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今週の選挙(2024 3.17投票)


 約1か月の沈黙を破り、遂に!「選挙出まくりマン」が帰ってきやがり来ました! と、いうワケで、今週は久しぶりに「今週の彦治」をお送りします。
 合わせて取材に行った松本市長選を含め、7件の選挙を一緒に見ていきましょう。




【今週の彦治】千葉県・横芝光町長選挙

 5期目を目指す現職。 66歳で前回と前々回は無投票当選。 こういう首長は「選挙出まくりマン」にとっては格好の「獲物」です。 2月の松川村長選で供託金没収されてから4週間、狙いを定めに定めて立候補してきました。

 小西氏についてはコチラを御参照いただければと思いますが、昨年8月から首長選に出まくっていて今回が13戦目。 戦績は「勝敗」という点で見れば当然全敗なのですが、供託金没収ラインの得票率10%という視点で見ると「9勝3敗」です。
 しかしながら直近2選挙が供託金没収となっており連敗中。 その原因として小西氏の選挙運動において貴重なツールである「選挙公報」を自治体が発行しないという点が有り(ただし「選挙公報を発行しない自治体」というのは小西氏より最低最悪なク〇だと指摘しておきます)、横芝光町は選挙公報を発行するので得票率10%をクリアする確率は直近2選挙より高くなるでしょう。

 ただ、横芝光町は2006年に横芝町と光町が合併して誕生した自治体で初代町長が現職の佐藤候補。 1期務め2010年の選挙で新人に敗れたのですが、

 2代目町長が “極端な選択” をしてしまい急遽行われた町長選で佐藤前町長が返り咲いたという歴史が有り、そういった暗い歴史を抱える自治体の有権者は変化を嫌う傾向が強く出るのでそれが今回の選挙にどう影響するかが気になります。
 ちなみに選挙公報を見ましたが、かなり気になる点が有ったのでそれについては明日、記事にして御説明します。 お待ちください。


【取材済】長野県・松本市長選挙

 2期目を目指す現職に元信越放送役員、元衆院議員秘書、会社社長、河川の安全を訴え続ける人、の新人4人が挑む全員無所属の選挙です。

 現職は思想性を問わず幅広い支持を得ている一方、あまりにも独善的な市政運営に度々批判が出ています。 そういう方が故でしょうか、新人が4人も乱立し党派性も低い構図となっているため、

 告示日に取材してみたトコロ「こりゃもう決まりだろ・・・」というニオイがプンプンしていましたが、そういったコトや「アレ」な候補者の話など、当落判明後速やかに出せるように執筆していきますので、お楽しみに。

 では、その他の選挙の紹介に移ります。


◎青森県・今別町議会議員選挙(定数7/9人)

 現職5人、元職1人、新人3人が立候補し、政党別では共産が1人立てている全員男性の選挙です。

 振り返られる2008年以降の町議選で女性議員はおろか女性候補すら出ていない今別町。 残念ながらこの選挙でも前時代的な議会の風景は打破できないようです。
 共産候補は2019年に落選した人が2度目の挑戦。 1人いた現職が引退したようなので共産票が集まれば当選は固い、ように見えますが果たしてどうなりますか。


◎茨城県・大子町議会議員選挙(定数11/13人)

 現職7人、元職2人、新人4人が立候補し、政党別では自民が3人、公明と共産が1人ずつ立てた、女性候補2人出ている選挙です。

 共産は前回落選し党の議席を失ってしまった人が再度出馬。 状況から見てなかなか厳しそうに見えますが、返り咲きなるでしょうか。
 また、前回2位4位5位だった自民党公認候補が、最近の自民の没落っぷりを受けて票にどう影響するのかも注目したいです。


◎京都府・笠置町長選挙

 1期務めた現職が「体力に自信がなくなった」とし退任。 次の座をめぐり元京都府議と前回に続いて出馬した元町議の2人による一騎打ちです。

 元府議は立憲公認で2019年に府議に当選しましたが2期目を狙った2023年の選挙で維新の新人にヤラれて落選。 首長に狙いを定めて立候補してきました。 対する元町議は前回の選挙で現職に23票差で敗れて今回雪辱を果たすべく立候補してきて、コチラは自民系が応援しているようで党派性がハッキリ出ている選挙のようです。 コチラも最近の自民の体たらくっぷりがどう票に反映されるのか、注目です。


◎熊本県・球磨村長選挙

 2期目を目指す現職に元県職員の新人が挑む一騎打ち。

 2020年7月に発生した豪雨で村内を流れる球磨川が氾濫し甚大な被害が出た災害から4年。 災害対応への評価や復旧復興の方向性が問われる選挙です。


◎宮崎県・日向市長選挙

 3期目を目指す現職に、5期務めた県議を辞して挑む県議当時は自民党公認候補で今回公明党が推薦する人と政治団体代表の新人2人が挑む選挙です。

 江藤隆美氏の元秘書で自民党公認として県議に当選したバリバリの自民なのに公認候補として出せないトコロが現在の自民の苦境を如実に表しているといえるでしょう。 ゴリゴリの組織戦を仕掛けていると思われます。  関係ないとは思いますが、

 2022年の参院選に国民民主公認で出馬した人が市長選出馬を表明していましたが「脅迫まがいの文書を送りつけられるなどの行為があり、家族などの安全面を考えた」結果、立候補を取り下げたというコトが有ったようで、ドロドロの選挙が行われていると思われます。

 ちなみに「政治代表」の新人は「黄門隊」という団体の人(1人政党?)で「宮崎県民を守る誇り高き地域政党」らしく、2022年に参政党に所属するも神谷独裁者代表と統一教会の繋がりを疑って離党したそうですが、それの情報源としたのが「つばさの党」代表が発信したもので、(現在も同じキモチなのかは不明ですが)離党を決意した当時、黒川なんちゃら氏のコトを「彼こそは、混迷を深める日本において、国民に進むべき方向を明快に示してくれる必要な人物である」と絶賛するような人なので、まぁお察し下さいとしか・・・。

 とにもかくにも事実上の一騎打ち、結果は如何に!


以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。


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