗟に内蔵上げしたな
内蔵上げとは
特殊な呼吸法で重要な内臓器官を肋骨の中へ押し上げる秘伝の技
〇〇:よく、お気づきで今の正拳突きは効きましたよ
ベリアル:さっきのお返しだよ
〇〇:粋なことしてくれるじゃないですか(笑)
ベリアル:まあ、次で終わりだけどなぁーー!
ベリアルは再び〇〇の所まで一気に距離を縮めた
ベリアル:終わりだ!くらえ!
奥義 必絶雷轟突き (ひつぜつらいごうづき)
ベリアル:(様子がおかしいな...はっ!こいつ構えを取っていない)
〇〇はベリアルの拳が当たる前に拳ひとつ分下がった
ベリアル:(まずい!)
〇〇:楽しかったですよ先輩!
奥義 動槌砂塵突き (どうついさじんづき)
ベリアル:うわぁぁぁ!
そして...
ベリアル:はぁはぁ、強いなお前
〇〇:いえいえ、先輩こそ
ベリアル:もっとお前にはやく会ってたら俺は変わってたかもな...
そう言ってベリアルは気を失った
〇〇:俺は先輩嫌いじゃないっすよ?
〇〇はその場所を後にした
〇〇:さあ帰りますか
〇〇は靴を履き正門に向かって歩いていた
〇〇:ん?あそこにいるの遥香とさくらじゃないか?おーい!
さくら:あっ、〇〇だ!おーい
遥香:やっと来たね
〇〇:待ってたの?
さくら:うん!
遥香:まあね
〇〇:先帰ってていいよって言ったのに!
遥香:気になっちゃってね
〇〇:何が?
さくら:勝負の結果だよ
〇〇:なんだ気づいてたのかよ
遥香:うん、それで?
〇〇:もちろん勝ちましたよ
さくら:やったー!
遥香:ふぅー、良かった
さくら:ずっと心配してたもんね(笑)
遥香:こら///それは言わないお約束でしょ///
さくら:そうでした
〇〇:ありがとな遥香
遥香:や、やめてよ///
さくら:素直じゃないな〜遥香は
遥香:さ〜く〜ら〜💢
さくら:遥香が怒った逃げろ〜
遥香:待ちなさい、さくら〜!
一方、その頃ストロングエンペラーは...
アザゼル:うそっ!ベリアル君までも...
麻衣:落ち着け一実...
アザゼル:その呼び方嫌いだって〜
麻衣:体のうずうずが止まらないよ
アザゼル:2人でやっと倒せるかどうかじゃない?
麻衣:いや私が1人で絶対倒す...差し違えても!
アザゼル:ルシファーだけずるいよ〜
麻衣:一実には〇〇の周りにいる2人の女子の相手をしてあげてくれ
アザゼル:え〜
麻衣:なんだ教師だから生徒に手上げるのが嫌か?
アザゼル:まさか...弱くてつまんないから拒否してるの!
麻衣:どうだろうな?
アザゼル:ルシファーがそういうんだったらちょっとだけ楽しみにしようかな
麻衣:作戦は明日決行だ!
アザゼル:了解...
to be continued…。
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